白いハンカチ

ハンカチの白さ眩き若き日の
純真さだけ取り戻したい

走ってた　道端の花笑ってた
どんくさかったな　今も変わらず

賑やかな町が苦手で　あかんねん
侘しささえも　今は安らぐ

吾が往くあの道に花は咲いているか
にもかかわらず　歩いていくだけ

なぜだろう
人けのなき町　訪ねたい
なのに　時にひとを探して

頑張って生きてるあなたが愛しくて
今日もサバの味噌煮を作る

見てみたい私の活字そこにある
あなただけに　届けたい栞

尾道で出会ったねこの懐こさに
あなたを想う　遠き地より

変哲もなきこのうたを届けたい
化粧けなしの　こころひとつ