介護業界の弱点とは?

前回は介護業界とお金の話をしました。
今回はその話をもう少し深く掘ってみて

ぶっちゃけ
ここが弱点だなぁ
と思うところを書いていこうと思います

(完全に個人的な意見です。他意もありません。)

上限が決まっている

大きな弱点として介護保険の性質上
上限が最初から決まっている
ということが挙げられます

たぶんこの事は
多くの介護職員も理解できると思います

どんなにより良いサービスを提供しても
介護保険は単位が決まっていて
それ以上取れないという線引きがあります

政府もこの事についての対策としてなのか
加算や減算を儲けていて
ある一定の条件を満たせば加算され
そのぶん売上が多くなったり
職員の給料を高くできたりします

20倍の付加価値


ただ本当の問題点はそこではないのかなぁ
と思います

というのも
世の中の商品やサービスのクオリティーは
高止まりの状態で
価格設定もそのクオリティに対して
だいたい決まっています

たとえば
吉野家やすき家の牛丼は500円以内で
焼き肉店はだいたい一万円超えるくらい
そして
そのクオリティはだいたい想像がつきますね?
価格は20倍しますが
牛丼と焼き肉の美味しさは20倍でしょうか?

その違いはなんなんでしょう?

そう
焼肉屋には牛丼屋にはない付加価値があるのです

介護業界は価格差がない

介護業界の話に戻すと
介護保険の加算や減算は
20倍もの価格差はありません

つまり
良い事業所も悪い事業所も
サービスの価格設定は同じくらいなのです

もちろん
福祉業と外食業を
同じに見ては良くないかもしれません

福祉業だから
全てが同じ価格設定にしなくてはならない
と言う意見もあるでしょう

しかし
そういった打ち手をしているからこそ
現在の状況は逼迫しており
介護職員の給料も上がらない
介護業界のクオリティーも上がらない
と言うことになっているのだと思います

介護業界のラグジュアリー戦略

飛行機に乗ったことはありますか?
飛行機と言うのは
エコノミークラス
ビジネスクラス
ファーストクラス
と席がわかれています

飛行機を運航させている
お金の大部分を払っている人たちが
ビジネスクラスとファーストクラスを
利用している人たちなんです

言い換えると
ビジネスクラスとファーストクラスを利用する人がいるからこそ
エコノミークラスの値段で飛行機に大人数が乗れるのです

これかそが
ラグジュアリー戦略であって
皆が同じ価格で利用すると
価格を安く設定できず
ぶっちゃけ貧乏人は
サービスを利用できなくなっちゃうんですね

これを介護保険に当てはめると
自己負担割合の話になります
収入の無い人は1割負担
その他の人は2割か3割負担です

これって微妙ですよね?
全要介護者のなかで
1割負担の人が1番多いのは明白です

逆に3割負担の人はだいぶ少ないですよね?

その3割程度で介護保険料を賄えられるとは
到底思えません

微妙に負担割合を増やして
逼迫する介護保険料に対しては焼け石に水

そこで新しい打ち手として
介護業界のラグジュアリー戦略を確立できたら
強いんではないかなぁと考えています

具体的にこういう案がある!
って話ではないですが今考えていることです。

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