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トラウマは克服しない

育った環境では暴力は普通で
動けなくなるまで殴られた上に、ひとりぼっちにされた恐怖は生きても生きても消えない

映画などで暴力シーンがあると、身をもって思い出すのでなんとも言えない怒りと惨めさがザワついてくる

昔は、トラウマを克服しようと様々な治療法で努力した

でも、治療法と先生がどんなにすばらしくても
「これ」がそれを受け止める度量のないまま試みても、ただただ辛さが増して、お金が出て行くだけで
どうしようもなかった

で、どうにかしようとするのはやめて

楽しいこと嬉しいこと、安心を増やす方へシフトした

トコロテン方式で、恐怖を楽しさで押し出す感じ。
生涯これが消えて無くなることはない、て、まず、明らかに見極めた
そして「結果的に、自然と、減り続けてるね」って
日々少なくなっていけば良いと思った

少しずつ少しずつ、楽しさが増えるに比例して、トラウマも同じだけ見れるようになっていった。

見れる度量に合わせて、少しずつ少しずつあの日を見つめながら今に至る

早く終わらせようとしない。

「腫れた足息止めて拭く」ていう歌はトラウマに向き合うので、
ライブでやると、チックが出る
ひどいときは顔面の痙攣が止まらなくて歌えないときもある

そういうのも、今は恥ずかしくない
見守ってくれて有難うと思う。
ありがとう(`_´)ゞ

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