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椿姫
美と永遠の愛
わたしの窓には、空へ向かって竹が並んでいます
笹の葉ざわめいて風をおしえてくれる
星のように透明でかがやいてくれる
ある朝、目覚めてカーテンを開けると
そこに真っ赤な椿が一輪
うれしかった
神々しくて彼女に憧れて
次々と咲きました
赤から次第にピンクも
華やかで彼女たちは喜んでいたの
満開を迎えたと思った
その翌朝、目覚めてカーテンを開けると
汚れのない真っ白な椿が一輪
完璧だった
あゝ 叶わない
真に綺麗ってこういうの
陽の光は正直だね
ねぇ、真っ赤な椿にも真っ白な季節はあったの?