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森や山に囲まれる生活って良くない?

八ヶ岳の時間は心地が良い。

時間の流れが合っているのかもしれないし、空気や水が合っているのかもしれない。

東京で高層ビルに囲まれながら、まるでバベルの塔を建てるように、自分の可能性を追求するのも悪くないし、海辺の家で、母なる海に包み込まれるような過ごし方も素敵だと思う。

でも、八ヶ岳には八ヶ岳の独自の魅力がある。食べ物も美味しいし、星は綺麗だ。だけど、それ以上に独自の「居心地の良さ」があると思う。

日本は古来から八百万の神というように、万物に神が宿るというけれど、八ヶ岳にいると、それがよく分かる。木にも石にもエネルギーが宿っていて、素足で芝生の上を歩くと、私たちは多様なエネルギーに見守られているという感覚がある。

若い時は誰もが自分のことで精一杯だし、それはそれで良いと思うけど、自分の感覚を地球意識に委ねてみると、不思議な安心感があって、それは居心地の良さという感覚に近いのかもしれない。

今まで必死になって手に入れようと考えていたことの多くは、無駄だったり不要だったのかもしれない。人間は一度、リセットする必要があるのかもしれない。

「アチマリカム」と時折、唱えてみても良いし、別に何もしなくても良いのかもしれない。

空を仰ぎ、森を見つめる。木々の揺らぎを感じたり、自然の音を聞いたり。

八ヶ岳での日々は、そんな時間が流れている。

自然に、ゆっくりと流れている。

森や山に囲まれていると、今まで気づかなかった大切な存在を感じられる。そういう日常が、心地よいのだと思う。

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