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【経験者が語る】Ⅰ型糖尿病になるとどんな生活になるの??

知ってる!?実は糖尿病は2種類あるんだよ!!

「糖尿病ってよく聞くけど太っている人がなるんでしょ?」「そういえば、糖尿病ってよく聞くけどなに?」など疑問があると思います。

この記事は、私の原体験をふまえて皆様の疑問や、Ⅰ型糖尿病についての知識、実際に糖尿病になったら、どういった生活になるのかを知ってほしくて執筆しました。

糖尿病ってなに?

悩む

よく聞く糖尿病って皆さん何のことか分かりますか?

よく、「太った人がなる病気」「贅沢病」などと言われていますが、それだけではありません。

糖尿病にも定義があります。

膵臓から分泌される唯一血液中のブドウ糖(血糖)を下げてくれるインスリンというホルモンが存在します。

インスリンの分泌不足、または、インスリンが効きにくいことで、血液中に流れるブドウ糖(血糖)の濃度が高くなってしまうことを糖尿病というのです。。

血液中に糖分が多いと糖が尿からでるため、糖尿と呼ばれるそう。
(通常は尿に糖は出ません)

糖尿病の定義は実はこの様にふわっとしています。厚生労働省が関わっているe_ヘルスネットでも下記のように説明されているのです。
「インスリンの作用不足により高血糖が慢性的に続く病気。(※1)」

では糖尿病について知った所で糖尿病の種類について記載しますね。

(※1).厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトe_ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-048.html)より引用

Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病の違い

Ⅰ型糖尿病

簡単に図にまとめてみました。糖尿病にはⅠ型とⅡ型があります。

Ⅰ型糖尿病

インスリン注射

Ⅰ型糖尿病は小児に多く、体内のインスリンの分泌が完全に不足・欠乏している状態です。食事療法も大切ですが、インスリンが無いと生きていけないため、インスリン注射が必須です。

Ⅰ型糖尿病は原因が特定できなく、大まかな原因と考えられているのは下記の理由があります。

▼自己免疫性
自身の免疫反応により膵臓のβ細胞を破壊

▼特発性(非自己免疫性)
自己免疫機序が原因ではないと考えられるが、特定のウイルスや毒物などが原因とされてインスリン依存状態に陥るもの

Ⅱ型糖尿病

生活習慣

皆が認知している生活習慣病の1つとして有名なのはこの2型糖尿病です。
日本人の糖尿病患者さんの約95%が2型糖尿病といわれています。

成人以降の大人に多くみられるだけでなく、遺伝子的要因にプラスして「ストレス」、「肥満」、「運動不足」、「暴飲暴食」などの生活のみだれが原因で体内のインスリン分泌が悪くなったり、働きが鈍くなり、発症の誘因になります。

最近では小児の肥満が増えて2型糖尿病になる小児も増えているそうです。


2型糖尿病は、糖尿病の遺伝子を持っていても、生活習慣に気をつけて日常生活をおくることができれば、糖尿病になりにくい体をつくることができますね。

私がⅠ型糖尿病になったのは、、


私がⅠ型糖尿病と分かったのは高校の時の尿検査がきっかけです。

2回くらい尿に糖がでると診断され、3回目の診断は、別の高校に行き尿検査を受けるか、直接病院にいくかの選択がありました。

尿検査に引っかかったぐらい大丈夫だろう」と軽い気持ちで私は直接病院に向かうことを選択しました。

最初は地元の病院に行ったのですが、看護師さんから「ここはだめよ!合併症の患者さん多いから。若いのにもし糖尿病だったら治療が大切だから大きい病院にいきなさい!」と言ってくれたため、旭中央病院にいくことにしました。

正直そんな一言を聞いた時には不安が凄かったです。(笑)

診察を受けた状況

尿病の検査を受けて、ドキドキしながら診察結果を待ち、、、、、、
その結果”糖尿病”と診断されました。

ぶっちゃけ、当時も私は太っていたため、「やばい、、、どうしよう」と冷や汗をかき、
そばにいた母も「太りすぎだからか」的なことを冗談でいいつつショックを受けたわぁ....

そのあと、「そっちの糖尿病ではなく、Ⅰ型糖尿病の方です」と先生から聞きました。

当時、糖尿病といえば「太りすぎ」、「生活習慣病」などのイメージがあったため、驚きましたね。

私が糖尿病になった原因

私が糖尿病になった原因はなんと「風邪」です。

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実は中学の卒業が終わり、少し長い春休みの間に大風邪をひいたんですね

原因はまさかの風邪(ここ重要)

医師が言うには「風邪菌が膵臓に入り、それを追って長谷川さんの免疫細胞も膵臓に入って長谷川さん自身の膵臓を破壊してしまったとおもいます」

えっ???うそやん??自分で自分を攻撃してる(笑)と当時はショックもありました。

ちなみに先生曰く「Ⅰ型糖尿病は雷に人があたる確率らしいです(笑)」それを聞いた瞬間母と「本物の雷じゃなくて良かったわぁ」ってなったのがいい思い出。(笑)

糖尿病と分かる前にあった症状

実は、尿検査を受ける前に、「めっちゃ喉がかわく」「だるすぎて動くのがきつい」「2、3カ月で体重が10kg以上落ちた」など色々症状があったのです。

体重に関してはてっきり、片道1時間の自転車をこいでいるから、痩せたのかと思っていました。

医師が言うには高血糖といって命に関わる症状らしいです。あと1,2カ月診察が遅かったら死んでいたと言われたのが苦い思い出(笑)。

皆さん!特に体重が突然めっちゃ落ちたら要注意です!!

糖尿病になってからの生活

インスリンセット

糖尿病と診断されからまずは定期通院になりました。

糖尿病手帳は無料でもらえます。

高血糖の際は運動をしては危険ということだったので、母に学校の送り迎えをして貰うことになりました。(本当にありがとう、助かった)

Ⅰ型糖尿病はインスリン注射がないと生きていけない為、毎月の通院が必要となります。
その他にも必要な検診もあるため、下記に記載をします。

【内科】
採血、血圧、尿検査などを行い、診察を受けます。インスリン注射を貰うためにも通うことが大切です。

【眼科】
「糖尿病の検査をお願いします」と受付に言うと検査をしてくれます。血糖が高いと失明をしてしまう可能性があるため、この検査も大切ですね。


【歯科】
歯周病や虫歯と糖尿病にも関係が深いです。
特に歯周病などになると血糖のコントロールが難しくなります。

医師「入院はいつしようか」、私「えっ!?入院」!?

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医者に入院をすすめられた時は冷や汗をとてもかきました。

そうしたら、糖尿病の患者さんは一週間ぐらい検査入院と今後どういった生活をしていくかを知る必要があるため、入院をするそうです。

私の場合は高校生だったのもあり、糖尿病と分かった診察を春ぐらいに受け、夏休みに入院をすることに....

入院中に行ったことはざっくり下記のことがあげられます。
・病院食を食べ自分の食事の適正量を知る
・管理栄養士から食事についてざっくり教わる
・眼科や歯科にて検診を受ける
・膵臓がどれぐらい分泌できているか調べる
・低血糖の症状を知る


病院食を食べ自分の食事の適正量を知る

ごはん

病院食を食べることで自身の食べる食事の量はこのぐらいだと把握します。

我が家はご飯は食べたい人は適当に食べる方式でした。

私はどんぶりで白米を食べるだけっだったり、食パンを焼いて食べるなどの生活だったので勉強になりました。以外に食べれたから苦はなかったです。(笑)旭中央病院のご飯は美味しかったので。(笑)


管理栄養士から食事についてざっくり教わる

管理栄養士

管理栄養士という職種をこの時に初めて知りました。
(後に私は管理栄養士を目指します(笑))

食品交換表という本を使用し今後の食事の相談をうけます。

例えば、ご飯50gは80キロカロリーという目安があるため、誰でも簡単に計算ができるのです。

糖尿病の食事は制限があるというより、一般的な健康的な食事をするというイメージが強く残りました。


眼科や歯科にて検診を受ける

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糖尿病と診断されたら、現在合併症がどこまで進んでいるかの検査を必ず受けます。

眼科の先生とかに良く「突然失明するんだからね」「悲惨だから」など色々話を聞き、とても不安になったのを覚えています。



膵臓がどれぐらい分泌できているか調べる

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これは採血で結果が分かります。膵臓からインスリンがどれぐらい分泌するかを検査するには、朝起きた時、朝食前後、昼食前後、夕食前後、寝る前に採血をします。

1日7回やったかな?うろ覚えなのですが、一日点滴の管みたいなのを指しっぱなしで血を取っていました。

だって、、、、7回細かく注射針指されるの嫌だったんだもの、、。

低血糖の症状を知ろう

体調悪い

低血糖になると起こる症状を理解するために、一度かかりつけ医と一緒に限界まで動こうというのをやりました。

実際に低血糖にならないと自分で判断ができなくて、ブドウ糖を補給するなどの処置が遅れてしまうのを防ぐらしいです。

そのため、ジムにある様な自転車を1時間以上こいだり、体育館をかりてボクシングをしたり、思いっきり医師と一緒に動いて楽しかった経験があります。
ちなみに、たまたま私の担当医がボクシング大好きなのでやらせて貰いましたが、がっつり動いたり、ボクシングをしたりするのはまれだそうです。(笑)

正直楽しかったのであの先生で良かった...と思いました。

月にかかるお金はいくらぐらいなの?

お金悩む

ぶっちゃけ皆さんお金が気になると思います。

内科で私の場合は(薬やインスリン注射を含め)月に2~3万かかります。

あくまで、私の場合ですので、人によってインスリン注射の量が違ったりするので金額は左右されます。

Ⅰ型糖尿病は「小児慢性特定疾病」として医療費の助成対象となる為、20歳までは月々3000円~5000円ぐらいだったのでとても助かりました。
(市によって保障してくれる年齢や金額も違うらしいです)

けれど、20歳を過ぎたら月の医療費が高く、正直困っています。

一般的にペン型注射器などによるインスリン補充療法は月に15,000~20,000円とされています。
これらの金額は社会人でも決して安くはないです。さらに高齢になって年金生活となると不安がヤバいです、、。

もし、新しい治療方法や医療機器などが導入されても医療費はめっちゃ高くなると思います。

今の日本では1型糖尿病の治療は膵臓移植以外、治る方法はないそうです。

そのためⅠ型糖尿病の患者は一生、生きるために医療費を払い続けることになります。

例えば60年間通院すると、なんと1,000万円を超えます。うわっやば、、、


<まとめ>

いかがでしょうか。

糖尿病にも種類があって、Ⅰ型糖尿病は原因不明の自己免疫系、Ⅱ型超尿病は生活習慣により発症します。

私みたいに風邪から糖尿病になるパターンもあるらしいので、日ごろから体調管理がとても大切です。

Ⅰ型糖尿病になると毎月の通院が待っています。(笑)
通院する期間は人によりますが、だいたいは下記の通りです!
▼内科
毎月通院。インスリン注射を貰うためにも必要
▼眼科
半年に1回などたまにでOK!
▼歯科
年に1回でもいいらしい

突然糖尿病になり、不安になると思いますが、短期入院により今後の生活を教えて貰えるので大丈夫!

短期入院で学ぶこと
・病院食を食べ自分の食事の適正量を知る
・管理栄養士から食事についてざっくり教わる
・眼科や歯科にて検診を受ける
・膵臓がどれぐらい分泌できているか調べる
・低血糖の症状を知る

また、日々の通院でお金に困るので、地元の市役所に相談をしてみると「小児慢性特定疾病」について教えてくれるとおもいます。


頑張る

最後に、糖尿病だからって普通の生活ができない訳ではありません!!!

一緒に頑張って生きていきましょう!!!


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