
血糖値の乱高下は攻撃性を引き出す。
血糖値の乱れは、人をイライラさせるそうです。
なぜなのでしょうか?
私たちは、ストレスを感じると、甘いものが欲しいなぁと思います。
甘いものを食べると、一瞬、「しあわせホルモン」と言われる、セロトニンが出るからです。
でもそれは長続きしません。
甘いものを食べると同時に、血糖値がぐわん!上がります。
上がりすぎると、下げて中庸を保とうとするのは、株式市場も身体も同じです。
皆さまご存じのインスリンというホルモン。
これが血糖値を下げるわけですが、インスリンがガン!と出て、血糖値がぐわん!と下がると、
今度は「下がりすぎだぜ、ベイビー」とばかりに、おせっかい野郎が出てきます。
アドレナリンとコルチゾールです。
この二つは、血糖値をあげる作用があります。
上がって下がって、また上がる。
乱高下、です。
アドレナリンというホルモンの名前を、聞いたことがある人の方が多いでしょう。
なんとなく、ボクサー・・・と連想すると思います。正解です。
危険とスリルに対処するためのホルモンだからです。
コルチゾール。こっちは別名、ストレスホルモンといいます。
ストレスを感じているときに、「対抗」して出てきます。
「ストレスに耐えるぜ!俺は負けないぜ!」というホルモンです。
どっちもアグレッシブですが、
アドレナリンが「他人に対する攻撃」だとしたら、
コルチゾールは、「自分に対する攻撃」という面があります。
それが非常に厄介で、
・筋力低下
・不眠
・記憶をつかさどる海馬の萎縮
・不妊
さらには、慢性疲労を引き起こしたり、
コルチゾールは、かなりの気難し屋なのです。
他人に対してアグレッシブなのも、良くありませんが、
この世で一番たいせつな自分自身を攻撃するのは、もっといけない。
ストレス解消!が甘いものやお酒に行く人は、解消の方法を考え直した方がいいかも。

