栄養療法ことはじめ(4)虚弱からの脱出
「鉄卵を緑茶の中に入れると、鉄の成分がお茶に染み出て真っ黒になる。それを飲んだら、鉄が摂れる」
そういう話を聞いて、早速やってみようと、やり方を色々と試行錯誤しました。
結局、緑茶のペットボトルに、鉄釘を放り込むのが一番楽だということがわかって、今は15センチもある鉄釘を、買ってきた緑茶のペットボトルに入れています。
鉄釘をうっかり、飲んでしまわないように、ペットボトル用の携帯茶こし、チャッティーという便利な道具も見つけました。
意外と高いですかね。
飲み始めるにあたって、どれくらい飲むとも決めず、ペットボトル一本を半日で飲み干すこともあれば、冷蔵庫に一晩おいて、二日で飲むこともあり。
てきとーに始めたんですが、一か月くらいで効果に気づきました。
「あれ、なんだか最近元気だぞ」と。
半年たつころには、
「あれ、前ほど風邪ひかないかも」
また半年たつ頃には、
「たくさん飲んだ方が、元気になるっぽい?」
私は物事に取り組む力が弱い方で、何事もやり始めは、とにかくダラダラ。
やったり、やらなかったりしながら、次第にやる方に方向付けしていくタイプ。
短期に結果を出せる人の真逆で、時間はかかるけど、始めたら長く、あきらめずに取り組める性格。
ダラダラやっているなりに、ハッキリわかることもある。
飲み始めて、今で4~5年たちますが(開業と同じ頃だと思うので)
自分なりにアレンジして、ビタミンCと一緒に、鉄緑茶を摂ると、効果を3倍くらい強く感じられるなんてことを発見しました。
後で知ったんですけど、ビタミンCは、鉄の吸収率を上げてくれるってことは、有名な話だったようです。
さらに「なんか健康に良さそう」と根拠もなく重曹をビタミンCと一緒にぶち込むと、不味さが一気に5倍くらいになりますが、即効性も上がる気がします。
こちらは根拠なく、体感です。
どうしても元気を出したい、寝不足な時に、しぶしぶやってます。
現在では、鍼灸学校の学生だった時のように、風邪で寝込むことないので、新型コロナがこんな風に大変猛威を振るっていますが、私自身は、あまりナーバスにならずに済んでいます。
たかが風邪で死にかかっていた頃の、私のままだったとしたら、コロナを恐れて、院を閉めて、帰郷していたかもしれません。
それくらい心身ともに弱かったので。
わたしは、うつ病関係なく、生まれた時から体質が弱く、慢性的に扁桃腺が腫れっぱなしという体質だったので、うつ病以前から風邪は引きやすかったのです。
鉄茶を飲み始めて、ここ4年、ほとんど風邪はひいていません。
6年前には、一回風邪をひいたら、病院にある抗生物質を一通り全部飲むほど、風邪が治らなかったのですが。
(抗生物質はウイルスには効かない…常識ですが、どの病院に行っても風邪薬で治らないものだから、最後は抗生物質が出ていました)
もちろん、すべてが鉄緑茶のおかげとは言えないかもしれません。
学生生活より、個人事業主の方が性に合っていただけかもしれませんし、開業当初は仕事もヒマで、身体に無理がかからなかったのかもしれません。
それでも、鉄緑茶との出会いが、栄養療法に目覚めるきっかけでした。
鉄緑茶を教えてくださった、野中鉄也先生のおかげです。
(注)鉄釘を使うといったアレンジは、私の責任で行っていることです。