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自分の感受性-人の感受性は代わりにならない-

「妻は私と同じものを何十年も食べてきたのに、白内障にならなかった」

三石巌先生が、分子栄養学を着想したきっかけでした。


当時、「遺伝子」というものがよくわかるようになってきたばかりの頃で、三石巌先生は、分子生物学(遺伝子で生物を見ること)からご自身の栄養学を分子栄養学と名付けたのです。


つくづく栄養療法は自己責任。

栄養の摂り方は自分の感覚、自分の感受性次第で、

他人の頭を完全に頼りきることはできないんだ、

そう思う経験をしました。


ダイエットのとき、プロセスチーズが良いと聞いてそれを盛んに摂ったんですけど、食べるたびに胸が張ったので、すぐ食べるのを止めたんです。

それが良かったのか、先日、乳がんの疑いで乳腺外来で針生研を受けたんですけど、本日結果が出て大丈夫と。

もし、あのとき、私が、頭で考えて「プロセスチーズは良いはずだ」と食べ続けていたら…そう考えると恐ろしくなります。


人によって体質はバラバラ。

プロセスチーズそのものは良いものかもしれませんが、私の体質には合わなかった。

合わないものを無理やり食べることは、病気を作り出すことになる。


そう言えば、マッ〇のシェイクを飲んだ後、異様にしんどくなったことがあり、それから一度もマッ〇には行っていません。

私の同居人のAさんは、食べ物の自分の体に合う合わないってことにとても敏感で、

たとえば、コーヒーは最大で一日2回まで。平日は飲まない。

飲む銘柄についても、〇〇コーヒーは合う、他のメーカーは合わないから飲まない。

同じインスタントのコーヒーでも、銘柄まで、自分に合う合わないが分かるみたいです。


私もAさんを見習って、これから何か食べるとき、これまで以上に感受性を働かせようと思いました。

感受性…誰かの感受性は、私の感受性の代わりにはなりません。あなたの感受性の代わりにも。

自分の感受性、磨きましょう!


自分の感受性ぐらい 

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて


気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ

「自分の感受性くらい」  茨城のり子


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