「知りながら害をなすな」一円にもならない布教活動
藤川徳美先生の著書、
『すべての不調は自分で治せる』を
当院の公式LINE上で解説しています。
栄養療法にちょっと興味がある方、
最小限、やり方だけでも知りたい
栄養療法はどんな病気に効果が期待できるのか知りたい
そんなニーズに一冊ですべて応えてくれる本です。
LINEで伝えられることは少しずつですので、全部解説するのに何十回かの連載になっていますが、毎日ちょっとずつ記事が届く形式の方が、
「一冊の本に挑むより気が楽~♪」
って方は少なくないので、
noteの人は、活字を追うことに苦労がない人が多いと思いますが、
世間の多数派は、本にとりかかること自体が、億劫…
本が売れない理由って、勉強したい人が少ないとか、減ったってわけじゃなくて、本ってものが、コンテンツ密度高すぎて、とっつきにくいから。
言ってしまえば、ブログや私がLINEで、藤川先生の著書を細切れに解説するのって、
UX改善!
(横文字かっこいい)
藤川先生の本を、ほんまはたくさんの人に読んでほしいけど、大事なのは本を読むことじゃなくて、
内容をできるだけ正確に伝えることだと思うから、
そして、当院に来る患者さんには、なんちゅーても、はよ治ってほしいしね。
そういうわけで、せっせと一円も入らない布教活動にいそしんでおります。
でもこれって、それほど善意だけでやってるわけでもないんです。
やっぱ「正しい知識」を学んでもらった方が、私も仕事をやりやすくなるんです。
患者さんが早く治れば、それが私の成果になる。
そして、自分の懐に利益を入れないからこそ、信用にもなる。
これが案外馬鹿にならんと思ってます。
もともと私が栄養療法について、語れる立場にない…ただの鍼灸師ですしね。
それも良いと思って、とくになんちゃら協会とか、そういうのに入る気もない。
きれいごとちゃうんですよ。
これは、ドラッカーがプロの在り方として、書いていることです。
お医者さんは、栄養が身体を作っていることを「知っている」
でも、患者さんの栄養や、運動、睡眠の状態について、あんま煩いこと言ったりしません。
「商売」としては、それが正しいです。
家庭教師が、生徒にうるさく言えるのは、家庭教師の真の顧客が、生徒じゃなくて、親だから。
生徒にはなんぼでもうるさく言えますが、親にはあまり言わない。
毒親なんか腐るほどいるはずですが。
スポンサーに遠慮しながらじゃないと、モノが言えないような世の中は、その段階から、ゆがみはじめています。
どこかでストッパーかけなきゃいけない。
お金をもらったら、本当のことを本当にいえないのなら、お金をもらわないようにしなきゃいけない。
私は鍼灸治療ではお金をいただきますが、栄養療法については、ただただ「うるさく言う」だけです。
甘えんな。
自分のためにできることは、まずやれ。