信じるだけでも、戦うだけでも守れない!
“魔がさす”対策してる?
ふと目にしたポスターに、こう書かれていました。
「万引きに、絶対負けない!」
…この言葉を見た瞬間、あるセミナーでの言葉が蘇りました。
以前、組織運営についてのセミナー作りをサポートさせていただいた方が熱心に語ってくださった一言
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「どんなに信頼している人でも、“魔がさす瞬間”がある。
だからこそ、その瞬間に悪いことをできない仕組みが必要なんです。」
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この言葉、すごく印象的でした。
信じることと疑いの目を持つこと
ぼくたちは、仲間を信じることが大切だと知っています。
仲間を疑ってかかったり、信じられないという
気持ちを持ち続けたりするのは
嫌ですよね。
でも、どれだけ信頼してきた相手であっても、
“魔がさすとき” ってあるんですよね。
たとえば、ニュースで時々耳にする
「横領事件」や「情報流出事件」。
もちろん、そんな事件を起こした人が悪いのは間違いありませんし、擁護したいわけでもありません。
でも、「その人が“魔がさしたとき”、止める仕組みはあったのだろうか?」 と考えることも大事だと思うんです。
自分への疑いの目
これって、企業だけじゃなく 自分のビジネス でも同じじゃないでしょうか?
たとえば、起業したばかりの段階でこんなことはありませんか?
• 本当は、早く自分のビジネスを進めたいのに、日々のタスクに振り回される…
• 自分のことに集中しなきゃ、と思ってるのだけど、他人のことばかり手を出して流されている
• 考えてばかりで、最初の一歩が踏み出せない…
そんなとき、つい思ってしまうんです。
「どうして私は、自分のことに集中してちゃんと進めないんだろう…?なぜ、こんなにも流されて時間を無駄にしてしまうのだろうか。」
でも、それって “自分が悪い” んじゃなくて、仕組みが足りていない だけなのかもしれません。
仕組みと仕掛けを作ってる?
何も考えずにサクサク進めるような “未然に迷いを防ぐ仕掛け” があれば、もっとスムーズに動けるんです。
例えば、店舗にとって万引き被害をゼロにするのは簡単ではありません。
でも、だからといって 「お客さんを疑い続ける」 お店には、誰も行きたくありませんよね。
そこで大事になるのが、“魔がさす瞬間”を未然に防ぐ対策。
店内の見えにくい場所に鏡を設置したり、センサーを置いたり、犯罪が起きにくい仕組みをつくることです。(多くのお店でされてますよね)
同じように、自分のビジネスでも
「迷いや不安が生まれたとき、自然とストップをかけられる仕組み」 を取り入れておくことが、
結果的にあなたを守り、進みたい方向に導いてくれます。
最後に、こんなことを思いませんか?
「私は一人でも頑張れるはず」と信じたい気持ちと、
「でも本当にできるのかな?」と自分を疑ってしまう気持ち。
信じることと疑うこと、このバランスを取るのは本当に難しいです。
だからこそ、“自分が魔がささない仕組み” をつくることが大切なんです。
「一人で頑張りすぎないために、迷ったときに軌道修正できる仕掛け」
それが、“仲間” であり、“場” であり、“仕組み” だなと思ってます。