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やらなきゃ!➤やりたい! になる脳科学のヒント


「やりたいことがたくさんあるのに、なかなか進まない」。こんなもどかしさ、感じたことはありませんか?

その原因、実は「言い訳」にあるかもしれません。でも、ちょっと待ってくださいね。言い訳を“敵”だと思って追い払おうとするのは、あまり効果的じゃないんです。

もっと優しい、そして効果的な方法があります。それが、「言い訳をリスト化する」ということ。この方法を試すだけで、“やらなきゃ”が“やれる!”に変わるんです!

言い訳を味方にする5つの脳科学的理由

1️⃣ 自己認識の向上(メタ認知の強化)

人は自分の行動パターンに無自覚なことが多いもの。でも、言い訳をリスト化すると、「自分はこんな時に言い訳しがちなんだ」と気づくことができます。

この自己認識が、脳の自己モニタリング機能を強化し、無意識の行動に気づけるようになる効果を生み出します。言い訳を「意識できる」だけで、行動が変わり始めるんです。

2️⃣ 新しい神経回路が形成される

脳は「使う回路が強化される」性質があります。これを「脳の可塑性」と言います。

言い訳をリスト化し、毎日見返すことで、「またこの言い訳をしそうだな」と気づく習慣が生まれます。この繰り返しが、新しい神経回路を作り出し、言い訳をしない思考パターンを強化していくんです。

3️⃣ プライミング効果が働く

「プライミング効果」とは、事前に見た言葉や情報が、その後の行動に影響を与える心理現象のことです。

言い訳リストを作って毎日見返すことで、「このシチュエーションで言い訳しそう」という意識が脳に刷り込まれ、自然とその言い訳を避けるようになります。

4️⃣ 習慣の書き換えが可能

私たちの行動の80%以上は無意識の習慣によるものだと言われています。

つまり、今の自分を変えたければ、無意識の習慣を変える必要があります。言い訳リストを毎日チェックし、「言い訳している自分」に気づき、修正する。このプロセスを繰り返すことで、言い訳する習慣が「言い訳しない習慣」に書き換わっていきます。

5️⃣ メタ認知が強化される

「メタ認知」とは、自分の思考を客観的に観察し、制御する力のことです。

言い訳を観察する習慣を身につけると、「今、自分は言い訳しそうだ」と気づく力が高まります。すると、言い訳だけでなく、普段の思考全体もポジティブにコントロールできるようになるんです。

今日からできる! 言い訳リストの作り方

それでは、早速「言い訳リスト」を作ってみましょう!

  1. ついつい言い訳してしまうシチュエーションを書き出す

  2. どんな気持ちの時に言い訳しやすいか、具体的に記録する

  3. 毎日見返して、「あ、またこのパターンにハマりそう」と気づくようにする

たとえば、「今日は疲れているから後回しにしよう」とか「時間がないから無理だ」といった言い訳をリストに追加してみてください。そして、「またこの言い訳をしている!」と気づいた時に、「でも、5分だけならできるかも」と思えるようになっていくんです。

まとめ:言い訳を“敵”にしないで味方にしよう!

夢を叶える秘訣は、言い訳を無理に抑え込むことではありません。言い訳をリスト化して、脳の仕組みを味方につけること。

「言い訳をしてはいけない!」と自分を責めるのではなく、言い訳を観察し、気づく力を育てることで、気づいたら「言い訳しない自分」に変わっていきます。

さぁ、今日からあなたも言い訳リストを作ってみませんか?

“やらなきゃ”が“やれる!”に変わる、小さな第一歩です。


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