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叶えたいと思うほどこじれていった話

少し前に、私のクセで気づいたことがありました。

お仕事に一生懸命取り組まれる方や、どうしても叶えたい大きな願いがある方は、もしかしたら私と同じところでつまずきやすいのではないかなと思い、自分への備忘録も兼ねてこのnoteを書いています。

脳トレをはじめて3年経ち、現実の変化を経験してきたこともあり、これまでの自分のやり方は間違っていないし、このままいけば本命の願いも叶えられると信じていました。

だけど、急にそのやり方が通用しなくなりました。

何度もコンサルをお願いしアドバイスをいただいて実践してみたけど、現実はこじれるばかりで、お金も時間も心もすり減っていきました。


自分の気持ちがわからなかった時期に取組んだこと

脳トレをはじめた初期の頃、自分の気持ちや感じていることが全くわかりませんでした。

まずは自分が何を考えているかを認識して、心の動きに敏感になることが大切だと知り、その日に感じたことや心の動いたことなどを、メモするようにしていました。

「今日も仕事がうまくいかなかった」という仕事の話から、「久しぶりにななチキを食べたけど、やっぱりファミチキの方が好きだ」というくだらない内容まで、些細なことでも自分の心の動きを感じるようにしていました。

個人コンサルも定期的にお世話になり、アドバイスをいただくことで、自分の中にある思い込みに気づかせていただき、どんどん自由に自分の未来を望むことができるようになりました。

また、自分では思いつかないような未来や欲しいもの、理想の自分の姿を見せていただき、夢がどんどん広がりました。

このように取組んでいったことで、脳トレを始めて半年も経たないうちに、「築40年の社宅からの引っ越し」というオーダーが叶いました。このことがきっかけで、「私も願いを叶えられる」と、自分との信頼が強くなっていきました。


ここから先に行けない

願いを叶えられるという自信がついたこともあり、仕事や恋愛に大きな変化がありました。

仕事では、理想の場所で仕事ができるようになり、恋愛では、好きな人とのお付き合いが始まりました。

▽詳しい内容はそれぞれまとめています▽

仕事も恋愛も軌道に乗り始め、彼との関係も悪くはなかったため、このまま何も起きずにうまく結婚まで運んで、楽しく過ごしたいと望んでいました。

ですがそう簡単にはいかず、彼との関係はこじれはじめ、また悩み続ける日々が始まりました。

彼との関係に悩み続けましたが、「脳トレを学んでいるから大丈夫」という自信があったし、個人コンサルでのサポートもあったので、何とかなるはずと思っていました。

なので、その時期には短期間に複数回コンサルをお願いし、自分と向き合いました。

いつもなら、コンサルでいただいたアドバイスをもとに動いて行けば良い方向にことが運んでいったのですが、この時はそう上手くはいきませんでした。

彼との関係はうんともすんともよくならず、距離が遠くなるような感じがするばかり。

進みたいのに進めず、言われたことにはきちんと取り組んでいるのに状況は改善しない。
今までのやり方が通用せず悶々としながら、冷えていく彼との関係に寂しさやむなしさ、「やっぱり私の恋愛はうまくいかない」という絶望感を抱え、現実に通行止めされたような気分でした。


知らず知らずのうちに主導権を手放していた

現実から通行止めをくらってからは、コンサルを受けるのをやめ、twitterなど脳トレ関連の情報を一旦遮断し、自分自身と静かに向き合うことにしました。

そこで気が付いたことが2つありました。

①小さな変化を見逃していた

脳トレを開始した初期の頃は、あれだけ自分の心の動きを注視していたのに、脳トレ歴が長くなり慣れてきたこともあってか、自分の心の細かい動きを見過ごしていました。

具体的には、個人コンサルでナビゲーターの方とお話していた際、自分の中でしっくりこないことや、納得できない、もやもやすると思ったことがあっても、「ナビゲーターの方が言うのだから正しい」としてしまっていました。

これは過去の経験が関係していたからでした。
コンサルでの会話がコンサル当日にはしっくりこなくても、数日後、数ヶ月後にとてもしっくりと腑に落ちることが私には多くありました。
なので、今は理解できなくてしっくりこなくても、近い将来必要なことなのだろうと思い、自分の中のもやもやをそのままにして飲み込んでいました。


②コンサルでのアドバイスが絶対になっていた

コンサルではたくさんのアドバイスをいただきました。いただいたアドバイスに取り組んできたことで、これまでは状況が好転してきたので、いつしか私の中で「ナビゲーターの方からのアドバイスに取組めば願いが叶う」「アドバイスは絶対」になっていたのでした。

「願いを叶えたい」と望み、素直にアドバイスを実践できるのは私のいい点だと思っていましたが、それが使い方を間違えるとこじらせの原因となったのでした。

いただいたアドバイスについて、自分の中で「しっくりこない」「あまりやりたいと思えない」、こんな気持ちが出てきたとしても、「願いを叶えるために必要だからやらなきゃ!」と自分の中の違和感を無視して取り組んでいたのでした。


主導権を取り戻す

引きこもって自分と向き合っていく中で、①、②のように、願いを叶えるために、自分の心を無視して必要と思われることをひたすらにやっていたことに気が付きました。

脳トレの初歩の初歩、自分の心に耳を傾けることを放棄して、結果が欲しいばかりに行動ばかりに目を向けていたがゆえだと思います。

これは、自分の仕事をする時のスタイルや、小さい頃の行いと似ていました。

営業の成績を達成するために、気乗りしないけど上司の指示通りの営業を行ってみたり、納得していない案だけど部の方針だから仕方ないと案件に取組んだり。

上司の指示や方針が間違っているわけではないので、それなりに成績もあがりましたし、案件もうまくいきました。

指示通り仕事を遂行すると、上司からは仕事がしやすいと褒められましたし、遂行能力も評価されました。そうやって仕事がうまく運ぶようになると、最初はイヤイヤ従っていた指示も抵抗なく受け入れられるようになり、「これが最善」といつしか思うようになっていました。

小さい頃、学校でも同じようなふるまいをしていたことを思い出しました。
学校の先生のいうことをきちんと聞いて、それなりに成績もよく、生徒会に推薦されたりと、先生たちに気に入られていたと思います。

脳トレも同じで、これまでそれなりに現実の変化も体感しているし、いい方向に進んできていたので、これが”正解”と疑わずにここまできました。いつしか自分の気持ちや主導権を放棄して、願いを叶えるための手段に固執するようになっていきました。

1人こもって自分の心と向き合う中で、やっと自分の人生の主導権を放棄していたことに気が付き、主導権を取り戻すことを決めたのでした。


初心忘れるべからず

主導権を取り戻すと決めてからは初心にもどり、自分の心の動きを注視し、些細な動きや望み、感情も大切にするようにしました。

彼との関係が悪化する前の私は、「このまま結婚できればそれで十分」と思っていましたが、心の奥では「それで十分」な恋愛や彼との関係は望んでいなかったようでした。

「結婚」という大きな願いを叶えるために、小さな心の声を見なかったことにし、違和感のある行動も願いを叶えるために行っていたため、「そのままじゃダメですよ~!この先に行けませんよ~!」と通せんぼされていたのだと思います。

その後は、モヤモヤを感じた点は見逃すのではなく、心の中の「モヤモヤボックス」に一旦入れて、今後しっくりきたら採用、モヤモヤするなら理由を探すなど、細かな心の変化を大事にするようにしました。

コンサルでいただいたアドバイスも同様に、しっくり来たものは採用、その時しっくりこなかったものは心の中の「保留ボックス」に入れて、採用するか今は見送るかを見極めるようにしました。アドバイスももちろん大切にしましたが、一番は自分の心を大切にするようにしました。

それを繰り返していくことで、現時点で彼との関係で一番欲しいものを見つけました。それをオーダーしたところ、彼との関係が改善し、甘々な彼が登場し、今も日々仲良く過ごしています。

長くなりましたが、現実に通せんぼされて前に進めなくなった話でした。

行き詰った時こそ、初心に戻ってみるのもいいのかもしれません。

ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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