公務員で綴る Advent Calendar 2022
テーマ:「多様性を認める鍵」
皆さま、大変お久しぶりです。タケゴンです!
今回、仲間が企画してくれた「公務員で綴る Advent Calendar 2022」に参加しました。
この「アドベントカレンダー」は、12月1日からクリスマスまでの期間、みんなで1日ひとつ記事を投稿してカレンダーを作ろう!というイベントです。
内容は、「2022年を振り返る」ということで、こんな仕事をした、こんな体験した、こんな人と出会った。 一年を振り返って、今、こんなことを考えている。 などなどです。
全国各地の仲間たちが、2022年を振り返るリレーブログとなっております。 公務員の読者はもちろん、公務員以外の方にもぜひ読んでほしいと思います!
では、早速、鶴岡市の原田孝昭さんから、こってりのバトンを受け取りましたので、今の関心事である「多様性を認める鍵」をテーマに、この一年を振り返りたいと思います。
やり方としては、あえてこの4月からとし、この一年の大切な記憶について、Facebookでの記事をもとに、紹介していきます。とても長くなってしまったので、Facebookの記事は写真としてご覧ください。内容は読まなくても、大切なことは本文に整理しています。
⑪で全体をまとめ直し、最後に、今年の一文字をご紹介し、今後の抱負に触れて、終わりたいと思いますので、よろしくお付き合いください!
① 5.15ファシリテーション協会入会
昨年あたりから、第二の人生は、人材育成を核に考えていましたが、まさか?神さまのお導きとしか思えない全く経験のない新しい職場で、いろいろと悩む日々、改めて、尊敬する加留部さんの著書を拝読しました。
「ファシリテーションは、人々が幸せになるためのもの。雨の日も晴れの日もある、どんな時もあせらず、あきらめず、じわっと臨む。ささやかな営みが、時間をかけて、大きな環境を生み出し、その下で人が育つ。」というお言葉を胸に刻み、この日、日本ファシリテーション協会に入りました。
② 5.22後藤吹田市長のオンラインセミナー
その後も、所属する部や県政全体に、もやもやすることも多く、尊敬する後藤吹田市長に、主催する山形市の後藤さんを通じて相談したうえで、当セミナーに参加しました。
すべての言葉が、心にしみわたりました。書き尽くすことはできませんが、以下の①~⑩に、その一部を備忘録として書き残しました。これらのことが、今もバイブルとなっています。
大切なのは、「部下の思いや事情はあなたとは違う。官房組織の人は下から振る舞って普通。現場の組織には、言うことを聞いてくれない、また心の病に苛まれている職員がたくさんいる。嫌われても正論を幹部に言う。部下に信頼されている上司が一番。」など、すべてが深いお言葉でした。
③ 6.12ファシリテーションサミット東京2022参加
後藤市長の教えを胸に、自分を高めるために参加しました。いろいろ学んだことを再度確認するサミットでしたが、二日目の竹本会長の死生観を学ぶワークショップに、これからの生きる道を再確認しました。
死を恐れるより、死を受け入れたうえでよりよく生きることを意識する方が自分らしく生きることができて死を恐れなくなる。だから一分一秒、今を大切に、誠実に生きる。若い方が日常の中で死を意識していることから、大切なことを学びました。
④ 7.31あさご未来会議
小規模多機能自治を実践されている朝来市。これからの地域づくりを考える上で、朝来市の取組は、関西広域連合出向時、関西県域の展望研究(以下参照)を担当した数年前から注目していました。
あさご未来会議は、総合計画の策定と推進にわたり、朝来市のこうした取組をさらに広域に結びつけ、進化させるものとして、当初から実際の場を体感すべく参加しています。
加留部さんと馬袋さんたち朝来市職員が作り出すこの場は、「傾聴」と「対話」に基づく「信頼関係」をもとにした行政、民間、住民など多様な主体による「総働」の「場」として、全国モデルになると思っています。
⑤ 8.21公務員管理職おしゃべりカフェ
最近は、若い人に心構えを話するお話しする機会も増えましたが、人材育成においては、管理職のあり方が重要だと思うに至りました。
一方で、今の職場は、多様な職員で構成されており、職員のワークライフバランスが求められる中、仕事は減らず、スピード感を持って最大の成果を求められると言うことで、管理職は、重い十字架を背負っているとも思うに至りました。
そんな中、前述した後藤市長や福岡市の今村さんから、管理職のマネジメントを語る上で、大切なお話をいただき、自分なりに、オンライン市役所の庁内放送(管理職に学ぶ)でお話する際の資料として、まとめたものをご紹介します。
大切なのは、①対話と協調で部下の能力を引き出し仕事を進める。②自分のことではなく相手のことを常に考える。③管理職のネットワークを広げ悩みを共有し学びを継続する。とまとめています。
公務員管理職おしゃべりカフェは、③として記載した管理職のネットワークとして、今では不可欠なものとなっています。
きっかけは、昨年、福岡出張の際、福岡市役所で、今村さんとお会いした後、同じく、DNA運動の中心を担われたの藤さんにお会いしたことにあります。当カフェにお誘いいただき、すでにイケメン部でつながっていたカフェママの管さんを通じて入会するに至りました。
そして、8月21日のカフェでは、誰のどんな発言も否定しない「心理的安全性」がとても大切と言うこと、「心理的安全性」はいろんな場の基本と言うことを、改めて強く感じる思い出深いものとなりました。
⑥ 10.8東北ツアー(芋煮会)
「山形市の後藤さんとつながっていれば、全国につながっているのと同じなので大丈夫です。」
亡父の郷、秋田美郷町の奥山さんから教えていただいたことが、今になって納得されます。今年も芋煮会で多くの出会いがありました。
いろんな人とまざり、いろんな考えを聞く中で、たくさんの学びがありますし、イノベーションを起こすことも夢ではなくなると思うようになりました。また、つながることが、傾聴と対話の訓練となり、信頼関係の構築につながると確信しました。
⑦ 10.23公務員管理職おしゃべりカフェ
この日のおしゃべりカフェのテーマは、ロールモデル。今の時代は、ロールモデルよりカタログモデル、サンプルと言う話から始まり、自分のことはともかく、みんなのことをしっかり見て、誠実に考えることができる人という共通項が話し合われ、吹田市長はじめ多くの方から学んだことを再確認しました。
そして、神山町の大南さんやこの日初めてカフェにご参加いただいや山形の後藤さんのように、どんなに有名になられても、誰にでも丁寧に接しておられる人柄に、人は信頼し集まってくるのだと思います。
⑧ 11.11島田さんを招いての姫路の会
姫路市の金治さん主催、お会いしたかったキャリアコンサルタントとしてもご活躍されているさいたま市の島田さんをお招きしての交流会に参加しました。
管理職になれば、当然高いレベルで成果を求められるが、部下の力を引き出すマネジメントに注力し、一人一人の職員の長所を組み合わせて、チームとして最大限の力を発揮してミッションにあたっていれば、それ以上の成果を求めるべきではないと言う趣旨のお話をいただいたと勝手な解釈もあるかなと思いつつ理解しました。
管理職のマネジメントを考える上で、大きな学びがありました。
⑨ 11.20 石の教会・内村鑑三記念館での教え
11月20日、軽井沢の石の教会で長女の結婚式がありました。神父さん曰く、「自分の考えを相手に強要してはいけません。相手のために尽くして見返りを求めない心を持てば争いごとはなくなります。一番大切なものは愛です。」
これまで学んできたことがこの言葉に収斂されているように感じました。
⑩ 12.4サントリー1万人の第九への参加
今年は、3年ぶりのサントリー1万人の第九に参加しました。
コロナ禍で中止を迫られた中、一人でも続けると発信した佐渡さん、その佐渡さんの思いに動画配信というアイデアで答えた事務局。今年、再び合唱団を迎えることができたと言われた佐渡さんの感涙に、感動しました。
個人的には、2015年の神さまのお導きで初参加した時と同じく、森ノ宮教室の仲間と皆勤したレッスンやリハーサルなど一つ一つの思い出を経て、かけがえのない記憶として残る幸せな当日となりました。
佐渡さんは、いつも言います。一万人いれば一万人のストーリーがある。でも、それぞれ違う一万人が、お互いを思い合い、力を合わせて、思いを合わせて、全世界に、第九を発信する。それが、やがて争いのない世界へとつながっていく。
第九は、決して単なる喜びの歌ではない。目標に向かって、真摯に誠実に努力した者が、最後にケルプ(門番)が待つ門をこじ開け、楽園(目標)に到達する。それこそが神さまの導いた道。
多少脚色した部分がありますが、そんな思いで、ここまで第九をつないできた佐渡さんから、大きな学びを受け取った気がします。
⑪ 全体のまとめと今年の一文字~そしてNEXT STAGへ!
まとめます。まずは、第二の人生の目的と信条になるキーワードを、再度つないでみます。
加留部さん曰く、「雨の日も晴れの日もある、どんな時もあせらず、あきらめず、じわっと望む。ささやかな営みが、時間をかけて、大きな環境を生み出し、その下で人が育つ!」
竹本会長からの学び、「死を恐れるより、死を受け入れたうえでよりよく生きることを意識する方が自分らしく生きることができて死を恐れなくなる。だから一分一秒、今を大切に、誠実に生きる!」
次に、テーマである「多様性を認める鍵」に関するキーワードを再度つないでみます。
吹田市長曰く、「部下の思いや事情はあなたとは違う。官房組織の人は下から振る舞って普通。嫌われても正論を幹部に言う。部下に信頼されている上司が一番。」
芋煮会からの学び、「いろんな人と交流する中で、たくさんの学びがある。また、つながることが、傾聴と対話の訓練となり、信頼関係の構築につながる。」
あさご未来会議は、「傾聴」と「対話」に基づく「信頼関係」をもとにした多様な主体による「総働」の「場」としての全国モデル
おしゃべりカフェからの学び、「心理的安全性」、「みんなのことをしっかり見て、誠実に考えることが大切。どんなに有名になっても、誰にでも丁寧に接しておられる人柄に、人は信頼し集まってくる。」
これらからの自身のまとめ、「大切なのは、対話と協調で部下の能力を引き出し仕事を進める。自分のことではなく相手のことを常に考える。管理職のネットワークを広げ悩みを共有し学びを継続する。」
島田さんからの学び、「部下の力を引き出すマネジメントに注力し、職員の長所を組み合わせて、チームとして最大限の力を発揮してミッションにあたっていれば、それ以上の成果を求めるべきではない。」
石の教会神父さんの曰く、「自分の考えを相手に強要してはいけません。相手のために尽くして見返りを求めない心を持てば争いごとはなくなります。一番大切なものは愛です。」
佐渡さんからの学び、「お互いを思い合い、思いを合わせて、全世界に、第九を発信すれば、争いのない世界へとつながる。第九は、単なる喜びの歌ではない。真摯に誠実に努力した者が、目標に到達する。」
あえて、まとめなくとも、多様性を認める鍵は、自ずと見えているように思います。
「心理的安全性ある場」における「傾聴」と「対話」に基づく「信頼関係」、「寄り添う心」、「求めるのではなく、利用ではなく、与えると言う誠実な気持ち」ではないでしょうか。そして、今年の一文字は「愛」です。
先日、いつも私に方向性を示唆してくれる仲間から、今後に向けた一つの課題(ヒント)をいただきました。
最後は、この一年の振り返りをもとに、このことに少し触れ、これからを見通したいと思います。
後藤市長は、「現場の組織には、言うことを聞いてくれないし、心の病に苛まれている職員がたくさんいる。」と言われました。
現実、一昨年から、自分自身に起こってきた問題を顧みるも、こうした職場において、どのような対応をすればいいのか、悩んでおられる職員も多くなっています。そして、こうした問題は、今後ますます増えてくることも見えています。
第九を終え、NEXT STAGEへ向かう意識が高まる中、今の職場の課題、産休は、役職に就く職員を含めこれからますます増える中、今の代替職員の雇用システムでなく、人材派遣会社などへの業務委託を考えるべきと人事当局に提案しようと言う話になるとともに、こうした話にも及び、問題意識を共有したのがきっかけでした。
第二のしごとは人材育成を核にと言う気持ちは、今も変わりません。
今後は、これまで学んできたことをさらに深め、アウトプットする機会を増やしていくのはもとより、これもベースに、現場で悩む職員に、何を伝えていけばよいのか、知見を有する先輩方のお話も聞いて事実把握やこれに基づく仕組みの検討にも取り組み、気持ちを共有する仲間と一緒に、思いを合わせて、力を合わせて、一分一秒、今を楽しむことを忘れずに、そう、ラーメン、温泉、西国・四国巡礼、そして第九を忘れずに、NEXT STAGEに向けて、新たな一歩を踏み出したいと思います。
人はいつになっても、学び成長していける。その先に幸せがあると思っています!
以上です。明日12月9日の担当は、shin hassyさんです。2022年の振り返り、とても楽しみです。皆さん、ご期待ください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?