医学用語解説講座 その一 「感染とは?」
感染(かんせん、英: infection)とは、生物の体内もしくは表面に、より体積の小さい微生物等の病原体が寄生し、増殖するようになる事。また、侵入等のその過程。 それによっておこる疾患を感染症という。(Wikipediaより)
はい、まず基本的な事ですが、感染=感染症ではありません。感染が成立しそれにより症状が起きて初めて感染症です。
もっと難しい用語で言うと、感染し症状が出たものを「顕性感染」、症状が出ないものを「不顕性感染」と呼びます。総感染者数はその二つを足し合わせたものになります。
ここで報道の疑問が一つ出てきますね。毎日のように「感染者数は○○人になり……」と言われていますが、あくまでもそこで触れられているのは「検査陽性者」であり、総感染者数を示してはいません。
何故なら、そこに不顕性感染者の数は含まれていないからです。症状がないと検査なんてして貰える環境でないことは皆さんもご存知のことと思います。
そして、例の船の件で、症状がないのに検査陽性者が多数居たこともご存知かと思います。
そこから分かることは「感染者数は報道発表よりもっと多い」ということです。まあ当たり前のように言われていることですが。
なんだそれもっと大事なんじゃないかというと、そうじゃない側面もあります。
感染者数が見かけ上小さいと言うことは分母が本来より少なくなるということで、恐怖の対象「重傷者率」「致死率」が本来はもっと小さくなるということですね。
そして、検査の陽性率が60%~70%ということを踏まえると、さらに分母は過小評価されていそうですね。
さらに「検査が陽性でなくても医師が臨床症状からコロナを疑う場合、コロナを死因として良い」と、かのWHOさんから指示が出ております。
分子は水増しされ、分母は削られ、それで発表されているのが現在の致死率ですね。
まとめると「コロナは報道よりもっと身近にありふれた感染症となりつつあり、致死率は報道よりもっと低い」ということですね。
恐れるなとは言いませんが、過剰に怯える必要はないですよ、免疫力あげて堂々と向き合っていきましょうよというお話です。
では、タイトルを改めまして、
「医学用語解説講座から見る報道の闇 感染者数を操作して恐怖を煽れ」
を一旦終了いたします。次回は感染力をテーマに書いてみようかなと思います。