やれやれ、スマホ離れするために紙の本で小説を読んでいたのに、小説が面白かったせいで興奮して眠れないね。
主人公が周囲を巻き込まないために仲間を置いて単独行動に出る展開が本当にイライラするんですけど、どこかにこのパターンの需要あるんですか
太宰治『パンドラの匣』読了。 戦後の男子の気の持ちようを知るよい題材であるのは認めつつも、あまりにも青臭いムッツリとした女性コンプレックスがニオイすぎて痛々しくて何度か挫折しかけたのだけど、最終章の爽やかな美しさで「読んで良かった」と思わされてしまう。これが文豪の力技か。