あなたはどの種類の人間ですか??「天才を殺す凡人」
◎はじめに
会社に勤めている中、いろんな思いを抱えながら日々生きていると思います。そんな中、会社や、組織で必要不可欠な要素として「人間関係」があげられると思います。
この本の中では、人間の種類がパターン化され理解しやすく紹介されています。決して、このパターンで区切られる人間ばかりではないですがこの人はこういうパターンに近いからこういう発言をしてしまうのかや、自分はこのタイプに近いなだからこの人とは気が合いそうだなどヒントになるような内容です。
◎人間の種類
人間は、基本的に3パターンで構成されているといわれています。
3パターンの種類の人間が構成されている要素として、
「創造力」・「再現性」・「共感性」
を用いて説明されています。
①天才
→革新的なアイデア、創造力を持ち新しいことを生み出すことに興味を持つ成功もあれば、失敗も計り知れない
*ロジカル的な考えには、弱く説得力がなく他人に理解されにくい
②秀才
→分析・フレームワーク化が得意でシステム・ルールを活用し数字を用いてより正確な分析をしたうえでの行動を好む。再現性も高い。
*組織の創造性・共感性をなくす。新しいものが生まれない。
③凡人
→ロジカルではなく、革新的なアイデアマンでもない。しかし、多くの共感性を持ち人を支えることができる。
この3種類の人間で、組織・企業は構成されているといわれています。
◎いつ天才を殺すのか??
≪ 起業時・事業開始時 ≫
主導権:天才
天才が、世の中の不から革新的なアイデアを見つけ共感を得られた、魅了された何人かでスタートさせる。
トライアンドエラーを繰り返し、一心不乱に事業を成長へと導くために行動する。
≪ 安定期 ≫
主導権:秀才
起業や組織が安定期に入ると、人間は安定した状態から崩れてしまうことを恐れてしまう傾向にある。より、ロジカルで共感性の強いもの、再現性があり説得力のあるものが力を持ち始める。
そこで、力を発揮するのが秀才の人間である。より、ロジカルに分析し新規事業をリスクととらえ現状の事業への改善・やり方の改善に重きを置いていく。
そのため、安定期に入ると常に革新的なアイデアを起こし行動していくことに興味を持つ人間にとってあまり面白くない場所になり、秀才との関係が悪化していくのです。
秀才は、数字を扱い説得力の強い発言で支持を得ることができる。凡人に対しても再現性のあるモデルで展開し、味方につけられる。
天才は、スタート時には多くの支持を得ていたスター的な存在だがロジカルにかけ常にイメージで突き通すため共感性がなく、再現性もないため理解されず孤独に追いやられてしまう。。
この孤独こそ天才を殺す状態なのです。
◎天才を生かす方法
どうしたら天才を生かすことができるのか。
天才も、やはり人である以上孤独というものは苦痛であることは変わりありません。なので、ここで重要になってくるのが凡人の共感性なのです。
天才の魅力を知り、ビジョンに共感してより多くの凡人が支持してあげることができれば天才は、また新たな革新的なアイデアを打ち出していきます。
しかし、凡人がどうやって周りの人を巻き込んでいくのか。
共感性を武器にする。天才と、秀才に比べて凡人の人数は多いと感じます。そこで大切なのが、共感を生むこと。天才のように奇抜であったり、秀才のように堅苦しくなくただ単に、感じたことやこうなったら面白いということを発信することで凡人が凡人を引き連れることができるのです。
そこで、活躍するハイブリッドな要素を持つ人間がいます。
ハイブリッドアンバサダー
・エリートスーパーマン
天才と再現性を兼ね備えた、仕事を完璧にこなすスーパー営業マンのような人。そのため、凡人に対しての理解がなく、見下した姿勢をとる。
・最強の実行者
再現性と共感性に優れ、非常に行動力のある人で相手によって柔軟な対応ができる実行者
です。
ここで、凡人に大切な存在になってくるのが「最強の実行者」の存在です。何かプレゼンしたりするときに、背中を押してくれる存在であったり一緒に根回しを行ったりと共感を抱いてくれたなら、非常に強い味方になってくれます。
これにより、天才が生み出したアイデアに対しての共感者が増え天才を孤独から救われることになります。
天才・秀才 組織の流れ
しかし、企業・事業に関しても時期・流れというものがありいつまでも天才に実権を握らせておくのではなく、時期をみて秀才に運営を任せるなど引き際は、非常に大事だと感じました。
それにより、より新しいものを生み出したい人は、得意な分野で戦いそれをまた秀才に運営をしてもらうなど活躍の場は、人それぞれであり適正に合わせて人を動かすことによって組織の新陳代謝向上にもつながるのでは!
まとめ
人間には、大きく分けて3種類で構成されているというお話を書かせてもらいました。人材というものは、すべてが必要であり誰しもがこうあるべきだというものはないと考えています。
今、いる自分のポストがすべてであると考えることなくつらいや、不安があるならぜひとも行動してみてください。自分の可能性をつぶすことなく、他人の否定的な言葉に騙されてはいけません。
この本でもそうですが、TEDtalksの植松努さんの動画でも見てそう思いました。可能性をつぶすようなことは、決して言ってはいけません。
現代は、企業にしがみつくことなく個人が活躍できる場がそろっています。特にSNSは、共感性が最もキーになるツールでもあり凡人の最大に武器になりえる存在だと感じています。
より多くの可能性・トライアンドエラーを繰り返し一緒に成長していきましょう!!
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