発症_2

クリニックを予約日は5月17日、来院までの数日間も症状は治まることはなく、左足の違和感が続いてた。さらに予約日の前日あたりから、新たな異変として排尿時の違和感が加わった。尿の出しづらさを感じ、排出時の勢いも弱まっているように感じられた。この違和感は認識後、徐々に悪化傾向にあったと記憶している。来院当日時点では、会社のトイレでの小便器への排尿時に違和感レベルではない出しづらさ、勢いの弱さが見受けられた。

受診予約は17時、会社は時間休で退勤し、両国にあるクリニックに向かった。問診は事前にネット予約時に回答済みのため、到着後10分程度で診察室に案内された。小規模クリニックのため、医師は院長1人だけ、黒縁メガネをかけた私とさほど年代が変わらないと思われる先生による診察が開始された。

まずは、現在の症状とこれまでの経過を説明し、その後、脳の機能をチェックするための目や手足の動きの確認が行われた。結果としては、脳梗塞等の脳への直接的な障害所見はなし。その他の可能性として、既に自らがアタリをつけていた、「自己免疫疾患」についてもやはり言及がなされた。先生は「あまり頻繁にあるものではないので」との言葉もあったが、僕は内心「え、そんな消極的見解なのか。自己免疫疾患の可能性が高いと思うのだが…」と感じていたが、深く突っ込むようなことはせず。というのも、これ以上の原因特定を進めるならば、当施設にはないMRI検査が必須となるらしい。検査する場合は提携している八重洲のクリニックで受けることになるという。土日もやっているため週末検査も可能のようだ。瞬間、MRIがあるクリニックにすれば良かったなと後悔の念が浮かんだが、やらない選択肢はないため、即決で検査すると回答した。その後、別室で看護師さんとネット予約手続きを行い、翌日夜の20時検査で決定した。(当日夜でも予約可能だったらしいのだか埋まっていた。)

症状を伝えれば、医師も緊急性が高いフェーズと認識すると予想していたため、拍子抜けと若干の焦りを感じていたが、現時点で取り得る最短のプランだなと自分を納得させ、自宅への帰路についた。緊急入院3日前のことである。

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