発症_3
5月17日にクリニックを受診し、翌18日20時に別の提携病院でのMRI検査を予約した。その当日土曜日は暑いくらいの天気の良さだった。足の違和感と排尿感覚の異常で体調は万全ではなかったが、せっかくのお出かけ日和のため、家族で出かけることとした。行き先は夢の島公園。テントを持っていき、公園でのピクニックランチだ。(ランチは恒例のUber Eatsで事前に頼んだモスバーガー)
症状はというと、特に排尿感覚の方が、悪化傾向をたどった。尿の「出しづらさ」から、「出ない」に徐々に変化していったと記憶している。尿意の感覚についても鈍くなっており、何となく排尿したいと感じてトイレに行っても、尿が出ない。尿意がなかったのか、それともあるのに出ないのかがそもそも分からない。いよいよもってこのレベルの異変となると、さすがの楽観主義者の僕も、ただ事ではないなと焦りを感じていた。
そんな焦りとともに、公園での家族との時間を過ごし、帰宅した。MRI検査は夜だったので、子どもたちのお世話を終えた後に、タクシーで八重洲のクリニックへ向かった。東京駅の日本橋駅寄り、飲食店街エリアのすぐ脇にあるビル内の複数階に入居していた。受付後、問診票へ記入、簡単な往診後、すぐにMRI検査が開始された。記憶にあるのは、入る瞬間に一瞬閉所恐怖症が出かけたことと、予想以上のうるささ。それも途中には慣れてしまって、20分程度で無事検査は終了した。
検査後は、日本橋駅から東西線、バスを乗り継いで帰宅の途についた。手元には受け付けで受領したMRI検査の結果画像のCD-R、画像データは別途で、両国のクリニックに送信済みらしい。見れるものなら自分でも画像をみたいが、CD-Rを読み込める機器は現在保有していない。次のクリニック来院予定まで1週間、焦りは徐々につのっていった。入院2日前のことである。