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Pauper EDHデッキを作ろう「番外編 Pauperフォースリーダーズで遊ぼう」
はじめましての人は、どうぞよろしくお願いします。
既にご存じの方は、お世話になっております。
PauperEDH 流行らせたいおじさんの魚野メメです。
ここ最近更新が滞ってましたが、生きてます。復帰1つめが番外編ってどうなのかな、とは思いますが、今回は自身の管理しているディスコード対戦サーバーで密かなブームとなりつつあるPauperフォースリーダーズについてふれたいと思います(宣伝)
※ミスタは絶対一緒に遊んでくれなさそうです。
※注意※
当記事では
①統率者がコモンかアンコモンであれば伝説のクリーチャーに制限しません。
②パウパーの禁止カードも使用可として扱います。
③コモン1もコモンとして扱います。
Pauperフォースリーダーズって何ですか?という方へ
まずはフォースリーダーズについてざっくり説明させていただきますが、こちらについては下記の晴れる屋さんのYouTube動画をご覧になっていただくのが早いかと思います。
一応簡単に説明しておきます。
【ざっくり フォースリーダーズ】
タイニーリーダーズからもヒュージリーダーズからもあぶれてしまった4マナ救済フォーマットです。
①統率者の固有色ルールに従い、シングルトン構成でマナ総量が4であるか土地であるカードのみを用いてデッキを構築します。デッキの枚数は統率者と合わせて44枚です。
②統率者としてマナ総量が4点の伝説のクリーチャーを1枚選びます。共闘を持つ伝説のクリーチャー・カードを2枚用いたり、背景選択を持つ統率者を指定した場合は背景を指定できますが、その際はそれぞれのマナ総量が4でなくてはなりません。
③プレイヤーの開始時のライフの総量は44点です。統率者ダメージのルールは適用されません。
ここまでがフォースリーダーズのざっくり説明です。
で、これをPauperに落とし込もうというのがpauperフォースリーダーズです。基本ルールは同じで、下記を追加で適用してます。
【追加ルール】
①統率者のみアンコモン可とします。他はコモン構築です。
②pauperの禁止コモンカードも特に禁止にはしません。
実質的にこのルールでは背景選択は使用できないことになりますね。
(コモンとアンコモンに4マナの背景がない為 2023/1/9現在)
Pauperフォースリーダーズについて、もう少し詳しく(豆知識)
フォースリーダーズの特色として、
・ヒュージリーダーズにあった拠点(荒地)がない為、土地は自力で引きこまなければなりません(18~19枚程は土地を入れるのを推奨します)
・Pauperヒュージリーダーズと比べて変異や待機の効果が薄く、預顕に比較的強いカードが多いです。
(変異は次のターンに4マナのカードを使用した方が早かったり、待機も性能の微妙な性能のものが多い印象です)
・リミテッド並みにデッキ枚数が少ない上に、初期ライフが多い+統率者ダメージが非採用である為、多人数戦ながらLO戦略が意外とかみ合った動きになります。
これらを踏まえてPauperフォースリーダーズにおける便利カードをいくつか紹介したいと思います。
【マナ基盤系】
18~19枚程度土地があれば、意外と4ターン目に動けるのですが、コモン界隈にも序盤にマナ基盤を安定させたり、逆にマナ基盤を攻めることが出来たりします。以下にいくつかの例を挙げます。
岡門/Heap Gate
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色を選ばずに使用可能です。他に門+1枚の土地が必要ですが、土地が3枚でも宝物を生成できるため、土地事故のリスクを若干軽減することが可能です。門ですが、アンタップインなのもポイントが高いです。
余剰3マナで1アクション出来ることやバジリスク門の効果を上げる意味でも使い勝手の良い土地です。実はpauperヒュージリーダーズでも使える小ネタだと思ってます。後でアップデートしようかな。
戦法/Battle Plan
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2ターン目に基本土地サイクリングで必要な色マナを確保できるのがエラいです。4マナ出せるようになってから引いてしまった場合でも、2アクションの為に土地を確保してもいいですし、「磐石、ミスター・オルフィオ/Mr. Orfeo, the Boulder」のような統率者であれば、デッキの動きとかみ合った使用もできるものと思われます。
ヤング・レッド・ドラゴン/Young Red Dragon
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こちらも2ターン目に宝物を作ることが出来るため、最速の3ターン目から動き出すことが可能です。4マナの飛行クリーチャーであればパワー3もあればコモンでは十分な性能である為、後半に引いても腐ることはないと思われます。
スカイシュラウドの要求/Skyshroud Claim
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こちらは序盤というより2アクション目に向けて準備するカードです。一気に2枚の土地を持ってくるので、デッキ圧縮にもなります。
持ってくる土地は基本森である必要はないので、タップインデュアランであれば色マナ安定にも貢献してくれます。
ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss
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これはどちらかというと相手のマナ基盤を壊すカードです。対戦相手の土地をひとつ破壊して自分はマナ加速するという鬼畜の所業。ヒュージリーダーズと違って拠点がない為、刺さるときには本当に刺さります。これも基本森である必要はないので、タップインデュアランであれば色マナ安定にも貢献してくれます。
【予顕系】
変異カードよりは使い易い印象の予顕。分割払いの比率が2:2なのが調整しやすかったのかもしれません。変異で出すのが3マナかかる都合上、4マナのカードをひっくり返す条件の調整難しそうですもんね。
いくつか予顕の例を挙げていきます。
多元宇宙の警告/Behold the Multiverse
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占術付きのドローで2マナあれば使用できる為、土地事故リスクを下げるのにも貢献してくれます。6マナ出せる際の、浮きマナの使い道としても優秀なため、後半でも腐りにくく、2アクションの選択肢になります。
スケムファーのための闘争/Struggle for Skemfar
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+1/+1カウンターを載せて強化しつつ格闘除去が出来ます。4マナで除去が出来る緑のカードというだけで貴重ですが、分割払いできる点が非常に偉くて便利です。是非とも最序盤に予顕しておきたい。
棄てられた地の伯爵/Jarl of the Forsaken
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ダメージを受けたクリーチャーにとどめを刺す系のクリーチャーです。
同様のカードは4マナ域にいくつかありますが、これは分割払いできる点がエラいです。少し変わった使い方として「砂漠/Desert」を使うとブロックされなかったクリーチャーにもダメージを与えることが出来るので、戦闘終了後ではありますが倒すことが出来ます。
【切削系】
統率者と初期手札を引いた時点でライブラリーが既に36枚な訳ですから、多人数戦であっても切削は非常に有効な手段です。
戦慄水/Dreadwaters
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終盤で土地が並んだ後に使用すると、1人を脱落させたりできるクラスの切削呪文。「古術師/Archaeomancer」「献身的な精霊術士/Ardent Elementalist」等で使いまわされると絶望します。
撤回命令/Countermand
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切削付きのカウンター呪文。致命的なカードをカウンターしつつ切削できるのはエラいです。「悪賢い隠蔽/Devious Cover-Up」と合わせて、自分だけライブラリーを回復していくと結構心が折れます。
忌まわしい光景/Grisly Spectacle
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キッカー付きのクリーチャー等、パワーの大きな相手のフィニッシャーに使いたい除去呪文。対象によりますが、意外と切削枚数が多い可能性があります。
【その他】
PauperEDHでも強いカードでよく見かける為、以下は説明を端折ります。
シンプルに強いです。
「古術師/Archaeomancer」
「悪賢い隠蔽/Devious Cover-Up」
「グレイブディガー/Gravedigger」
「黒死病/Pestilence」
「吸心/Syphon Mind」
「殺し/Snuff Out」
「献身的な精霊術士/Ardent Elementalist」
Pauperフォースリーダーズについて、こんな統率者はいかがでしょう
当対戦サーバーで実際に遊んだ際に、いろいろとおもしろい統率者が使われていたので、いくつか紹介します。「おもしろそうなことやってるなぁ、僕も混ざりたい」という方はツイッターで管理人にご連絡いただければと思います(宣伝)
※当対戦サーバーは「非伝説クリーチャー」も統率者に指定してOKなコミュニティですが、リーガルorイリーガルは事前に参加コミュニティにご確認いただければと思います。
妖艶な泥棒、コルメラ/Cormela, Glamour Thief
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この環境ではかなり強いと思っています。速攻+マナ能力を持つためインスタントを構えやすく、PIGで墓地のインスタントかソーサリーを回収と至れり尽くせりです。
上述の切削系カードを1番上手く使える統率者かもしれません。
磐石、ミスター・オルフィオ/Mr. Orfeo, the Boulder
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「妖艶な泥棒、コルメラ/Cormela, Glamour Thief」とは対照的に純粋に暴力で戦う統率者です。上述の「戦法/Battle Plan」を1番上手く使えるかもしれません。「バジリスク門/Basilisk Gate」とも相性はいいです。
宝物等を使えば「オパールの腕甲/Opaline Bracers」を4色で唱えることも出来るため、彼のように、色の多い殴り系統率者はいっしょに使ってもおもしろそうです。
ケッシグのレインジャー、ハラナ/Halana, Kessig Ranger+冒涜する者、トーモッド/Tormod, the Desecrator
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まずは6マナを目指します。6マナを揃えたら「ケッシグのレインジャー、ハラナ/Halana, Kessig Ranger」がいる状態で「冒涜する者、トーモッド/Tormod, the Desecrator」をキャスト。トーモッドのパワー分のクリーチャー除去となります。ゴルガリカラーだと接死能力を持つクリーチャーも多く、除去性能が非常に高い組み合わせとなります。
マナに余裕があれば、繰り返し使用できるトーモッドのパワーを「オパールの宮殿/opal palace」で底上げし、除去範囲を拡げるのもおもしろいです。
登る建築家、レベック/Rebbec, Architect of Ascension
+嵐の目、シアーニ/Siani, Eye of the Storm
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こちらはうってかわって防御的な組み合わせです。「登る建築家、レベック/Rebbec, Architect of Ascension」がいる状態で4マナのアーティファクトをコントロールしていると、そのアーティファクトはプロテクション4マナを持ちます。4マナの限定構築でプロテクション4マナは酷いとしかいいようがないです。レベック自身は除去耐性を持たないため、「連合儀仗兵/Coalition Honor Guard」「月明かりの徘徊者/Moonlit Strider」で守ると良さそうです。
正直、相方は何でもいいのですが、カウンターやLO戦略も組み込める青を今回は採用しました。
最後に
暇つぶしに始めてみたら、なかなかおもしろく、そのままの構築で1vs1で遊んでみても楽しめました。結構奥深いフォーマットなのかもしれません。
自分でも遊んでみて「この組み合わせ強かったよ」というのがあれば、こっそり教えてください。シークレットテクニックとして、自鯖での対戦に活かしたいと思います。