【エッセイ】海外在住者の大学選び。
2021年夏の入学に向けて次男の大学選びが佳境に入ってきました。
先日noteにも書きましたが、私の仕事の都合で、子供たちは海外間転校を繰り返してきたので、特に次男には「ベース基地」がありません。(彼は赤ちゃんの時しか日本に住んでいないのです)
なので、世界中の大学が候補だとも言え、迷いの幅も広いのです。
それに加えてコロナの状況がより選択を難しくしています。
アプライした大学は、国の数だけでも、イギリス・オランダ・シンガポール・日本と4ヵ国に渡ります。(日本はコロナで他国がどうしようもない状況になった場合の予備という考え方のようです)
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彼は国際バカロレア(IBDP)のコースで学んできたので、“Predict”という現時点での「仮のスコア」でアプライし、大学側はそのスコアやその他情報で、来て欲しいと思った人には“Conditional Offer” 「仮合格」を出して来ます。
最終スコアが“Predict”より悪くなければ、基本そのまま合格です。
レポート提出やインタビューを課す大学もありますが、いわゆる入学試験というものはありません。
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“Conditional offer”が来始めている今、私が彼にアドバイスできることはこんなことかなと思っています。
▶︎鳥の眼で見よ!
オファーをもらった大学の中から最終一校を選ぶ際に、大学のランキングや世間の評判だけにとらわれず、その大学のある国・都市の歴史や現状についてもよく理解した上で、自分に最もフィットする大学を選ぶべし。特に大学のある街の気候、風景や人々の雰囲気はものすごく重要!
▶︎波に乗れ!
私自身大きな岐路に立って迷った時は、「来た波に乗る」と決めてきました。彼は経済を勉強しようとしていますが、例えば「Brexitの影響でヨーロッパの金融の中心がロンドンからアムステルダムに移ってきている」などは乗るべき波だと思うのです。
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私自身としては信念を持って子供たちを連れ回して来たとはいえ、彼らは転校転校で大変な目に遭ってきました。
特に次男の場合は「ベース基地」のない「根無草」です。
彼にとっては大学選びは単なる大学選びではなくて、彼のこれからの人生の「ベース基地」選びでもあるのです。
その街で仕事につき、家庭をもつ可能性も高いのではないでしょうか。
親としては罪滅ぼしの気持ちも込めて、いい大学=これから自分の人生のベースとなるといい国・いい街を選んで欲しいなと思っています😎