福祉を目指すあなたに贈るぼくの物語5
面接を終えて、後日、ぼくは2回の実習を受けることになりました。
当時は訪問介護事業所だけだったの訪問介護の現場に2回(2日に分けて)でした。ぼくの入社した2011年の次の年2012年からは生活介護サポネの家がオープンしたのでこの年からの実習は訪問介護現場と生活介護での実習となりました。
ぼくの法人が新卒採用を始めたのは2009年からで、ぼくの代で新卒採用は3年目となります。2009年には2人、2010年には3人、そして2011年にも3人と当時はいい感じに採用できていました。
当時ぼくが行った実習先は、2回ともどちらも車いすに乗られている利用者さんでした。1人はお話しができて音楽が好はきな方。もう1人はお話しすることができなくてだいたいいつもムッとした顔をしている方(怒っているわけではないです)でした。
1回目の実習はムッとした顔をしている方の介護現場でした。
この方のサポートは1時間だけで、日中活動をしている事業所から送迎車で帰ってきて引き継いだところからサポートが始まります。
自宅についたらまず、トイレで用を足して、普段過ごしている部屋に行き晩御飯のお弁当を食事介助するといったサポートでした。それをただ同行していただいた職員さんのサポートのやり方を見るだけで1回目の実習は終わりました。
そして2回目の実習では、阪急宝塚線の豊中駅で職員さんのと待ち合わせをして、近くの小学校へ行くことに。
毎年12月の第一土曜日に餅つき大会をやっていて、そこに当日実習でお世話になる利用者さんと参加するのが2回目の実習になりました。
でもこの利用者さんは作業所に所属しているので餅つき大会中は作業所がサポートするみていで、ぼくは餅つきをするだけの実習に、、、
この時がぼくの人生で初めての餅つきとなりました。
やり方がわからずとにかくお餅をつく!つく!つく!
とにかく餅をついた記憶はありますが、餅つき大会中のことで他に覚えていることはありません。
餅つき大会が終わって駅まで送ってもらってホームに上がると、餅つき大会に参加していた障害当事者の方とばったり。
この方、とにかく電車とバスと阪神タイガースが好きで、この時も(たしか)阪急電車の9000系が車で待とうと言われ、ぼくもこの方のことをあまり知らなかったで、嫌とは言えず静かに待つことにしました。
しかし、いくら待っても9000系の電車来ず、1時間ぐらいまってやっと9000系の電車がやってきました。それからというものの9000系についての説明がすごく電車が発車すると「ほら聞いて!めっちゃ静かでしょ!」とすごく喜んでいました。ちなみにぼくは近鉄電車がめっちゃ好きです!詳しはないのですが、実家の最寄りの電車が近鉄でしかもいろんな特急があるのが好きな理由です。笑もう一個ちなみにですが、2025年年明け早々に近鉄特急しまけぜに乗って伊勢で1泊してきました♪まぁどうでもいい話は置いといて、2回の実習を終えて、ぼくはとにかく不安でいっぱいでした。
「落ちてたらどうしよう」「受からんやろなぁ」などとにかくマイナス思考になっていました。なので、ぼくは理学療法士になれる専門学校のパンフレットを請求していました。
ここがあかんかったら、他に就職すること考えず学校に行こうと考えていました。
実習を終えてから数日、法人の管理者から電話がかかってきて「ぜひうちで活躍してほしいと思います」と連絡をもらった時は、とにかくホッとしました。「ありがとうございます!これからよろしくお願いします!」と返事をして電話を切って真っ先に母親に連絡したはずたぶん。汗
ここからぼくは地元の東大阪市を離れて、豊中市で初めての一人暮らしをすることになりました。
ということでまた次回!