海外で英検3級が隠れて生きている
海外で隠れて生きる英検3級がIELTSを受けようとした話
こんにちは、初めまして。
アイエルツを受けようかと決めて、とりあえず受ける前段階から書いておきたいと思いここに書くことにしました。
今回は自己紹介にて終わってしまいます。
私は某国のワーキングホリデーを済ませ、パートナービザでその国に居残っている人間です。題名に書いた通り、英語は3級、むしろ嫌いです。30歳、ISFP(かなり内向的)日本では国家資格持ち。ワーキングホリデーで恋人と付き合う1年間、英語をそこまで使わない職でやり過ごす。英語力は、英検3級レベルです。
英語きらいがなぜ海外に行ったのか。
なんでだろう、これは本当に明確な理由はない、聞かれても困るくらい。幼少期から貧困、不登校など様々な原因があり、10代から20代半ばくらいまでは周りから見ると、悲惨な人生を送っていたと思います。ずっと社会の底辺以下のような感じで生きていました。社会人数年して、「このままだと生きれない」と思い、やったことのない勉強に取り掛かりました。ほぼ不登校、勉強はしてこなかったので中学からのやりなおしでした。算数からなので小学生レベルから?
そのあと数年かけて、平均年齢より遅くに国家資格を取得し、その職に就きました。ちゃんとした世間的に認められた職業で働いていると周りの目が違う。
なんとかその職で新人を教育する立場まで働いた。そして教えた新人が1年かけて独り立ちした。
そのとき初めて、人としてちゃんと自立ができたような気がした。
いろんな背負っていたものが消えて、軽くなって、そして燃え尽きた(←えっ、早!な勢いだけど…10年があまりにもしんどく、楽しく、濃すぎて)
「もう人生いつ終わってもいいや」という心で数か月過ごした。
自分の手で人生を終わらせるまではいきませんでしたが、それに近い精神状態。
この先どうしようかなと考えていたとき、いまでも意味わからない思考回路突入。
大嫌いだった英語、興味もさらさらない海外に行ってみるのはどうか?と考えた。やめて同じ職種で転職するよりも、荷が降りたのならもっと遠くへ行ってみよう。
実際、死んでもいいとはいえ、知らないものを嫌いだといって否定し続けながら死ぬのってどうなの?そのときの私の海外のイメージは「英語きらい、海外怖い、メシまず、殺される」という最低な評価です。
端折りましたが、海外に行く理由によく出る「日本での仕事や社会に絶望し、同調圧力などの文化が合わず、海外の自由な暮らしに憧れて」という気持ちは一切なかったです。まじで「なんでここにいるんだろう」という気持ちです。今でも。
英検3級で英語力ってあがるの?
さて、実際にワーキングホリデー制度を使い海外に1年間いました。その国は自然がたくさんあり、人もまぁまぁ優しい、移民も割とたくさんいる国でした。ここに来る前に受けた英検は3級。コミュニケーションをとるのは難しいレベルの英語力。(そして英語の勉強せず1年生きた)
あのね、まじでわかんなかった。わかんなかった、今思うと「激やば」でよく来たな、なんだけど、なんとか日本食の仕事に就くことができた。(よく雇ったなww)
英語を使って働きたい!という心持ちはなかった。
運よく、そこの従業員はみんな日本人。
そこで本格的に『私に向かって英語をしゃべる相手』と会話する。
『コーラ』でさえも聞き取りが危ういレベルだったが、仕事は1年まるっと続いた。
わからない言葉や聞き方は先輩たちに聞いたり。
(本当に優しかった、みんな)
よく「ワーキングホリデーでジャパレスなんて」と言われるけど、私レベルの人間にはそこそこ聞き取り能力が上がると思います。
内向的かつ日本語でも言葉が聞き取れなかったりする私なので、
フォーク、ディッシュ、そういうのも最初わからなかった。(ヤッバ)
『Can I have』って言うんだ!とか、本当そのレベルで英語に感動する。
そういう人間でも、出川英語で何とか伝える程度にはなれます。英検3級のままで、コミュ力だけは多少上がるといったところです。
完全『耳コピ』、表情やジェスチャーで補完、完璧じゃなくても言ってみる。
また、顔が違う人たちの低い声や堀りが深すぎる目を見るのにおびえなくなりました(超失礼)。向こうも英語できねーなっていうのを察するので簡単な英語で言ってくれたりします。
でも、日本にいたころの「死んでもいいや、死にたいかもしれないのではないか?」などマイナスな方向に考えが進むことはなくなった。
これは「海外に来て価値観が変わったから」ではなく、単純に「環境が大きく変わったから」だと思う。
海外に住んで価値観は変わったのか?
変わらんわwwwww
よくブログで「海外で価値観が変わりました」と書く人は感受性が高いか、ポジティブ気質がある方だと思う。とても良い心持ちだなぁと思う。
海外は「人の目を気にしなくていい」とよく言われるけど、日本でその人自身が気にしすぎていただけだと思う。
「仕事をそこまで細かくしなくていい」というのもあるけど、日本人以外と仕事をするときは結構ストレスだった。私の性格的に合わないのだろう。(清潔観念、適当加減)
「人が優しい」はわからん。日本でも普通に人は優しいし、英語がわからない分、相手に付け込まれそうな感じもあった。英語が話せる人は違うのかもしれないけど。
海外「いいよ!」という人の理由を見ると、個人的には少し疑問が浮かんでくる。
でも逆に、海外に住んでわかったこともある。
改めて感じたことは「私は一人が好きで、どこでも幸せに生きられるタイプ」だということ。
でもそれは「日本の便利さ」があったからこそだ。
私は一人が好き。休みの日は誰とも会いたくないし、好きなアニメや漫画を見て、音楽を聴きたい。夏フェスは毎年一人で行っていたし、飲みに行くときも一人で行っていた。夜中10時でも構わず歩いて出ていった。友達がいないわけではないと思ってくれ。
だから、海外に行っても適当に楽しむだろうと思っていた。
否!!!なんか違ったwwww
日本だったら、コンビニで好きなものを買って引きこもりながら翌日配送のアマゾンを使ってネットサーフィン。
でもそれができないw
コンビニは歩いて30分、アマゾンねーわwww。配送1か月後wwwバーローwww
ハイボール居酒屋でたこ焼き、小料理店で焼酎を飲みながら。猫酒バー。
居酒屋徒歩2時間wwww2wwwww
食事も高いwww自分で作ったほうが美味い。
そりゃこっちのバーは雰囲気いいよ。好きだよ。
ただ私は孤独のグルメ派、なんかちがう。そして夜出歩けない。
出歩くどころか閉まってる。
「温泉?ネカフェ?服を買いに行こうか」
温泉www自宅にすら湯舟ないwww
ぺラペラで好みじゃない柄の生地の服さえ高い。
ネカフェ?図書館でパソコン使えるよ。
ちがう、漫画を読みたいんだ。図書館でしかコピーできない。
なんなん日本ってくそ便利だったじゃん!
以前は家から徒歩10分圏内ですべてが済んでいた。
恋人の妹は自然が大好きなのでしょっちゅう外に出かけている。
海を見る、歩く。鳥を見て喜ぶ。
お金が掛からないいい趣味だな、と思う。
そしてこの国の人たちをそれを楽しんでいる。
私も自然に触れるのは好きだし、ここにいる鳥たちの鳴き声はとても好きだ。ただそれだけでは満たされない、正直。
私が日本で気づけなかった小さな幸せの積み重ね。
小さなことだったけど、私にとっての満足感は大きいものだった。
大切な幸せな時間だった。
ここで同じことをしようと思ったら金銭の負担がとても大きい。
もう日本に帰りたいけど残る理由
帰りたい!帰ろう!
…否!
私には恋人ができたのだ!現地の!!!!!帰れねえ!帰ったら戻らなくなる自信しかない!!!!
恋人とはワーキングホリデー中に日本旅行をしたので、日本の便利さ、ご飯のおいしさ、安さなど日本の良さは十分に理解してくれている。むしろ彼が日本に住みたいと言ってくれている。でも、日本語がほぼ話せないので仕事が見つからないのでは?など、かなり端折るけど、彼が日本に来るよりも私がこちらに残ったほうが良いだろうと思った。
「別れたらええやん」と考える人もいるだろう。私もそう思うこともあった。ただ、想像以上に彼が私を好きでいてくれている。英語が全然ダメなのになぜか好かれている、なぞ。
「イエローフィーバーなんじゃないの?」という疑いもあるが、彼の過去にアジア人との交際歴はない。『君を目に入れても痛くないよ!!!痛いけど』くらいの勢いで好いてくれている。まるで孫をかわいがるように大切にしてくれるが、孫にしては私の顔は彼に比べてだいぶフラットすぎると思う。
乱雑に書いたけど、1年間で「日本の素晴らしすぎる便利さ」、海外あわねーという自分の内向的すぎる性格、英語3級という現実に追い込まれている。
これ以上、海外が合わない理由を書くと、「帰れやまじでテメエ」と自分で自己嫌悪に陥るので、これ以上は書かないことにします。
実際、こんな人いないだろうか?いたら、切に友達になってほしい。
周りの人はこの国が「とても良い国だ」と言っていて、自分だけおかしく感じてしまう。もっと性格悪く書けば、「この国を信じたい、日本は最低だから」と言う人が多いように感じる。日本を下げてこの国をあげて評価する人が結構多いけど…
日本最高だって!!!!!!オータニ最高!デコピン!
※湯舟あるフラットにいけばええやん、金出して美味いもん食えばええやん、夜遅くまで開いているシティに住めばええやんとかいうのはやめてね。そういうのじゃない。
結論としては、固定された価値観を変えるのは難しい。死んでもいいやといいう自分を大切にしない気持ちは少し薄れた。食わず嫌いのように英語が嫌だ!!!ということはなくなりました。海外怖い!殺される!って気持ちはなくなりました。ご飯はちゃんとした店行かないとおいしくはないです。
前置きが長すぎて、アイエルツを受けようと思った話が書けなくなりました。今回は自己紹介にて終わります。
海外合わねーなと書くと攻撃されそうで怖いですが、これが本音なのだ。
そして英語ができるようになったら少しそういうのが薄れるかもしれないという希望をもって書いています。
ありがとう。