流行学的に考えるTravis Japanについて
どうもお久しぶりです。sekkeyと申します。
投稿が大変遅くなってしまい申し訳ございませんでした(泣)
今私の事情でnoteを開いてのびのびと記事を書いている時間が無く…気づいたら約1年経っていました。
時間が空いていたらなってしまいますがどうしてBTSは日本でここまで流行ったのか?~心を奪われてしまったジャニオタたち~の方をのびのびと完結まで書ければいいなと思います。
↑良ければBTSとジャニーズについて分析した記事を見てください
今回は最近??デビューしたジャニーズ事務所が海外進出を目標に掲げてアメリカ音楽市場に猛プッシュしているTravis Japan についての流行学的にどのように分析できるか語っていければいいなと思います。
〇Travis Japanとは?
Travis Japan(トラヴィス・ジャパン)とは簡単に分かりやすく説明するとジャニーズ事務所に所属する7人組の男性アイドルグループである。
最近海外デビューして話題になったが実はその歴史は意外にも古くルーツは2012年まで遡るらしい。
2012年にジャニーズJr.時代の元メンバーを含む5人メンバーは振付師のトラヴィス・ペインと出会ったことをキッカケで結成した。
そのトラヴィス・ペインというのがダンサーでありマイケルジャクソンのTHIS IS ITの振り付けを担当した実績があり,所謂洋楽界の重役ポジションというわけだ。
日本で言ったら….EXILEのHIROさんくらいの感じでいいのかな??もしくは自身がアーティストでありアイドルプロデュースしているJ.Y.Park(パクジニョン)さんというニュアンスが正しいのかもしれない。それの洋楽(アメリカ市場)バージョンと思ってくれていいと思う。
まあなんやかんやあって(色々な出来事は省く)5人からメンバーの脱退,加入を繰り返して7人体制になってそれが現在のTravis Japan というわけだ。
今回は海外留学に行きアメリカでメジャーデビューを果たした現在の7人体制によるTravis Japanについて語るためそれ以前については今回は詳しく説明しないこととする。
さきほども説明した通りTravis Japanは2022年にアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスに無期限で留学を行い,翌年「ワールドオブダンスチャンピオンシップシリーズ2022」というアナハイム開催のダンスコンテストで好成績を残して
7月にはテレビ番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」(アメリカでとても人気のあるタレント発掘番組)に出演して準決勝?への出演が決定した(アメリカズ・ゴッド・タレントの構成は良く分からないが凄いことなのだろう)
さらにその勢いのままアメリカのレコーディング会社「キャピトル・レコード」と契約し,見事10月28日にメジャーデビューを果たした。
そしてデビュー曲「JAST DANCE!」はBillbord The Grobal excluding US で5位に入るほど人気であるという…
↑ Travis Japan 'JUST DANCE!' ミュージックビデオ
まあこんな感じの歩みを経てTravis Japanはアメリカ市場で言語の壁を超えながらグローバルに活動している的な認識でOKだと思う。
んでここからが本題だが筆者がTravis Japanおよびデビュー曲「JAST DANCE!」を聞いて流行学的にどのように分析し,果たして人気が出るのだろうかということを考察していきたいと思う。
ここでとりあえず念のために言っておくけどあくまでも筆者の個人的な意見ですのでその辺りの配慮はお願いいたします。
〇Travis Japan って結局人気出るの??
まずこの記事を読んでいる人の一番気になっている所は結局Travis Japanは人気出るの?という話である。
まず結論から申し上げると僕のスタイル上「Travis Japanは人気が出るか,出ないかは一概に何とも言えない」というのが主張である。
このような流行であったりトレンドを分析するのにあたって人気が出る,出ないは運や時代の流れによって作用するものやリスナー,ファンとのニーズの変化によって大きく作用するものである。
それじゃあ話にはならないのでどちらかと言えば?人気出んのかよ?と聞かれたらそのアンサーとしては…
「重要な所で非常に致命的な欠陥を抱えている」
となるだろう。
だからと言って彼らにもいい部分もちゃんと存在するし,それを説明したうえで
どうしてそのように考えるか様々な側面を踏まえて考察していこうと思う。
①「ロサンゼルス」というコンセプトは差別化できてる
まずTravis Japanを語るにあたって切っても切れない程話題に上がってくる存在がいる。
それは皆さんも知っている
BTS(防弾少年団)
です。彼らと同じようにアメリカに渡ってビルボードチャートを席巻した彼らは必ずと言っていいほど比較対象にされると思う。
変な話…頭のおかしいファンが「BTSのパクリだろこれ!」とかいちゃもんを付けてくる可能性も全然あるしそういう意味ではタイミング的にも肩身が狭いだろうなぁ…とは思う。
それは置いといてそれだけBTSはアメリカ市場において…いや日本の音楽市場においても大きな影響力がある。それは紛れもない事実である。
BTS以外にも韓国からは後輩グループは数多にいるし,日本にさえもBE:FIRSTとかもいるからライバルはとてもたくさん存在する。なんならジャニーズ事務所のアイドルでさえもライバルである。
その中でTravis Japan が戦える強みは「ロサンゼルスに密着したカルチャー音楽がある」ことである。
これがアメリカで大成功を収めたBTSとは決定的な違いであり差別化としては素晴らしいと筆者は考える。
Travis Japanは先ほど説明した通り本場のダンサーに指導してもらって,カリフォルニア州ロサンゼルスへと拠点を移し,そしてロサンゼルスのレコーディング会社からデビューを果たす生い立ちには
アメリカカルチャーとは切っても切り離せない関係にあり,アメリカ人の心を鷲掴みにするには他のグループよりには強みではないだろうか?
一方BTSはあくまでもカルチャーの拠点は「韓国」であり最近の曲(Dynamite Butter)の歌詞が全部英語になろうとバックには必ず韓国が存在しており,今でも韓国(韓国政府)とは非常に密接な関係にある。
その根拠として国連のスピーチにおいて韓国前大統領ムン・ジェイン氏がBTSに特例で外交官パスポートを渡していることからも非常に密接と言える。それ以外にも韓国の宣伝に使われたり…
結局BTSはアメリカや日本を中心に活動を行っているがそのコンセプトはあくまでも
「BTSを知ってもらうことで韓国および韓国カルチャーを理解してもらう」
ことにも重点を置いている。簡単に言えばBTSやその他KPOPグループはKPOPおよび韓国を宣伝するための広告塔であるということである。
その点Travis Japanは名前に「ジャパン」こそ入ってるものの「JAST DANCE!」を見る限り,音楽のカルチャーはロサンゼルスに置いていると筆者は感じて,PVの撮影場所もロサンゼルスだろうなと一瞬で理解した。
BTS以外にもその他KPOPグループは同様に韓国を宣伝するための広告塔なのは言うまでもないが同じく7人組のBE:FIRSTは日本を拠点とし,歌詞も日本語であるため
カルチャー的な被り,コンセプト被りのようなものはないなと感じた。
このようにイメージ戦略を考えるにあたって「カルチャー被り」や「コンセプト被り」を引き起こすと人気が出る可能性は極端に低下する。その観点に関してはTravis Japan はキャラ被り現象は引き起こしていない….
と言いたいところなんですがぁ….
それはあくまでも表現の観点(アーティストの表現したい世界観や雰囲気)であって潜在的なイメージ戦略の観点(リスナーが意識していない心理テクニックであったり無意識のうちに引き起こす心理作用)では
非常に欠陥だらけと言っても過言ではないと考えています。
次の見出しでは表現の観点とは異なり潜在的なイメージ戦略の観点を踏まえたうえで説明していこうと思います。
②どうして7人組にしてしまったの????
この記事を読んでるあなたに1つクイズをしてよろしいでしょうか?
①「嵐と三代目JSBの違いを説明する際どのように説明しますか??」
これだと正直全く分からないという人のために類題を上げるなら
②「KPOPアイドルのIVEとLE SSERAFIMの違いを説明する際どのように説明しますか??」
どちらも性別も系統も事務所も違うグループですがこの質問の意図をしっかり理解することでTravis Japan がどうしてダメなのか理解できます。
あなたならどう説明するかを答えるか考えたところで解説に移りたいと思います。
ここで重要になってくるのが話がくどいと感じるかもしれませんが「その2グループの違いを誰に対して説明するのか」だと筆者は考えます。
例えば日本人には親しみやすい①の方で考えるとだいたいの人はこのようなイメージを持たれていると思うので
「嵐は王子様のような甘いフェイスの持っていて司会やドラマをやりこなす国民的アイドル」
「三代目JSBはちょっとダンディでやんちゃなんだけどカッコよくダンスする実力派のパフォーマー」
って説明すれば多くの日本人は「それは全然違うね~。」って理解してもらえます。それはそれで正解だと思います。
それではもう一つの問題韓国の女性グループIVEとLE SSERAFIMの違いを説明する際はどうすればよいでしょうか?
そこでさっき説明した「誰にそれを説明するか」を考えてください。
もしあなたがKPOPがすごく好きでかつ説明をしようとしている相手がKPOPファンであったらIVEとLE SSERAFIMの違いを
「IVEはおしとやかなイメージで歌やダンスはもちろん上手いだけど…特にウォニョンが…いやウォニョン様が体が凄く細くてスタイル抜群で…顔が可愛いから…いやぁあの顔憧れるわ…」
「LE SSERAFIMはクールで高級感のあるおしゃれなイメージでダンスがどこを見てもかっこいいわ…特にキムチェウォンちゃんと宮脇さくらちゃんがIZ*ONEのころは可愛い系でやってたのに…イメージがガラって変わっちゃってそれはそれでかっこいいのよ!」
って説明できると思います。(ちなみに筆者は20代男性です。KPOPヲタではございません)
これはこれで相手に通用すれば正解だと思います。
しかしこの説明する相手または説明する人がKPOPについて全く知らない人だったらどうでしょうか?おそらくこのような感じになると思います。
「IVEもLE SSERAFIMも同じ女性KPOPグループでデビューも同じ時期だよ。だけど強いて違いを上げるとするならIVEは6人でLE SSERAFIMは今は5人だよ。あと所属事務所が…」
このようにKPOPに興味ない人にとってグループを差別化するにあたって優先順位があると筆者は考えます。
優先度1は男性であるか女性であるか。2つ目はジャンルはアイドルなのかロックバンドなのか(それ以外か)。3つ目はメンバーは何人いるのか。4つ目はそのグループの主な出来事は?ヴィジュアルは?。5つ目は所属事務所はどこか…
大体興味ない人にとってはグループを差別化するにはこれらの要素で限界です。特に1と2は性別とジャンルだけしか指定しておらずそれだけで1グループを特定するのは非常に困難です。
その次に使われる判断材料としてメンバーは何人いるのか。その次に事務所はどこなのか。またはそのグループにあった出来事やニュース,ヴィジュアル等が関わってくるでしょう。
しかし事務所はどこなのかを知っていたりグループのニュースや出来事,ヴィジュアルを知っている時点である程度そのグループに関して好き嫌い問わず関心があると筆者は考えます。
そこでグループのメンバー人数というのはそのグループについて理解は無くてもある程度グループを特定することが容易であり,関心度高い低いに問わず差別化ができる絶妙なポイントであると筆者は考えています。(それでも特定は難しいとは思う)
さらにアイドルは可愛いやかっこいいをコンセプトに売ってる以上下手に悪いニュースで知名度を上げたくはないですしV系バンドのようなド派手なヴィジュアルで個性を売り出すことなんてまずできません…
結局アイドルというジャンルは4つ目の判断材料である「出来事やニュース,ヴィジュアルでの大きな差別化」が非常に困難なためメンバーの人数とか細かいようですけど結構重要な要素なのではないかと考えています。
話をまとめるとグループの違いを考えるにあたって表現的なイメージの差別化も重要ではあるが一目見た時の違いであったり,人間の本質的な部分,あえて表面上では表現せずにグループのイメージを構築することが何よりも重要な事であります。
このようなイメージ戦略を筆者は「潜在的イメージ戦略」と定義します。
それでは本題に戻りましょう。
さっきの①のお話でどうしてもTravis Japan を考えるにあたって切っても切り離せないライバルが存在すると言いましたよね?
そうBTS(防弾少年団)です。
さきほどの潜在的イメージ戦略を当てはめて説明していくとアイドルグループでは「出来事やニュース,ヴィジュアルでの大きな差別化」が非常に困難なためメンバーの人数とか細かいようですけど結構重要な要素だと長ったらしく説明していきました。
そして2つのグループの人数を比較すると…
どちらも7人です。
そうここで潜在的イメージ戦略によるキャラ被りを引き起こしています。
何だよそれってあなたの感想ですよね?って思う人もいると思いますが
Travis Japan だけが7人グループということではありません。BE:FIRSTも同じく7人組であります。そう7人組男性グループという部門は一言で言うなら
「BTSの大成功を受けてBTSの後釜,ネクストデビューを狙う枠」
ということです。もしくは悪く言ってしまえば
「激戦区」とか「BTSの二番煎じ」です。
BTSが7人グループの大成功を収めたことをきっかけにKPOP市場や日本の音楽市場を始めとする7人組男性アイドルグループの登場がとても顕著になったなと感じ…Travis Japan はそれを戦略の上で7人グループにしたのかは知りませんが
7人グループというBTSというわざわざ同じ土俵でのアメリカ市場で挑戦してしまっているのです。
これはあくまでもTravis Japan にだけ言えることではありません。どちらかって言うならTravis Japan にああだこうだ文句を言うよりもBE:FIRSTの方がBTSとのキャラ被りや2番煎じ感が非常に強いためそちらの方が問題大ありだと筆者は考えます。
けれどもせっかく西海岸系で差別化したのにそういうところで勿体ないことをしているなと感じました。これからBTSの次を狙う男性アイドルグループにはBTSとは全く違ったタイプで人気が出てほしいと思います。
やっぱりどの時代もトップを取るアイドルグループはその時代のトレンドやたくさんの人に大きな影響力をもたらす人ですから…
③PV最後のシーンはイメージ被りしすぎている。
これも同様です。PVの最後のラスサビシーンでTravis Japanの7人がカラースーツのセットアップ姿で特設ステージの上を花火の上がっている夜空の下でダンスするシーンがあるのですが…
これはさすがにBTSの「Butter」と非常にイメージ被りしています。
上にBTSのButterについてのリンクを張っておきますがBTSの最後のラスサビにおいて黄色いスーツを着たBTSの7人が夜空をバックに引きのアングルでダンスするシーンがあります。
さすがにパクリでしょ!とは筆者は絶対言いませんし,じゃあ今の時代で他のアーティストとPVイメージを被らせないことなんて絶対無理だろ!なんて言われたらもちろんその通りです。
今の時代でPVでのイメージ被りを引き起こさないほうがむしろ難しいと思います。どこかしらのアーティストのPVを参考にしたりイメージが偶然に被ってしまうことはあるでしょう
でも被らせてしまったのはライバルである「BTS」だから問題があるのです。
イメージの差別化について今更言う事はないですが何かしらのアーティストにイメージが被るのはいいけどBTSとイメージを大きく被らせるのだけは絶対に避けるべきだろうと考えます。
できればその他KPOPや日本のアイドルグループとも被らせないほうがもちろんいいですし。BTSと比べて優先度は下がると思います。
まとめると潜在的イメージ戦略として「JAST DANCE!」を見た際にBTSの曲(アメリカ市場進出後)が脳内でチラついてしまうのは非常にまずいなと思いました。
④Travis という名前は今すぐ改名した方がいい
これも潜在的イメージ戦略の内の一つです。
あなたは Travis (トラヴィス)という単語を見て何を思い浮かべますか??
うん…私英語なんて分からないし…Travis(トラヴィス)なんて初めて聞いたわ…
っていう日本人も多いでしょう。しかし日本人はTravis という単語になじみがないのでそれで良いのですが
問題なのはアメリカではどうなんだという話です。
私はアイドルについてあれこれ記事を書いているのでアイドルについてはとても詳しいことは皆さん知っていると思いますが
筆者はアイドルだけではなくHIPHOPも聞きます。日本のHIPHOPも聞きますし洋楽のHIPHOPも聞きます。何なら私服の格好はストリートファッションです。すごくHIPHOPのカルチャーに筆者は染まっています。
そんなHIPHOPを聞く筆者が初めて「Travis Japan(トラヴィス・ジャパン)」という名前を聞いた時に初めて思ったイメージは
「え???? Travis Scott の日本版????やべぇ日本人からとんでもないHIPHOP集団が出てしまったなぁ….」
そう洋楽HIPHOPを少しでもかじったことがある人なら知らない人はいない有名なHIPHOPスターであるTravis Scott(トラヴィス・スコット)が連想されてしまうのだ。
Travis Scott とはアメリカのHIPHOP市場でトップクラスのラッパーであり2020年の1年で3曲が全米シングルチャート初登場1位を獲得している。Travis Scott はNIKEとコラボしてスニーカーを販売したり人気バトロワFortniteではヴァーチャル空間でライブしたり…人によっては現代HIPOPの絶対王者候補と呼ばれたり…
要するにHIPHOPでアメリカを始めとする全世界で熱狂的な人気を誇るラップ界のスーパースターなのである。
↑ついでにTravis Scottの筆者おすすめ曲も張っておきます。
そのすごさは海外で「Travis」と言えばだいたいの人は「Travis Scott」のことを連想し日本でもある程度ラップのことや洋楽を聞く人であれば「Travis」と言えば「Travis Scott」でありあの独特なドレッドヘアーのマスクをイメージする(正確にいうとTravis Scott Astroworld Maskである。)
確かにTravisっていうのは男性の名前であり「Travis Japan」のTravisは振付師のトラヴィス・ペインから取られたのであるが
海外の基準で音楽分野においてのTravisというのは世界で名を馳せているスパースターTravis Scott のことでありそこにTravis Japanであると連想する人はアメリカでは少ないだろう。
さらにTravis Japan を品詞分解するとTravisとJapanに分かれる。Travisは先ほどいったTravis Scott を連想してしまうし,Japanの方ではあくまでも日本という意味しか持っていない。
(X JAPANというロックバンドがXから改名した理由を知っている人がいればJAPANという意味はあくまでもXというロックバンドの日本バージョンという意味であることは簡単に理解できる。海外にもXという同じバンド名が存在して名前が被ってしまったから改名したという経緯がある。)
上のX JAPANについてが理解できれば筆者と同じように多くのアメリカ人が…
「Travis Scott の日本バージョン?????」
と勘違いしてしまう可能性が非常に高い。何ならTravis Scottという名前は本名ではないためなお更 Travis Japanの由来は敢えてTravis Scottを意識して名づけられたのではないかと思われてもおかしくないのである。
それだけではないGoogleの検索ワードでTravisと検索すれば当然のように一番上にはTravis Scott が出てくる。(英語版では)
確かに日本語で「トラヴィス」と検索すれば「トラヴィス・ジャパン」が上に出てくるかもしれない(場合によってはそれでもトラヴィス・スコットの方が上に出てくるかもしれない)
本当に問題なのは英語で検索をかけられたときであり,英語で検索すると検索欄の一番上はTravis ScottでありTravis Japanが一番上に来るのは非常に困難であろう。
このようにTravis Japanという名前はTravisという名前を使う以上どうしてもTravis Scottのことが脳裏にチラついてしまいイメージ的にも勘違いを多くのアメリカ人が引き起こすのではないかと考える。
(ちなみにTravis Scottはツアー途中に数人の死者を出しているほど熱狂的なファンが多く,ライブ中での無差別にドラッグを観客に注射していた人がいるっていうぐらいだからどれくらいの治安だかは簡単に想像できるよね??)
〇結論
最終的にTravis Japanは評価として4つにまとめると
〇ロサンゼルスコンセプトのイメージは他のアイドルにはない素晴らしい差別化である。
〇細かいところだがメンバーが7人であったりPVの描写からどうしても最大のライバルBTSがチラついてしまう。
〇名前からアメリカ人が連想するのはイメージが全く異なるラッパーTravis Scott(トラヴィス・スコット)でありその名前からたくさんの人が勘違いを引き起こす。
〇表現的なイメージだけではなく事前知識やカルチャーを理解していなくても違いが分かるような潜在的イメージ戦略をしっかり構築して差別化を図った方がいい。
ということです。だから筆者は最初から述べた通りTravis Japanは
「重要な所で非常に致命的な欠陥を抱えている」
と結論づけたのです。
みなさんはどう思いましたか?よければ感想をお願いします。
さらに8810 sekkeyは様々な流行やトレンドを研究しているのでよければ別の投稿も見てください
それでは最後までご愛読ありがとうございました!!
<追記>Travis Japanのグループ人数が7人であることやMVの演出等でBTSがどうしてもチラついてしまうという意見を主張しました。
Travis Japanの歴史から2017年に現在のグループ7人になったことやそれ以前にメンバーの入れ替えがあったことは筆者も把握しています。
あくまでも今回の主張は現在2022年12月のTravis Japanでの分析であり過去にどんな出来事があったかはその背景を知らない人にとっては全く知ったことではありません。
さらにここでももう一度言っておきますがBTSのパクリとは主張しません。あくまでもたまたま被ってしまったというのが正しいでしょう。(そうとは言えないグループも実際は存在する)
筆者はTravis Japanについて全く分からないのに語るな!と感じるかもしれません。それは仰る通りです。私はTravis Japanについてほとんど知りません。
ですがあくまでも私の記事の内容は1から10まで知っているファン向けではなく初見で見た時多くのリスナーはどのようなイメージを抱くのか,ここから新規をどうやって人気になっていくのか。その行く末は人気者になるだろうかを分析しています。
簡単に言ってしまえばカジュアル層に向けての分析となります。だから敢えて具体例を挙げて「嵐」と「三代目JSB」の違い,「IVE」と「LE SSERAFIM」の違いを説明したわけです。ファンやオタクはTravis Japanの違いや良さをあれこれ説明できるのは当然です。
ですが今回スッポトライトを当てているのはファンやオタクでもないごく普通の一般人(今回はアメリカ人)を対象にしています。その辺りはご了承ください。