「できるところまで」やること
資料やコンテンツをつくり人に相談する際に、どこまで準備するかの話。
これまでは、
*人に何かを伝えるとき
*上司に資料を見せる時
そんな時は出来るだけ完成度を上げて提示する。そんな意識が働いていました。
でも、社会のスピードの速さのせいか、
誰かが言い始めた言葉を聞いたからなのか、
最近は完璧を目指すよりもスピードを上げて不十分でも議論の場にさらすことの大切さを感じています。
全く中身を見せないで、いざ締め切りが近づくまで自分の中の完璧を目指す。
提示して、そもそもの前提から覆される。
そして時間が足りなくなる。
そんな経験もしてきましたし、
そんな同僚も後輩も見てきました。
だからこそ、出来が不十分なうちに方針や前提の部分からきちんと共有し、作り上げていくことがスピーディーかつ、間違いのない進め方なのだと感じます。
感じるのです…。
はて?
これは、さまざまな経験を重ねたからこその考えなのか?
産み出されるコンテンツに焦点を当てたからこその考えなのか?
とも、感じるのです。
気になるのは、早めにさらけ出す側、
つまり資料を作成している側の
「成長ポイントはどこにあるのか」
ということです。
スピーディーに深みを持たせず次々経験し、
こなすことが成長に繋がるのか?
一つの資料にじっくり向き合い、自分自身と向き合うことが成長に繋がるのか?
もちろん、どちらか一つを選ぶことが正解ではないので、実際にはどちらとものいいとこ取りがしたくなるのですが、大抵どちらかの正解を求められる気がします。
もちろん、その時点での経験値や状況や、職業にもよるのでしょうが、視点をどこに置くかで求めるものが変わりそうな気もします。
早めに相談すれば自分の意見は薄れていく。
遅めに相談すれば前提を覆される。
裏を返せば、相談を受ける側の対応次第。
最近は相談を受けることが多くなっているので、この辺りを意識してみたいと思います。
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