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セリアヘッドミニ+オビツ11

セリアヘッドをオビツ11に付けた話

あらすじ

上記記事に書いてあるように、GWにはボークスの人形教室、6月にはSDをお迎えする身分ながらも、セリアヘッドのカスタムにハマってしまった。

繋ぎなのだから、いけないと思いつつ、ボディに不満を感じるようになった。

もとより、リカちゃん人形のハードめなオタクだったので、3代目にピュアニーモなどをつけたりしていた。写真が趣味で、無機物に愛嬌や表情を持たせるために可動域を付けたかったのだ。

オビツはリカちゃんサイズも持っていたはず。軽く調べて、セリアヘッドにはこれが互換性がありそうだと思った。

いかんせん「セリアヘッドをオビツボディに」より「オビツヘッドをセリアボディに」という記事の方が多かったので、こうして実験台となって記事に共有している。

高いカスタムしたヘッドをわざわざ安物のボディに付ける人たちが多いことに驚き。トルソーみたいなものなのだろうか。

結論から云うと、私の中では何の問題も無し。サムネ画像もオビツ11。

比較画像

9cmと11cmなので、身長のアンバランスが心配だったけれど、元からSD方向目指しているのでさほど違和感はなかった。このヘッドは右の伏目が良かったのと、ダークメイクの練習と作ったのが案外気に入ってしまった子。

リカちゃんの時もそうですが、可動域の広さがやはり魅力的ですね。ジョジョ立ちみたいな、ストレートでは実現できない滑らかさが好きです。

10年弱前ですけどオビツですね多分これ。

リカちゃんの時は感じませんでしたが、球体関節で糸も張っていない為に手や胴体がもげやすい所は難点です。あとは、手のデザインはセリアの方がシュッとしていて好きです。

手順

Amazonで衝動買いして取り付けただけです。手や首のジョイントが沢山ついていますが、今は知識がないので触れていません。

セリアヘッドがソフビ素材なので、ぐりぐり押したら普通に入りました。アイはズレるので、開頭して調整しました。首を傾げたり、写真撮るだけの低時間なら可能って感じです。

ホワイティを購入しましたが、セリアボディよりヘッドと色があっている印象です。

相違点

まあ、18倍くらい金額が違うということを念頭に置いて、比較してみます。

まず素材が全く違う。

セリアボディ

表現が難しいのだけれど「捨てる時に躊躇いがないようなプラスチック」。艶々で、軽くて、叩くと軽い音がする。出店の安い水鉄砲のような感じだろうか。

手や足は、別売りや靴などのために着脱できるようになっているため、引っ掛かりが無く刺さるように出来ている。しかし、継ぎ目があちこち浮いているため、安価な商品にありがちな型のズレから生じる継ぎ目の広がりで手や足がすぐに取れる。また、とても紛失しやすい。

また、ビール腹で手足が短い。想定している等身に合わせてなのだろうけれど服作りや既存の服を着せるにしても、没入感が得づらい。

これは、オビツで十分な検証が出来ていないけれど、服用粘着テープが残りやすい。充分注意して作っているのだけれど、ほつれた場所などから拾ってくるようで、アセトンや無水エタノールを使用しないと落ちない。

オビツボディ

素材から話すと、これもまた表現が難しい。ちょっとちゃんとしたスピーカーを購入した時のような「重厚感のある柔らかさとマットさを踏まえたプラスチック」だ。叩いても空洞じゃないのでカチカチとしか音がしない。

先に記載したように、糸状の固定じゃない球体関節の為、腕や胴体が取れやすい。私は左腕と胴体だけれど、人によっては型のブレによって違うかもしれない。

とはいえ、SDのフルチョイスの際も重要な点だったのだけれど、胴体にも可動域があるということはかなりの高得点。

「可動域の広さがやはり魅力的ですね。ジョジョ立ちみたいな、ストレートでは実現できない滑らかさが好きです。」と書いたけれど。被写体として「人形に生きさせる」というのが暗黙の目標だったりします。

影響を受けたのは、ジョジョというよりも沙村広明。

高校生の頃に触れて、それまで漫画家志望で、色んなデッサン本を練習していた中で、肉と筋肉の比率や断面の形、同じ確度の横顔はなくて、耽美的で艶やかだった。未だに乙橘槇絵を超えるキャラはいない。私はファイアパンチのトガタと性格瓜二つ。

デッサンの練習は、正面、横顔、俯瞰、アオリ、みたいな感じなのだけれど、沙村広明作品は「現実を超えた写真や映像のような肉体の再現」というところに衝撃を受けた。

手癖で女体ばかり描くようになり、少し前は石紛粘土で作っていた。

人体の可動域や、骨格に対しての脂肪の流れだとか、知識は全くないんだけれどそれらが成す滑らかさが「人間」という生物の美しさだと思うんだよね。

そもそも真正面から対象的に描くことが正義とか、人間の殆どは非対象で、証明写真位でしか真正面で人と対峙しない。対面でも、俯いたり背けたり、非対称なのも個性で愛嬌であったりするのだ。

逸れたけれど、オビツボディについては特に不満が無かったので、可動域を大事にする意味について書いてみた。


結論

可愛い子にはオビツを付けろ。

服の互換性については、セリア7cmに合わせて浴衣と羽織を作っていたけれど、引きずらない程度から足首になり、指先が出るようになった程度で十分許容範囲でした。

GWの教室では、ヘッド1万~2万+受講料なので、セリアで材料揃えてヘッドを大量買いして練習して見ると良いと思います。ウィッグは不慣れだけれど、アイやウィッグになれた人がメルカリに出店しているので、購入するのもありかと。

気に入る子ができたら、デザインにもよるけれどオビツ11にすることをお勧めします。これは上記の理由もあるけれど、衣類や小物がオビツ11の方が流通しているということもあります。

あとケチったけど、マグネット付きにすれば自立やポージングがもっと簡単になります。

過去に紹介したカスタムなんかを出品していたり、ドールアイや衣類等も出店予定なのでよろしければ覗いてみてください。絵画もやってます。

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