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複合機のチャージ料金に対し思う事

昔からペーパーレスという言葉は意識高い系の元祖として存在していましたが、様々な会社で紙のデータが減らなかった要因に複合機の存在があると思います。

パソコンで作ったデータの印刷や紙資料のコピー、ファックスの印刷等々、複合機はこれまで膨大な紙資料をどんどんアウトプットし続けてきました。

ペーパーレス原理主義者から見ると複合機は悪でしかありませんが、ビジネスにおいて紙資料というのはDXだ!なんだで切り捨てていくには惜しいほどの価値はあるように思えます。

でも今回はそれが主旨ではないので、スパッと話を変えますが複合機で印刷をすればするほど複合機のメーカーとそれを販売している販売店が儲かる仕組みがあります。

それは、チャージ料です。
紙を1枚印刷するごとに数円の金額がカウントされていきそれを月単位で請求されるという総務や経理に従事している方々ならみんな知っているというアレです。

このアレって、なんかぼったくりのようにも思えますが実はそうでもなくそのチャージ料でトナーは無料になっているし故障した時の修理代金も含みます。
なので、考えようによっては良いシステムだとも思えます。

でもこのチャージ料という仕組みの中にスキャナでスキャンした枚数は含みません。確かどのメーカーの複合機もそうだと思います。

たぶんですが、複合機におけるスキャナ機能ってどこかのメーカーが当初おまけ的につけたのかな?って思っています。
けれど、そのおまけが結構評判よかったもんだからどのメーカーもスキャン機能を装備した複合機を横並び的に作り続けたんだと思います。

これもかなりたぶんですが、メーカー内にはスキャン枚数をカウンターに含みましょう。といった意見もあったのかと思っています。
けれど最初にスキャン機能を複合機に含めたメーカーがスキャン枚数をカウンターに入れなかったんだと思います。
その結果、横並び大好きな日本ですもん。みんなスキャンはカウンターに含めないってなったんだろうなぁって思っています。

それも、当初印刷需要が今現在のように激減するなんて予想というか想定していなかった事からきてんだろうなぁと、すいません。素人ですがそう思っています。

でも、時代は電子帳簿保存法施行の影響もあるかと思いますが紙を印刷する機会が大幅に減りました。
それと反比例しスキャンする機会は大幅に増加していると思っています。

スキャン機能をチャージ料金に入れとけば、今までと同様安定したチャージ料金を徴収できたのにって思います。

ただ、良かったのか悪かったのかはこの先が決めるとして、ビジネスにおいてスキャナー機能はこの先も複合機が一番いい機器だと思っています。

特に複数枚ある文章を一括PDFにするのには複合機がNO1だと思っています。

あと、複合機側でスキャンしたデータをクラウドスレレージに保存できる設定ができれば最高だと思います。

と、自分的には考えていますが、その先を更に考えてみると、複合機が紙資料をどんどん印刷しなくなると言うことは、長い目で考えてみるとこの先スキャンする紙資料そのものが減少してのではって思います。

今現在、作成したり複製する書類というデータが印刷されずおのおのの保管先に保管され使用している機器で表示する事が一般的になってくると、これまで紙の書類を凝視する事でその書類の中の様々な問題点に気づいたりする人たち(お偉いさんに多いタイプ)はこの先、モニターに表示される数値から問題点とかに辿り着かなければならず、それって結構大変じゃないのかって思ったりもします。

でもそれが普通になってくると印刷物は凄く減り、数年後500枚入りコピー用紙なんてものは普通に「なにそれ?」って言われるものになっているかもしれません。

そうなると、そもそも「スキャン機能ってナニ?」って事になるのではって思ってます。

僕らは長年、コンピューター。。。、
いや今で言うとITというものを熟知する身として企業さんに貢献する事を生業としていますが、ペーパーレスというのは長年の夢でした。
夢というのは、僕らは企業さんにペーパーレスを実現しましょうよ!って売り文句的に言っていたんですが、その反面、ペーパーレスなんて絶対無理だよなとも思っていました。

けれど、本来改ざんできないフォーマットがPDFだろ!って思っていたのにそのPDFにコメントを入れることができるアプリがでてきたり、フォーム形式として項目を入力できる機能が付加したりしてPDFはペーパーレスに弾みをつける存在に育ってきた感があります。

また、僕らの年代がどんどん歳をとるにつれデジタルが当たり前速度はどんどん加速しているとある意味確信しています。

つまり、なにが言いたいかというと僕らが本音で絶対無理だよなって思っていたペーパーレス化がここにきて本当に実現するのかも?と思えるステージに来ているように思います。

これって、僕ら世代では感慨深い事です。

テレビのCMでダジャレを繰返す大塚商会のCMはある程度認知されていると思います。
この企業って全盛期、日本中だか東京でだかは忘れましたが、街の全ての交差点に接するビルに大塚商会の販売店を作るとイキっていました。

OnePieceのルフィーに匹敵するくらいの目標です。
残念ながら現状、大塚さんはイキった目標を見失っている感があります。
けれど、全ての四角に販売店を作れなくても現状も販売店として最先端で戦っていますし凄いと思います。

まあ、それは置いておきまして、複合機メーカーさんがこの先、チャージをやめてエプソンさんと同様のモデルに変えるのか、チャージ料という仕組みを変えてくるのか、注目はしておきたいと思っています。

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