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ThinkPadの赤い点を懐かしみながらタッチパッドをディスってみる。

ThinkPadというノートパソコンのキーボードに真ん中ら辺に赤いポインティングデバイスと呼ばれるボッチがあるのを知っていますか?

あれを左右上下に動かすことでカーソル(矢印)が動くのです。

あのボッチを人差し指でいかに繊細に時には激しく動かせるかどうかがナウいラップトッパー(←そんな言葉はない)の条件でした。

しかしその繊細な指先技術が別のところで役に立つことはあってもマウスでの操作には全くかなわないというちょっと残念なテクノロジーでもありました。

となると、マウスにかなわない物がなんでキーボードの真ん中にで〜んとあったのか!

上記画像はThinkpadではありません。
大昔のDynabookです。
「G」と「H」の間にある緑のボッチがポインティングデバイスです。

理由があります。

それは、まず時代背景から。

当時ノートパソコンはラップトップパソコンを呼ばれていました。

今じゃ「なんですか?ラップトップって?」という感じですが、ラップトップPCとは、膝の上で使えるパソコンという意味で当時それは重要なコンセプトでした。(F1ドライバーだった鈴木亜久里さんも当時ラップトップを膝に笑顔を振りまくというCMに出てました)

膝の上でパソコンを使うとなると、マウスはポンコツデバイス化します。
(圧倒的に置くところがないし転がす場所もないし。。。)

ということで、謎のポッチ「ポインティングデバイス」は当時膝の上に乗っけて使えるコンピュータを売りにしていた為の便利装置だったというわけです。

けれど、ボッチはあるものによって世の中から葬り去られました。

それはタッチパッドです。

ノートパソコンのキーボード下にあるあれです。

ポインティングデバイスと比べるとかなり派手です。
でも派手なわりには、出現当初から今日までずっと筋金入りの嫌われ者です。

何故かというと、例えばエクセルで入力している時に手がタッチパッドに触れるか触れないかのところで反応してしまいセルの場所が変わってしまうなんて事を何の躊躇もせず起こしていたからです。

この現象をMacbookはかなり早い時期に克服し完璧な型でタッチパネルを作り上げ今に至っていますがWindowsノートPCは数年前まで克服できませんでした。
いや、正確に言えば今でも克服はしていないかな?

数年前、苦肉の策としてタッチパッドの機能を設定で無効化させるという措置をWindows11で行ったのです。

個人的に思うのは、この後に及んで設定の中でタッチパッドを無効化させるという方法しか取れないのならもっと早く(例えばWindowsXPぐらいで。。)それをやってよ!って思います。

でも昔からタッチパッドを無効化させる方法あったよと思われるかもしれません。

確かにありました。
マウスをパソコンのUSBに挿すと自動的にタッチパッドが無効化させるとか、ファンクションキーにタッチパッドを無効化させるボタンあるとか。。。

しかし、メーカーで別の方法だったり、同じメーカーでも違う機種だとやり方が違ったりという状況でした。

共通化してくれ〜!!っていつも思っていました。

ちなみに、タッチパッドを無効にできない機種ってのもあって、そんなパソコンを導入してしまったユーザーさんがどういう措置をしていたか!

タッチパッドにコピー用紙を貼り付けていました。
けれど、コピー用紙じゃ反応してしまうのです。
ならば!と、ダンボールをタッチパッドの大きさに切って、それを貼り付けていました。
「これだと、反応しないんだよねぇ〜」と自慢げに語っていました。

まあBIOSをいじってあげるという方法もあったけど、BIOS等の変更は自分のパソコンだったら躊躇なしにやれるけどユーザーさんのものだとちょっとなぁ〜ってところもあって基本やらなかったけど、タッチパッドオンダンボールなんか見せつけられるとなんかしてあげたいとか思っちゃたりしたものです。

今、改めて考えてみるとそんな馬鹿げたものがノートパソコンに10年、いや20年以上付属しているんですよね。
その間、メーカーさん達はこの問題を改善させる努力してきたのかな?。。、疑問です。

それならポインティングデバイスを発展させてきた方が有効だったんじゃなの?って思います。(例えばポインティングデバイスを5、6個くらい色々な場所につけるとか。。)

と言うことで、冒頭に戻り、ThinkPadです。

Thinkpadってなんと最新機種でもポインティングデバイスとタッチパッド両方あります。
ブレないというか、八方美人と言いますか。。

あれもこれも付けておいたから気に入ったもの使ってね。的な感じなんでしょう。

ただ考えてみると電車の中でパソコンを使う場合は揺れる分タッチパッドの方が使いやすいかもしれないけど、駅のホームのベンチとかでは、ポインティングデバイスの方が使いやすいように思います。

そうやって考えるとThinkPadってユーザーさんがどこでパソコンを使ってもいいように色々考えているんだなぁと思います。

Thinkだけに流石だわ〜。と、お寒い終わり方ですいません。







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