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傾聴

傾聴の力はすごい。知らない人は、傾聴というと、単純に話を聞く事とお思いであろうが、これがどっこい、月とスッポン、雲泥の差なのである。

私は、産業カウンセラーとキャリアコンサルタントで傾聴のノウハウを学んだが、決して特殊な学びが必要なわけではなく、むしろしごく単純かつ明快な技法です。

どちらかと言うと、自転車に乗るような感覚。どうすれば乗れるのか、学びさえすれば、頭ではすぐに理解できます。しかし、実際に乗れるようになるには、練習が必要だし、転ぶ事もある。最初はキチンとサポートしてもらって覚えた方が良いし、乗れたからといって終わりではなくて、その後も、知れば知るほどの奥深さにハマっていきますよ。

ここですこし傾聴について話します。

「傾聴」は、カール・ロジャーズが提唱した考え方と手法。精神疾患の患者の治療は、それ以前は指示を与えて誘導することが主流だったのですか、それではなかなか良くならない。そこでカールロジャーズは、相手が自ら変わろうとしなければ、変わらないということに気づき、来談者中心法(パーソンセンタードセラピー)即ち指示をしない精神療法を打ち立てたのです。

その方法は、「聴く」こと。そして、「共感」すること。この共感がキモなんですが、これだけで、ひと文章書けてしまうので、今回は外郭のみにしますね。

「聴く」ときは、うなずき、あいずちをしっかりします。すると、相手がは話をちゃんと聴いでくれているんだと、安心します。

そして、本人が話した言葉をそのまま返します。すると、話した方は、自分が何を話したのか再度認識します。さらに、話しに、感情の言葉を捉えて返す事で、自分がハマっている感情を受け止める事ができるようにります。

その後も、たくさんの手法によって自身で問題に向き合う事ができるようになっていくのです。

変容は、自らが変わる事を選ばなければ何も変わりません。

傾聴とは、ただひたすら鏡のようにその人の話す言葉をうつしだし、共感の態度をとることで、クライアント自らが、問題を理解し、その解決方法を自分で獲得することを信じる事なのです。

簡単そうで、難しいのですが、この技法は本当に効果があります。また、傾聴については追記したいと思います。

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