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選りすぐりの幸せ

昔は片付けが苦手だった。片付けが苦手な人に共通するお金の管理の苦手さもあった。

無くし物をすれば探すより買い足す、似た物があってもちょっとの違いが欲しくて買い足し、セールで買って、なんとなくで買って...物が溢れ、モノの数も内容も把握できない...この繰り返しで片付けができなかった。


21歳くらいの時だろうか。私の大好きな女の子が「ひとつひとつに愛着があるんよ」というようなことを話しながら、自分の持ち物を幸せそうに紹介している姿をYouTubeで見た。

選りすぐりの幸せにときめきを感じるってすてきだな〜と思い、少しずつときめき基準で断捨離をし始めてから、片付けもお金の管理も徐々にできるようになった。


日用品はストックがあといくつ残っているかまで、見なくても把握できる量に物を減らした。使いきれないものは買わない。

そのかわりたとえばアイシャドウは1つだけしか持たないと決めているのだけれど、使い終わった時には、妥協せずとびきりのときめきを感じた物をひとつ買っている。これがたまらなく幸せを感じる。



服は少数精鋭。欲しい物がある時にはクローゼットの中身を確認し、時にはその場で断捨離をしてから本当に必要な物だけを買う。季節を問わず永く着られるものはときめきを感じた物を少し高くても買ったり、消耗しやすいものは捨てても後悔しない価格帯から選ぶようにしている。シーズンごとに断捨離したりするようにもなった。

大好きな本も、小説は文庫でも大満足できるので文庫版が出るのを待つようになった。やっと手に入れられた時のときめきがたまらない。


自分が何で幸せを感じるのか。
いつだって自分の幸せメーターに心を寄せる。


自分にも環境にも優しくあれる、選りすぐりの幸せに囲まれた今の生活が私は大好きだ。

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