シャチョーチャレンジ3への参加
シャチョーチャレンジへの参加の理由
いつも独りよがりで作品を作っています。それが悪いことではないのですが、Printablesのコンテストやこういったイベントに参加すると周りの有識者やすごい発想を持った方々から刺激をいただきます。まさに、多様性の高価です。
ということで、作りたいものがあったのですがなかなかうまくいかず、その試行錯誤をまとめました。ここにたどり着くまで約3日、最終的にたどり着いた方法だと30分ほどで編集できます。ってことでその手法をまとめます。
実験条件
設計手順
皆さんの世界観が素晴らしすぎて、全く手が動かず。最終的にたどり着いたのは、羊の皮をかぶったしゃちょーでした。
ひつじのモデルをダウンロードして、シャチョーモデルと組み合わせる、こんな簡単なこと!だったのでしたがいろいろくろうがありました。というのも、Fusion360でやり切ろうと思ったのですが、メッシュ編集をするとAppがロックしてしまう。その状態で頑張ってきたのですが、何とかならないかと調べていたら、メッシュを扱うにはクワッドメッシュにするのが良い!とのはるかぜぽぽぽ先生からのお告げがありました。それにたどり着いたらあとは速い速い!
ということで次の手順で進めました。
MeshlabでSTLファイルをクワッドメッシュに変換する。
Meshmixerで2つのモデルを組み合わせ、不要な部分を取り除きソリッド化する
Fusion360に取り込み、継いだ部分を滑らかにする
結果はこんな感じです。
こだわったところは、顔はできるだけメッシュを削除しないこと。体はそんなに気にならないかと思うので。
Fusion360がメンテナンスに入り、メッシュ保存ができなくなったので、動画にまとめることにしました。で、別の手法にたどり着きました。
MeshlabでSTLファイルをクワッドメッシュに変換する。
Fusion360に取り込み、2つのモデルを組み合わせ、不要な部分を取り除き、継いだ部分を滑らかにする
これなら使用するツールが2つで済みます。
設計手順詳細
を描こうと思いましたが、実はかなり時間がたってしまっていますので大事な部分だけ記録にのこします。
まず、Fusion360にobjファイルを読み込みます。
サイズが大きすぎるようですので縮小します。
修正メニューの中にメッシュ尺度指定とありますので、これにて縮小します。
次に組み合わせる羊を読み込みます。出典がかけない。見つからない....ライセンス上は商用じゃなければよいようですが。
こちらも縮小しておきます。
ちなみに、モデルはこちらのはずです。
https://www.cadnav.com/3d-models/model-49466.html
移動コマンドでシャチョーを傾けて羊と融合させます。
おおよそ顔の位置があったら作業をストップして、後で継ぎ目を縫い合わします。その前に、羊とシャチョーを継ぎ合わせる部分で切り離します。このあたり!ってところに線を引きます。
平面で立体を切り離すために、先ほど引いた直線で傾斜平面を作成します。
作製した傾斜平面で、モデルを分割します。
この時に重要なのが、塗りつぶしタイプです。分割した時の分割面を作製するか、作成しないかですが、作成しない場合に後でつなぎ合わせが困難になる場合があります。
デフォルトは多分塗りつぶしなし(以下を参照)となっていますので、塗りつぶしタイプを均一もしくは最小としておく必要があります。
切り取られたシャチョーの頭部はこんな感じで切り取った断面ができています。
同様に羊さんもカットします。分割線が異なるのは同じ面で分断するとつなぎがうまくいかなかったからだと思います。ずいぶん前にモデリングしたので記憶があいまいですみません。
編集については、動画のほうがわかりやすいと思いますのでそちらをご覧ください。
ここでの注意点としては、塗りつぶしの方法だけだと思います。最少にすると制度が落ちますので、均一かスムーズを選びます。尺度は細かくしてもあまり意味がないと思いましたので1にしています。
結果と考察
プリントは、上下二つに分けました。というのも、サポートが丸くなっている羊のおなか部分などにつくのが嫌だったので。おかげさまでうまくプリントできました。上下の接着で少しずれましたが。
実際にプリントしたのがこんな感じ
おなかの部分のサポート痕が気になります。なので、気にならなそうなところ(ちょっと下側で視点が集中しない部分)でスライサで分割しました。
モデル
モデルはPrintablesで共有しました。