愛車を手放し、新車納車まで
約5年載っていたVolkswagen Golf GTIを手放しました。車自体の仕上がりは良かったです。約15年ほどVolkswagenにお世話になりました。ただ、ここにきていろいろあって、車検の時期が近付いたということで乗り換えを考えました。手放したいきさつと、新しい車を入手するまでを記録します。
自動車遍歴(~5代目)
これまでの自動車遍歴は、
1台目:マーチターボ(白。写真とはカラーリングが異なります)。こちらは諸経費込みで19.8万円のものです。夏になるとシフトワイヤーが高温で伸びてギアがきれなくなるという代物でした。もちろん、MTです。
2代目は同じくマーチターボ(1台目は事故って廃車)です。
3台目は、ユーノスロードスター J2リミテッド(NA8) サンバーストイエローです。
4台目はVolkswagen Polo GTIです。
ここまですべてMTです。運転が楽しかった!絶対にATには乗らないと思っていました。Poloには何の文句もありませんでした。本当に毎日楽しくて。問題は、走りが楽しくてついついスピードを出してしまうこと。そして赤のGTIだから狙われているのか、この車で初めてスピード違反で捕まりました。
そのあと、夫が購入したVolkswaven Golf Highlineにちょこちょこ載っていました。懐かしい、納車儀式の写真です。手前が手放した夫のGolf Highline、奥にあるのが私のGolf GTIです。Golf Highlineは所有者の夫が、子供が後ろで騒いでいるのに気を取られ、ぶつけました。修理をするなら高く下取ってGolf-Golf乗り換えのキャンペーン使わない?というアドバイスに乗りました。まぁ、アドバイスというより、口車に載せられたのかもしれませんが、こうやってこちらにも有利なようにいろいろ提案してくれた当時の営業さんに感謝!です。
そうして、5代目の愛車Golf GTIに乗り換えます。Highlineでも全く問題ありませんでした。その下のラインは力不足でしたが、高速で追い越しのための加速も全く問題なく。でも、せっかくのアップグレードの機会でしたので、それに載ってみました。赤を選んでいるのは、周りの車に認知されやすいと思っているからです。黒や白は背景になじんでしまい、ミラーで確認した時にも見逃してしまうことがあります。赤はそれが少ないと思うのです。また、小さいころから人と違うことをしなさい、人と違うことをして自分の存在価値が生まれるのだと刷り込まれてきており、アンチメジャーできたので周りがどう思うかなんて関係ない、自分が好きなものを選ぼう!ってことで赤です。苺が好きです。
そうしてGolf GTIに乗り換えました。Volkswagen車はよくできています。ほとんど文句なかったです。一つクレームがあるとしたら、通勤経路にトンネルがあるので内気循環にしているのですが、エアコンの設定温度と内部、外部温度の関係で、外部温度のほうが設定温度に近い時には勝手に外気導入に切り替わってしまうのです。これは賢いのかもしれませんが、余計なお世話です。壊れることもほとんどありませんでした。Golf GTIの前までは。
乗り換えようと思った訳
Golf GTIになってから2度壊れました。1度目は左のウインドウが下がりっぱなしになったことです。普段一人で乗っているので左ウインドウを開け閉めすることはありません。お客様のところを訪問して、守衛さんに挨拶しようとして左のウインドウを開けようとしたらなんだか異音が。一度下りたので、上げようとしたら異音が。それでもう一度下げたらウインドウが閉まることはありませんでした。修理代は10万円を超えました。ほとんど使ってないのに壊れるってそもそも車に問題あったりしない?とその時はちょっと思いました。その時の窓口の対応が、当たり前のように処理して高額請求するのにちょっとキレました。
そして、そのあともう一度問題が発生しました。リアウオッシャー液が出ません、とのこと。調べてみるためにはリアスポイラーを外す必要がある、それをするとリアスポイラーは再利用不能なのと板金は外注に出す必要があるので10万円以上かかるとのこと。ただし、そこに原因はないかもしれないってこと。え?修理のためじゃなくって調べるためだけに10万以上払う必要があるってこと?そもそもチェックのために部品にアクセスするために板金工事まで必要って、設計不良じゃん?私もメーカーでの設計経験があるので、そんな説明お客様にできんよ!って思いました。そういうことをしゃーしゃーと言うメカニック担当者にキレました。営業さんも、申し訳なさそうでした。10年以上Volkswagenとよいお付き合いをしてきたつもりでした。が、ここが切り替え時かな、担当の営業さんも異動となったことで車検を機に乗り換えを検討しました。
自分のポリシーとしては、面白い車しか乗らない!です。こだわりが強すぎるところが自分の強みでも弱みでもあります。
今面白いと思える車が実はないのです。普段一人乗りですし、たまに大物を抱えていくとしたらPrusaMini+ぐらい。これだって普段は背中にしょえるものです。
ってことで、要件も定まらず、なかなか良い車が思い浮かびませんでした。そんな5月のある日のこと(7月末車検なのに)、お客様の研究所発足周年記念パーティーで日産の方と出会いました。何の気なしに、欲しい車ないなぁ(日産の方相手に失礼ですよね)、Teslaにでもするかなってつぶやきました。すると、Teslaは充電規格が日本車と異なるので充電に苦労するよ、電気自動車ならアリアはどう?と勧められました。ただ、アリアは私には大きすぎる!書き忘れていましたが、私には運動神経がない。なので、大きい車は車両感覚をとらえにくく、間違いなくぶつけます。ってことで速攻候補から外れました。ちなみに、現在(これを書いていた時点で)受注停止です。そして価格は5,390,000円らしいです。
次に紹介されたのが、Aura NISMOです。こちらは、ガソリンを電気に変換して走るe-powerというものらしいです。すみません、この時点までEVには仕事でしか関りがなく、実際の車種などに関してはほとんど情報をそろえていませんでした。コンパクトカーは好きです。それでも、PoloからGolfに乗り換えたときに、あぁ、もうPoloには戻れないなと思いました。ドアを閉める音、内装やボディカラーへのこだわりなど、これが車格というものかと初めて思いました。という意味で、AuraはNoteの高級版とのことですが、Noteの前身はマーチ?(そんなことないと思います、私の単なる思い込みです)って思うと、戻れない領域かなと。本当は試乗をすべきでした、今思うと。それでも、その時点から車検まで3か月を切っていたので、Webで見ると7月末までに納車可能なTeslaに興味を惹かれていました。ちなみに、赤のAura NISMOは3,078,900円だそうです。次の乗り換えの時にあったら試乗してみたいです。
Telsa model3試乗
Telsa model3を試乗することにしました。Webサイトで試乗を予約します。翌日乗れるとのことでしたので行ってきました。
https://www.tesla.com/ja_jp/drive?selectedModel=model3
試乗を終えて、そのあと商談でも始まると思ったら、どのような体験でした?と聞かれました。で、それだけ。え?値段交渉とかネゴとか一切なし?
ありませんでした。この後どうするのでしょう?と聞くと、気に入っていただけたらWebサイトから注文してください、と。え?
その日はそれでテスララゾーナ川崎を離れました。乗り換えるなら今の車をどうにかしなきゃ、もありますので。よくよく見てみると、ラゾーナ川崎は販売店ではないのですね。そもそも販売店が見つからない。日に日にTeslaに乗り換えることだけが自分の中で固まってきました。だとするとGolfを売却しなきゃいけません。
Golf GTIの売却
6月になって、Teslaから週一ぐらいでメッセージが届きました。どうですか?今なら赤のTesla在庫がありますよ!6月中に納車可能ですよ!って。え?そんなに早いの?なら売却急がなきゃ!ってことで6月4日に査定をお願いすることにしました。〇〇センサーを利用しました。ほかに知らなかったから。ディーラーに相談するのが一番高く買ってもらえるよ、というのがTeslaの方のご意見でした。
1月の点検時にフォルクスワーゲンで勝手に査定してみました、って金額が210万円でした。Telsaから提示された下取り額が130万円でした。あまりにも安すぎる、相場からすると200万円はいくはず!と思い、○○センサー経由で査定をしてもらうことにしました。
朝9時頃に○○センサーのサイトで査定依頼をしたところ、5秒もしないうちに電話がかかってきました。その電話の間にもバンバン電話がかかってきました。合計で10件、当日査定に立ち会いました。
感想としては、もう○○センサーを利用しないかな、申し訳ないけど。10社と話をするのは大変でした。また、いろんな人がいました。ネガティブに記憶しているのはこんなところです。
電話だけでアポを取るので、記録に残らない。電話番号と会社の紐付けができない。自分でメモして管理する必要がある。途中でスケジュール変更があったりして、それも含めて管理しなきゃいけない。
談合はしないので、何社かで同時にせいの、で値段をいってその中で決めませんか?と言ってくる。そんなの信用するわけがない。
自分からは値段を言わない割に、いくらなら良いかと聞いてくる。なので、最低200万と答えると、それでは交渉できないという。なら、ここからスタートしたいと他よりよさそうな金額を出してほしい。でないと、交渉の土台にも乗らない。
たばこの吸い殻が車内に落ちていました。まさか車内で喫煙したわけじゃないと思いますが。売りに出ている私の車は禁煙車扱いになっていません。もしかしたらそれで価値が下がっているかも。
いろいろと設定が変わっていました。エアコンをガンガンに効かせて、ライトの設定も何もかも変わっていました。現状復旧が礼儀でしょう。すみません、細かくて。翌日の夕方、ライトが付いていないことに気が付きました。(通常オート)
自宅前にある月極の駐車場に勝手に止めている人もいました。その人を通して企業の良識を疑います。
で、確信したことは、ほとんどが転売ヤーなので、手数料を取られても損をしない金額を提示されました。実際にそういわれました。Teslaの査定額までいかないところもありました。また、○○センサーに登録があったら電話をする、査定に出向くのがノルマ(連絡を取ったり査定をした件数で稼ぐ)なのだなと感じました。ある会社は出勤経路にあるのでこちらから出向きます!というと、そうですかという感じ。ある会社は朝一番に来たけど、アンケート用紙も社内に忘れて、本部に連絡しますといったまま夕方まで来ない。ある会社は、その日の夕方予約の時間を予約して、昼過ぎに今日は無理だから来週にしてほしいと。翌週に時間を設定したのですが、当日になって今日も無理だから日を変えてほしいと。すでにその時には販売先が決まっていたので、お断りしました。こちらは連絡先をメモっていなかったので、すでに決まってしまった連絡をしたかったのですが、それができず申し訳ない!と恐縮していたところにリスケの電話でした。
最終的に、一社だけが頭一つ出た価格を提示されましたので、そこと交渉することにしました。6/30までに納車する条件でした。
テスラの購入から納車まで
テスラはModel3の赤の在庫が1台あるので6/24に納車可能と言われました。なので、Webサイトでぽちりました。こんな価格のものをWebでポチって購入するっていうのは新鮮でした。値段交渉も何もなく、ポチるとすでに登録してあった情報(メアドなど)と紐付けされて、登録書類が自動的に送られてきて、それに記入して返送する。1か所記載ミスがあったので電話連絡すると、私の電話番号と紐付けられてすぐに書類のpdfがメール添付で送られてきました。書類に記入して返送すると、サイト上で進捗を見ることができます。当初の24日はこちらの書類返送が遅くなったので遅れて、30日の納車となりました。30日は午後9課とし、Golfを売却先の中古車屋さんに持ち込み、そのあとで有明に向かいました。まさか、有明の駐車場にいって勝手に乗って帰る?と思っていましたが違いました。ちゃんと人がいました。(当たり前か)
でも、看板はこんなにちいさい。
なんと効率の良い運営なのでしょう。駐車場のわきに小さなブースがありました。ここで名前を伝えて、カードキーを入手します。社内に重要書類があることを伝えられます。ほかにありますか?と言われて、車はどこに?と聞くと、あ、といってそこから出ると駐車場になりますのでそこにありますと。
よく目にする、Tesla納車の様子です。自分で駐車場で探しに行きます。
Golf GTIのその後
Golfはその後どうなったか?というと、昨日(7/12)ネットで探すと見つかりました。車両番号まで画像がアップされていましたので元私の車だとわかりました。
売却価格にどれぐらい上乗せするのかな?と気になっていました。というのも、もう少し高く売れたのでは?という気持ちもあったからです。
で、結果としては2x万円上乗せされていました。もっと利益をとっていると思ったので、中古車販売業って結構大変なんだなと思いました。10/20の時点でまだ販売中でした..…いい車なんだけどな、程度もよいし。禁煙車だし。
11/16の時点でも残っていました。この時、本体価格(売価)は下取り価格+5.4万円まで落ちていました。BM社の問題があって以来、他に流れる→早く販売完了となると思ったのですが..…
でも、下取り価格+消費税>販売価格だと業者が損してない?私が気にすることではないのですが気になっちゃいました。
今回得たもの
テスラは驚きの連続でした。システマティックでした。Webで試乗の予約をして、試乗して、Webで注文して。Webの金額とは別に諸経費がかかると思っていましたが表示されていた額が実際にかかった総額で、値引き交渉をすることなく、とてもシンプルに車を入手しました。発注したら数日で振り込みをして、書類を送って、納車の日を迎えて。それまでの手続きの進捗はWeb上で確認することができました。
こんなに簡単に高額なものが売れてしまう仕組み、うち(会社)でも導入したいと思いました。本当に効率が良い!新しく刺激的なエクスペリエンスでした。
車は自動車というより、動く高度なICT環境って感じです。いろいろ問題もあります。それはおいおい記録に残していきたいと思います。