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2021年のラストプリント

本年もお世話になりました。いつもながらぎりぎりのスケジュールでいろんなことを進めております。今年最後のプリントは、来年の干支のトラです。

使用したもの

デザイン

こちらのデザインをお借りしました。ローポリにしたいのですが、やはり精密な図面でないと質感が出ないと思い、ここにたどり着くまでに時間を要しました。

https://www.thingiverse.com/thing:3710372/makes

設計環境

Fusion360を使用しました。オブジェクトファイルを読み込んで、プレビューで確認しながらメッシュの荒さを調整しました。

接着剤

私はMMUなど持っていませんので、ここはさっくりあきらめて接着剤のお世話になります。
今回も使用したのはこちらです。

フィラメント

使用したフィラメントはこちら。
Gold: Longsell社 シルクゴールドPLA
黒: RepRapper社 黒PLA

Fusion360でのリデザイン

お借りしたデータをローポリ化してスライスしていきました。約10年前に通っていた芸大(通信制、陶芸コース)の先生から習いました。どこか特徴的な表現したい部分を切り取る(物理的にではなく)って表現するものだそうです。(8年通ってまだ自分のものになっていない、残念.....)

トラをトラとしてプリントするのではなく、自分にとってのトラとは何か。
今回お借りしたモデルは口を開けているものです。というか、自分のイメージに合ったデザインを時間をかけて探しました。
やはり、トラというと大きな顔と大きな口、黄色と黒の縞模様、その部分を切り取ろうと思いました。(誰でもそうですよね)

デザインしたのはこんな感じ。もともとオブジェクトを配置した時にまっすぐ立たなかったのをよいことに、オフセット平面で切り分けています。

顔が黒いのでよくわかりませんね。

すべてゴールドにしてみました。が、やっぱり完成イメージがつかめません...…

プリント結果

プリントした結果がこんな感じ。すでに接着剤でくっつけてあります。

デザインの時点で気づけばよかったのですが、なにやら黒い線が太いため野暮ったいなと。やはりセンスが...…陶芸も、手び練りからろくろまであらゆることをやってきて、それなりにろくろなんてビアマグを1時間で12本は引けるぐらいになったのですが、どうもセンスが足りない、ない。残念。
ということで第2試作をすることにしました。(そもそも顔が完成していない)

こんな実験レベルのものでも、とりあえず年始に向けてプリントしたい!という方もいらっしゃるかもしれませんので、参考のため(というか、自分自身の最終版の管理のために.....)prusaPrintにアップしました。

第2試作のデザイン

こちらは、xy平面にカットしたいラインを引いてそれを使用して傾斜平面を作り、カットしています。加工する前に斜めに配置されていたのをある程度並行度を取るようにしてしまったので、逆に縦に縞が入ってしまって面白くないかもしれません。(芸術家は、おもしろい!をよく口にされていました)

第2試作結果

大晦日前日に三重県桑名市の実家で組み立てました。


掘りごたつの隙間で1ピースを失い、こちらも完了形ではありません。が、組み立てたものを共有します。また、デザインも共有しますので興味のある方は作って見てくださいませ

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。

本年もお世話になりました。
よいお年をお迎えください。



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