海月のように生きる夏
夏になると、眠りにくくなる。
松原に住んでいた頃は、朝焼けをみてから布団に入った。夜中の散歩に出ることもある。夏夜はぬるい夢のなかにいるみたいで、海月になった気分。
昨日、私と歳が変わらない知人の訃報が届いた。
夜、電車で倒れていたおじいちゃんに「大丈夫ですか?」と声をかけ、駅員さんを呼んだ。
もうすぐ、父とマミさんの命日。
笑顔が浮かぶあのひとたちや、遠い国のあのひとたちが、どうか毎日健やかに過ごせますように。
それが叶えば、何もいらない。ただそれだけ。
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