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5月20日(金)の日記

朝一番で採血。朝採れという言葉が浮かんで、ベッドに横になりながら、帰りに旬の果物を買おうと決めた。
家だとうまく眠れないのに、病院だとウトウトするのはなぜだろう。棋士の先生が「注射の針が刺さる瞬間は、人間が一番無防備になる瞬間」と言っていた。

ビワとブルーベリーとスイカを抱えて帰宅。

15時半、会社のラジオ配信にゲストで呼んでもらう。まだ語るには時間が必要な話題もあり、たいした話はできなかった。
最近読んだ本『COSMIC CHILDREN』『赤い蝋燭と人魚』『斎藤隆介全集』の話をした。子どもの感性に触れると、具体と抽象の行き来をもっとシンプルにしたいと思う。たぶんできる。

始まったキャンペーンが、実質第4弾まで続くので体力勝負。押忍。

夜、シスターフッド的なふたりと渋谷でごはん。PEZという魚のビストロ。こんなに何かが解放される瞬間があるのかってくらい、気持ちのこもった乾杯だった。「よくぞよくぞ、頑張りました」って言い合った。

こういう時間を過ごして、また勇気が溜まっていくんだろう。

「勇気は消耗品なのだ。どんどん要るので、どんどん供給しなければならない。勇気の供給にはいろんな方法がある。本を読んだり、友達とあったり、おいしいものを食べたり。どれも勇気がわくことだ」

江國香織『やわらかいレタス』

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