そこは、ぐっと我慢
いけばなの基本の場合
テーマに向いてる花材と向かない花材がある
なので基本をやっているときは
どうしても似たような単調な花材になりがちだ
とはいえ親心としていろんな花材に触れてほしい
稽古のときに目を輝かせ
「いけばな習わなければこんな花材
いけてみようと思いませんでした」
「こんな植物ってあるんですね」とか言われちゃうと
やっぱすいろいろ触らせたいなぁ~と思っちゃう
思っちゃうんだけど
そうはいっても向かない花材を使うと
ただただ四苦八苦、時間ばかりかかって
本来の目的を果たさないまま稽古終了となってしまう
これでは先生失格なのだ
技のみでいける【投入】というものがある
これはベテランさんでも苦労するなかなかに難しいものだ
そしてこれにもやっぱり向き不向きの花材がある
初心者には向いてるいけやすい花材を
用意してあげるべき、なのだ
なんだけど
花屋には魅力的なコがいちゃったりする
どうしても目移りしちゃうのよね
先日も花屋の店先で「うっ」っとなった
あまり見ないはなが入っていた
けど、
どう頑張ってもいけにくい植物
ぐっと我慢していけやすい花材を選ぶ
花材は稽古当日ではなく前日
もしくは前々日に準備する
なので一晩、二晩置くことになる
手入れの仕方を理解してもらうため
極力、花屋からきた状態のままに
しておきたいんだけどそうもいかないことも多い
最低限の手入れをしておく
そうするとちびコが出ることもある
写真はわかりにくいけど
2枚重ねて色のグラデーションを楽しむ
もうひと枝重ねてふっくらとさせる
ちびコはゴミ箱にぽいっとすればゴミだけど
工夫すれば1作になる
切り落としたたった3本
目新しいわけでもない
年中花屋にあるような花材でも
それでもしっかり暮らしを彩ってくれる
いけばな教室 西宮市
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
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HP