人はないものをねだるよね
明日は母の日だ
わたしには母が3人いる
3人?って思われるだろうね
構成(?)は
生みの母
育ての母
いけばなの母
いけばな業界では自分の先生を『親先生』と呼ぶことがあり、本当に親のような存在になってくれることも多い
わたしはこの『親先生』にとても大切に育ててもらった
とても幸せなことだ
人ってないものねだりのところがあるって、ことあるごとに実感するんだけど、例えば母の日なんかもそれを実感する
最初に書いたとおり、わたしは生みの母と育ての母がいる、つまり生んでくれた母はわたしを育てていない
わたしが3歳のときに生まれたての弟とわたしを置いてっちゃったのだ
その後、育ての母が家に来るまでの間、わたしと弟は祖母の知り合いに預けられていた
わたしは育ての母と折り合いがとても悪く、母親の愛情、というものを知らない
だからね、母親の愛情をたっぷりもらって育った人をどうしてもうらやんでしまう
それでも、いつの間にか生みの母、育ての母親との状況を
ま~、いいかぁ
って思うようになった
育ての母と折り合いが悪かったけれど、やはり影響は多大に受けている
育ての母はカーネーションを好まなかった
なので、母の日にカーネーションを買った記憶がない
そして、わたしもあまりカーネーションが好きでない
けど、急に今年はカーネーションを買ってみた
母が3人いるから3本だ 1本110円也、輸入物だ
ついでに、一重の芍薬も1本買っちゃった(コレは国産)
初日は手入れしてガッツリ水を吸わせる
今日1日、あーでもないこーでもない、さんざん触ったけれど3本のカーネーションをコレだ!って感じに魅力的にいけることができなかった
ぬぬぬ、の母の日の前日の土曜日の午後だった