吐きそうなほどの、思い入れ
もう、かれこれ20年近く経つのかな?
人生のどん底にいたとき、何度も人生のターニングポイントになってくださった先生に、ある展覧会に参加しなさいと言われた
そのときに選んだ花材が、イタヤモミジとテッセン
岩手の親先生にも
当時お世話になっていた先生方にも
花屋にも、止められた
イタヤモミジもテッセンも水揚げが難しい
水揚げが難しいということは、うまくいかず萎れた状態の作品になる可能性がとても高い
そして、その展覧会は通常の展覧会とはちょっと違う、格が高いものだった
だからこそ逃げずに勝負したかった
花屋に値段が張る割にしっかりしたものを用意できるか難しい花材だと言われていた
ただでさえ人生のどん底にいたのに、理想の花材が来るか心配で心配でいけこみの日まで毎日毎日吐きそうだった
なにも準備できない、なにも用意できない
保険を掛けることもできない
当日、初めまして、と花材に会う
一発勝負でいかなければならない
こんな経験をしてるから大抵のことは へ、でもない
久しぶりにとてもよいイタヤモミジが手に入った
運よくテッセンも手に入った
わたしにとってこの組み合わせはテッパンだ
やっぱりいいな、としみじみ思う
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