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馴染みの音(ね)
先日盛岡冷麺の件で書いた友人
同郷で上京時期もほぼ一緒だった
なのでいろんなことがかぶったりしてた
二人とも慣れない東京での独り暮らし
なにかとガッカリも多く
慎ましい暮らしぶりだった
そんな中でも
ちょっとした贅沢はそれぞれ楽しんでた
さて、突然だけど
東京といえば江戸切子
ガラス工芸が有名だったりする
で、
夏になるとあちこちで
ガラス風鈴が売られてるのを目にした
ガラス風鈴
南部鉄の風鈴しか知らない
岩手の山ザルの目には
それはそれは洗練された
都会のオサレな代物として映った
で、頑張って奮発して
厳選に厳選を重ね入念に入念に
選び抜いた一品を手に入れた
ワクワクウキウキ
スキップスキップで帰宅
早速窓の外に吊るした
……吊るしたのよ
けど
翌朝それはしまわれ
岩手から持ってきてた
南部鉄の風鈴に交代したのでした
ガラス特有の乾いた
『カラカラカラカラ』という音が
どうにもこうにも耳に合わない
体に合わない p(TωT;
うっそーん、と泣きながら
「はいはい、どうせワタスは
岩手の山奥からやってきた山ザル
都会の音にはなじめないのね」と
拗ねまくったのでした
っちゅうハナシを件の友人に報告したところ
「今週わたしもすっかり同じことした」
わたしがいたころ盛岡は
今時期、市役所と盛岡駅入口に
これでもくわぁぁ~~~っっっ!!!!!と
南部鉄の風鈴を吊るしてた
風が吹くと一斉に
ちりちりとそれは鳴って
とても心地よかった
今もそうなのかな?
そんなことを思いながら
今年も南部鉄の風鈴を吊るした
🐰南部鉄の風鈴はお財布にも優しい🐰
いけばな教室 西宮市
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