
働きたいんだろうね
今年は3日から仕事を始めた
ホテルなんかに正月花を飾ってるときは
大晦日も元日も関係なく
毎日手入れに行かなければならないけど
今年はそれがないから気楽なものだ
それでも年末ぎりぎりまで稽古したので
そのまとめなどをした
更に昨年末に依頼されていた打合せ資料を作り
6日朝出勤してきたら確認できるようにと
午前中にメールしたところすぐさま返信がきた
相手は所謂一般的な会社で9連休しているはずなのに、だ
会社アドレスに送ったわけだから
持たされているスマホで確認してるんだろうね
なかなかに仰天した

手持ちの竹を撮影する
浅田次郎さんの小説に
『椿山課長の七日間』というのがある
脳溢血で過労死した百貨店勤務の椿山課長
死んでるのに売り上げが気になって気になって
交渉して無理やり初七日までの間生き返らせてもらう
お仕事お仕事の現代に対しての皮肉が込められてる
ふと、それを思っちゃった

JR東海の子会社に他にも鉄道関係の会社に
勤めてたことがあるから
年末年始関係なくお仕事してる人がいる
は、わかってる
けど
そういった仕事のひとは所謂
閑散期にきちんと休んでる
休むときにきちんと休まないってどうなのかなぁ

まさかの返信に驚きメールを送るときも
日時を気を付けなければいけないと思った
いらぬ気づかいさせちゃうもんね
とか思うんだけど
結局椿山課長のように死んでも
働きたいひともいるんだろう
人生すべてお仕事がいいひともいるんだろう
お弟子さんに
「ここ(へなうさ工房)は穏やかで静かでいいですね」
と言われたことがある
とても嬉しい言葉だった
慌ただしくて余裕がない現代
ここに来たときだけは
心穏やかに静かに凪の時間を感じてほしい
ゆるゆるした時間があることを知ってほしい
今年ものほほんゆるりといけばなをやっていくのだ
いけばな教室 西宮市🐰
へなうさ工房:甲子園球場そば
090-8214-8739
8739sshuho(@)gmail.com
HP