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言葉で出来上がっている歌

私は歌をきいたり歌ったりするのが好きだ。

歌は楽器が奏でる音と、歌声と、言葉で成り立っているが、歌の主役は言葉であると思っている。

人間が勝手に判断する歌の下手や上手いはあるものの、言葉はそのものは変わっていない。

何で私は歌が好きなのかを考えてみると。

歌そのものも好きだが、歌の歌詞にある言葉から伝わる想いに感動するからだと思った。

失恋、恋愛、笑い、絶望、希望、別れ、出会い、人物に対する印象、物事に対する印象、故郷に対する想い、感情が3~5分という短い時間に濃縮されているのだ。

しかも、歌は言葉となって聞いている人の耳に届く。

言葉の受け取り方は人それぞれだけど、言葉は優しくその人、1人に寄り添ってくれている。

あるいは、その人にとって忘れられない存在となり、胸の中で響いている。

無理に勧めるわけではない。

私は言葉を便利な道具としか考えていないが、言葉は私が生まれる遥か昔からある。

そして、言葉と離れることなく一緒に生きているのだ。

言葉は近くにありすぎて当たり前のように用いているが、それが不思議なのである。

言葉は本当は私という存在そのものを超えているのです。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏




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