【観劇感想】The Great Getsby 2023
2023年11月27日㈪ 12:00開演のThe Great Getsby 2023 Classicチーム の公演を観てきました。今回はそちらの感想です。
思いついたことをざっくばらんに箇条書きにしていきます。あんまり内容(ストーリー)には触れません。内容に関する感想を書けるほどの語彙力も理解力も無いので……。
感想
・「ようこそ、ギャツビー邸へ」と劇場に迎い入れてもらえる
これは良い。観客もギャツビー邸のパーティ参加者なんだなあ……と思える。
観客がパーティ参加者というのは受付や誘導、物販のスタッフさんがギャツビー邸の使用人と服装が同じことからも感じることができました。
あとニックが舞台上で「招待状をもらった」と掲げていたのは多分入場チケットと同じ物だったと思う。芸が細かくて好き。
・前説
使用人の皆さんが少しずつ壇上へ。
この時まだ座席はザワザワしてた。
センターのバーカウンターでバーテンダーとメイドさんがボトルキャッチとかしてた。
前説の注意事項などの説明はテンションが高くて大変良かった。
そして、和気あいあいと写真撮影。
私も写真撮ったけど、如何せんスマホのカメラがよろしくないので、スマホで撮ったとは思えないくらいガビガビな画質だった。うん、残念。
・座席は残念かと思いきや……
初めて三越劇場に訪れて驚いたのは、座席に傾斜がなく、一階の座席の8割ほどがフラットだったこと。
私は今回ギャツビーシートを先行販売で購入しました。
当たったのは11列。通路が真ん前にあり、舞台から近いとは言えない席。
前の座席に身長の高い方が座られ、セットの一人掛けソファが隠れてしまいました。
「席運なかったなあ」と正直思いました。
しかし、いざ始まってみると、通路が目の前にあるので、キャストの皆さんが目の前を通過します。
ニック邸のお茶会のシーンでは充さんも目の前を通ってくれました。最高。
通路を歩くのも勿論お芝居の一部なので皆さんそれぞれに歩き方が違ってて楽しかった。
多分キャサリンがこちらを見てくれて微笑んでくれたような気がします!とても可愛かったです!!
あと、ペアで花道から降りる時は男性が女性の手を取り降りるのでその仕草を見られたのは良かったです。ジェイとデイジーのは特にときめきました。
結果、とても楽しんだので、良い席だったんだと思います。
・使用人の皆さんのパフォーマンス凄い!
パーティ参加者が続々とギャツビー邸を訪れて、盛り上がっていくと歌とダンスが始まります。
もうホントにパーティ!!(行ったことないけど)
照明もまるでクラブのように(行ったことないけど、イメージです)ギラギラとしていました。
・ジェイとデイジーの再会。お茶会のシーンが最高!
ジェイお抱えの使用人の皆さんがニック宅にずんずんと乱入。みんなお花を持っているのに一人だけ除菌係がいるのが良い。
ニックのツッコミが冴え渡っていてとても楽しいシーンだった。
ジェイがデイジーとの再会に緊張して、一旦ニック宅から脱出していたのも面白かった。
そして、ニック宅に戻ってきたと思ったら使用人の皆さんから身嗜みのチェックと除菌と視線?のチェックを受けてるのが可愛くて可愛くて。
肝心のお茶会ではニックが紅茶を準備するくだりでレモンがゴリ推しされてて笑った。ニックもお茶を出すときに「フレッシュなレモンティだよ」とデイジーの中の人ネタを突っ込んでて、自由な舞台なんだなあと思った。
ジェイとデイジーの仲睦まじい姿は微笑ましかった。陰から見守る使用人の皆さんも可愛かった。
・ジェイとデイジーの体格差にときめく
デイジー役の市川美織ちゃん。まるでお人形のように華奢で小柄。
ジェイ役の村田充さんは186㎝と高身長。二人が並んだときの身長差にとりあえずときめく。
そして、充さんの手が美織ちゃんのお顔に近づくと、お顔が小さすぎて充さんの手の平に隠れてしまうのが尊かった……
ダンスシーンとかお姫様抱っこのシーンとかどれも美しくて良かった。眼福、眼福。
・美織ちゃんのデイジーがとても可愛い。
デイジーは人妻。物語には役として出てこないけど、子供もいるらしい。落ち着きのある淑女かと思いきや、この物語のデイジーは天真爛漫。美織ちゃんが演じるとどことなく小悪魔感があってとても可愛い。
ジェイがデイジーに会えない間もずっと想い続けていられたのがよくわかる可愛さ。
充さんのお相手役が美織ちゃんで良かったなあ、って心から思った。
・ストーリーは悲しかったけど、面白かった。
物語の結末は悲しかった。
けど、歌やダンス、クスッと笑えるシーンも多く、主人公のジェイのキャラクターが愛おしくて、とても楽しい舞台だった。
どれくらいアドリブだったのか気になる。レモンティのくだりは台本に書かれていたのだろうか……台本買っておけば良かったなあ。
好きな人にやっと会えた(蛇足)
今回、この舞台を観に行こうと思った理由は主演が村田充さんだったからにほかならない。
高校生の頃、仮面ライダー響鬼を1話から見直した。
その時に村田充さんが演じる童子という役柄に一目惚れ。童子と芦名星さん演じる姫は敵役で毎回色んな鬼をモチーフにした衣装で登場していた。
それが毎回とても格好良くて、童子と姫が大好きすぎるあまり仮面ライダー響鬼の写真集を購入した。いまも宝物である。
仮面ライダーキバのビショップ様も大好きだ。
充さんを知ってからかれこれ15年ほどが経った。これまでもずっと充さんの演技をこの目で見たいと思い続けていたけど、貧困社会人だったので観劇のために北海道から出るのは結構ハードルが高かった。
今回、この目にその姿を焼き付けたいという念願が叶い、とても幸せでした。
生の充さん滅茶苦茶に格好良かったです!!
本当にありがとうございました!!
大袈裟じゃなく、生きてて良かったです!!
舞台を観るの難しいかも(蛇足②)
今回初めて本格的な舞台を観た。
観に行ってみて、私には結構難しいなと思った。「内容が」ではなくて、舞台そのものが。
壇上に物語の世界を作り上げるには、場所の切り替えが必要なときもある。今回だとメインのギャツビー邸以外に5ヶ所くらい変わったと思う。
ソファーやテーブルの位置が変わっただけだと、別の場所、別のシーンになったということが私にはなかなか認識できなかった。
あと、登場人物の見分けもほぼほぼ出来ていない。確実に見分けられたのはジェイとニックとデイジー、トムとウルフシャイムくらい。
衣装が揃っている使用人の皆さんは特にわからなかった。パフォーマンスにすごく感動したけれど個別に感想が書けないのはそのせい。
自宅で見るドラマや映画は確認のために映像を戻ったり進めたりしながら見たりできるけれど、舞台は生ものだからそんなことはできない。
目の前で繰り広げられる物語はとても面白いのに、舞台を観ることに不慣れなせいで色んな物を見逃したり聞き逃したりした気がします。悔しい。
舞台を観るのは難しいけど楽しかったから、また機会があれば観劇に行きたいです。