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出すのが先、入れるのは後 – 組織の成長と「出入口の法則」

社会人として15年
管理職として10年以上にわたり、
同じ組織を見守ってきた中で、
一つの興味深い発見がありました。

それは、誰かが辞めても、
数ヶ月後には必ず誰かが入ってきて、
組織がなんとか回ってしまうということです。

驚くべきことに、その過程で組織のレベルが徐々に上がっているのです。

この現象を説明するのに役立つのが、
「出入口の法則」
と呼ばれる考え方です。

この「出入口の法則」を簡単に言うと
「先に出さないと入ってこない」
ということです。

出入口の法則の実例
この法則は、単なる理論ではなく、私たちの日常生活にも見られます。

たとえば
呼吸: 「呼吸」という言葉は、「呼ぶ」ではなく「吹く」という意味の「呼」と、「吸う」という意味の「吸」で構成されています。
つまり、息を吐き出す(出)ことが先にあり、吸う(入)ことが後に続くというわけです。

電車: 電車では、降りる人(出)が先で、乗る人(入)が後です。これは、スムーズな移動を確保するための基本的な原則です。

また、「ギブアンドテイク(give and take)」の概念も、出入口の法則と深く結びついています。
「ギブアンドテイク」とは、「与える(ギブ)」ことと「受け取る(テイク)」ことのバランスを取ることを意味します。
組織や人間関係においても、まずは何かを提供し、その後に受け取ることで、信頼や成果が生まれます。

私の経験から言えるのは、組織のレベルが上がる理由として、常に
「こんな組織にしたい」
という強い思いがあったからだと思います。

つまり、理想的な人材を採用し、
空いたポジションに適切な人をはめ込むことが、
組織のレベルアップにつながったのです。

出ることや失うことは、決して悪いことではありません。
むしろ、それは新しい可能性や成長の前兆に過ぎません。
このような視点を持ち続けることで、
組織は常に前進し続けることができるのだと思ってます。

組織の成長や成功の鍵は、常に明るい未来をイメージし続けることです。
出ることを恐れず、新しいチャレンジを受け入れることで、組織はより良い方向に進んでいくでしょう。
また、ギブアンドテイクの考え方を実践し、まずは与えることで、より良い結果や関係性を築くことができます。
これが、出入口の法則を実践し、組織を成長させるための重要なポイントだと思います。

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