河合 晃司

介護施設の統括マネージャーとして働きながら、中小企業向けの組織づくりをサポート 20人…

河合 晃司

介護施設の統括マネージャーとして働きながら、中小企業向けの組織づくりをサポート 20人から100人規模の組織作りやNo.2への伴走支援をしています。

最近の記事

出すのが先、入れるのは後 – 組織の成長と「出入口の法則」

社会人として15年 管理職として10年以上にわたり、 同じ組織を見守ってきた中で、 一つの興味深い発見がありました。 それは、誰かが辞めても、 数ヶ月後には必ず誰かが入ってきて、 組織がなんとか回ってしまうということです。 驚くべきことに、その過程で組織のレベルが徐々に上がっているのです。 この現象を説明するのに役立つのが、 「出入口の法則」 と呼ばれる考え方です。 この「出入口の法則」を簡単に言うと 「先に出さないと入ってこない」 ということです。 出入口の法則の

    • 変化に対応する力

      マネージャークラスになると、変化するのは当たり前という認識の方が多いと思います。 が、一般スタッフには変化を拒む人が多いのが現実です。 時代の変化や社会情勢、テクノロジーの発展によって、 今やっている仕事がそのままで通用するはずはありません。 変化に対応することが必然です。 どこの会社でも、変化を拒む人が抵抗勢力になることは珍しくありません。組織改革を行う上で抵抗勢力によって苦労した人も多いはず… 変化を拒む背景には、以下の要因があると思ってます。 ・不安や恐怖 ・慣

      • 時間を奪う人 その2

        一時、ホリエモンの言葉が心に響き、本を読み漁った時期がありました。 特に印象に残っているのは、 「電話してくる人とは仕事するな」 です。 当時は、ホリエモンらしい言葉だなと思いつつも、 心から納得するには至りませんでした。 しかし、人手不足が続く現代、効率化や削減を追求する中で、 この考え方が今の時代に非常に合っていると感じるようになりました。 一つ前の記事でも時間を奪う人について書きましたが、 電話してくる人もその一例です。 中小企業では、専属のスタッフが少なく、 誰

        • 時間を奪う人

          効率化と生産性の向上に日々努め、少しでも効率よく働ける環境を作ろうとしています。 一分一秒、一歩一歩という 「ちりつも」 の努力を積み重ねているのですが、その努力を一瞬で踏みにじる人がいます。 福祉業界で働く中で、最も大きなコストは人件費です。 スタッフ一人一人の時間を効率的に使わなければ、無駄な出費となってしまいます。 別にブラックな環境を作るつもりではありません。 そういう意識は絶対大事だと思っています。 最近、半年に一度の定期面談を1時間かけて行いました。 振り返り

        出すのが先、入れるのは後 – 組織の成長と「出入口の法則」

          チャットGPTが教えてくれた「心の動き」の大切さと日報での感情振り返り

          チャットGPTの登場で変わること 最近、チャットGPTみたいなAIツールが登場して、仕事や日常生活が一気に便利になりましたよね。 情報をすぐに教えてくれるし、何でもすぐに答えてくれる。すごく助かるけど、だからこそ気づいたことがあります。 それは、自分や他人の 「心の動き」 をちゃんと理解することが、今まで以上に大事だってことです。 AIは確かに賢いけど、感情や共感みたいな人間らしい部分は苦手です。 だからこそ、私たちが自分や他人の感情をしっかり理解することがもっと重要になっ

          チャットGPTが教えてくれた「心の動き」の大切さと日報での感情振り返り

          部下への適切な負荷のかけ方

          リーダーとしての役割を果たす上で、スタッフの成長を支えることは非常に重要です。しかし、正しい負荷のかけ方がわからず、無意識のうちにパワーハラスメントに近い行動をとってしまうリーダーも少なくありません。このブログでは、リーダーがこの罠に陥らないように、効果的な支援方法を具体的に考えてみました。 適切な目標設定の重要性 明確かつ達成可能な目標を設定することは、スタッフのモチベーションと成長に直接的な影響を与えます。リーダーは、目標設定に際して、スタッフの意見を聞き、彼らのスキ

          部下への適切な負荷のかけ方

          職場での心理的安全性って、実はめちゃくちゃ大事!

          職場での安全性、これがあるかないかで、みんなの働きやすさが大きく変わるんです。安全っていうのは、心の安全、つまり心を開いても大丈夫だって感じることができる状態のこと。この環境が整っていると、みんなが自分のことをオープンに話せるようになり、自分の意見も自由に言えるようになります。 自己表現ができるようになると、個人は自分の考えや感情、意見を自由に表現することができるようになります。これにより、他の人々とのコミュニケーションが改善され、さらには自分のアイディアや提案が職場で認め

          職場での心理的安全性って、実はめちゃくちゃ大事!

          暗黙知の力

          スタッフが長く組織に留まると、ある種の安定感が感じられます。 これは単なる仕組み化やマニュアル化の成果ではありません。 「暗黙知」が大きく寄与しています。 暗黙知とは、個人の経験や勘に基づく、言葉にしづらい知識です。 このブログでは、暗黙知の重要性や形成方法、効果的な使い方に焦点を当ててみます。 暗黙知のメリット革新的な解決策の創出 暗黙知は創造性と直感に根ざしており、従来の手法では解決できない問題に対して独自のアプローチを提供します。これは、新たなビジネス機会の発見や製品

          採用フィードバックの効果

          勤務するのは中小企業ですが、年間20名ぐらいの方を採用面接しています。キャリアの中では500人ぐらいの方の面接をしていると思います。 今日から新たな取り組みとして、採用面接後に採用者に対して細かな採用フィードバックをすることにしました。 このブログでは、採用フィードバックがどのようにして候補者と組織の双方に利益をもたらすかを掘り下げます。 フィードバックがもたらすメリット1. エンゲージメントの向上 採用フィードバックは、新入社員が自身のスキルと貢献が明確に評価されている

          採用フィードバックの効果

          自己実現への道筋

          私たちが仕事をする上での最大の目標の一つは、自己実現を遂げることです。 このブログでは、自分自身のキャリアをどのように考え、どのように計画すべきかについて、具体的なアプローチを考えてみようと思います。 キャリアの全体像を把握する キャリアを通じて「より良い人生」を送るためには、まず自分にとっての「良い人生」とは何かを自問自答することから始めます。 人によって理想的な生活とキャリアの形は異なり、それを明確にすることが、目指すべきキャリアパスを定義する上で非常に重要です。 自

          自己実現への道筋

          「仕事ができる人」の定義とは?

          「仕事ができる人」とはどんな人か? 部下との会話でしばしば耳にするのが、「あの人は仕事ができる」という言葉です。 しかし、上司である私の立場から見ると、時にはその評価に疑問を感じることもあります。 部下の視点で「仕事ができる人」と 上司の視点での「仕事ができる人」は、 しばしば異なります。 実際のところ、上司からのできる人認定を受けない限り、高い評価を得ることは難しいです。 今日は、職場で「仕事ができる人」と認識され、評価されるために必要な行動や考え方について詳しくお伝えしま

          「仕事ができる人」の定義とは?

          自己学習が不可欠である理由

          私は学生時代、勉強が嫌いでした。 こんなことを勉強して将来何のためになるんだろう・・・ 本気でそう思って勉強が嫌いというか身が入らない学生生活を過ごしてきました。 しかし、現在では時間があれば読書や学びになる動画を見たり、積極的にセミナーに参加し、学んだことを少しでも仕事でアウトプットできるようにと考えています。 管理職の立場となり、より成長するためには自己学習が欠かせない。 誰かにやれと言われた勉強だけではとてもビジネスの世界ではやっていけない。そんな危機感を持っています。

          自己学習が不可欠である理由

          信頼を築くために小さなことから

          毎日の生活の中で「信頼」を築くって、すごく大切ですよね。 職場でも家庭でも、信頼があればコミュニケーションがスムーズになって、みんなで協力しやすくなります。 ちょっとした行動や心がけでどうやって信頼を深めていけるか、具体的な方法を考えていきます! 約束はキッチリ守る 約束を守るって基本中の基本。 会議の時間に遅れない、任された仕事を期限内に終わらせる、そういう小さなことが積み重なって、周りからの信頼がグンと上がります。 たとえば、「後で連絡するね」と言ったら、忘れずに本当

          信頼を築くために小さなことから

          主任に求める人物像

          はじめに70名から80名前後の従業員がいる介護施設を運営する会社の統括マネージャーです。 直属の部下が8名います。 今日は、その部下たちに求めている人物像を書き出してみました! 方針をしっかり伝える 主任は会社の意図をしっかりと掴み、それを部下に分かりやすく伝える役目があります。 複雑な内容も簡単に説明して、自分の経験を交えながら情熱的に話すことが大切。「初めて聞いた、知りました」と言われないようにしましょう! 常に学び続ける 業界は日々進化しています。 主任は常に最

          主任に求める人物像

          日報と週報のチカラ

          多くの人が 「日報」は毎日行う報告 「週報」は週に一度の報告 だと単純に考えがちです。 私もその一人でした😅 部下に対して、質の高い報告をして欲しいし、それに対して上司として適切なフィードバックを提供したいと思っています。 しかし、実際には「日報」と「週報」は、その目的と意味において根本的に違います。 この記事では、その違いを書いていきたいと思います! 日報って何が目的? 日報は、ざっくり言うと「毎日の管理ツール」です。 このレポートは、スタッフが毎日何をしているか、ち

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          「一倉定の環境整備」読書メモ

          メモしておきたいフレーズ

          「一倉定の環境整備」読書メモ