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息ができなくなって絵本を買う
久々に、ドカンときました、パニックが。(五七五)
大したことじゃない、頭ではわかっていても、もう終わったみたいな気持ち、うずくまりたくなる。
パートナーいわく、わたしは嫌われたくなさすぎて、勝手に嫌われるムーブに入ってしまうようだ。自分でも薄々感じている。これが認知のゆがみってやつなのか?
嫌われるのが怖すぎる、ならばそもそも好かれなければいい、なんなら好かれたら怖くなって逃げだす、みたいな。
パニックで肩で息をしながら、うずくまらないように、とりあえず本屋に入る。
ハアハアしながら、本を選ぶわたしの後ろを店員さんが2回ほど通り過ぎていく。
バレてないかな?わたし不審人物?
そこで、目が合った。
絵本「いちじくのはなし」しおたにまみこ著、の表紙のいちじくと。
あたまを羽でかざって、なんとも言えない表情でこちらを見ている。どういう気持ちなのか、ほほえんで、とくいそうな顔でやっぱりこちら見ている。
よし、決めた。
買おう。
セルフレジ万歳、ハアハアしながらお会計をして、ちゃんと買いましたよとレシートをにぎりしめ、絵本をだいて外に出る。
少し、息が楽になった。
よかった。
ありがとう、いちじく。
追記
絵本を読んだ。最高だった。
読んでみて、表紙のいちじくの表情に納得した。絵で伝えられるって、本当にすごい。裏表紙のマシュマロの表情も最高。