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奇跡はあなた自身から始まる

「シンクロニシティ」、という言葉を聞いたことがあるだろうか。

心理学者のユングが提唱した、意味ある偶然の一致。例えば、昔一緒に働いていた人で親しかったけど最近会っていないな、と思った時にその人からFBの友達申請が来たとか、偶然仕事先で出会ったとか、そんな出来事って誰しも体験したことがあると思う。

昔私が付き合っていた彼氏とある日ケンカして、これはもう別れるのではないかぐらいの険悪なムードになったことがあった。(原因がなんだったか忘れたので、些細なことだった)毎日電話していたのに、しばらく話をしていない。そもそも会社も住んでいる沿線も違うので、顔を合わせることもない。このままフェードアウトで別れるのか?となった時にふと、一緒にいて楽しい時間を過ごしたことは事実だし、嫌いな訳ではないのにこんなくだらないことで別れるのもなんだけど、どうせ別れるなら直接本人に自分の気持ちを伝えて、話し合いをして、それでもわかり合えなかったらキッパリ別れようと決めた。

そう思い立ち、当時彼が住んでいたアパートの近くまで、自分が住む家の近くからバスが通っていたので、早速乗りこんだ。その瞬間乗り合わせていた彼と目が合ってお互いビックリ。家に帰るだけなら彼はこのバスに乗る必要はない。こんなことってある?きっとこの人とは縁があるのだなと思い、そのままバスに乗りながら話をして結果お互い正直に自分の気持ちを伝え合い、仲直りしたの彼が今の旦那。たまたま、と言えばそれまでだけど私はこれは何か繋がっていると感じた。

仕事でもこんなことができる人いないかな、とかこんなことしたいな、とか思っていると必要な人や会社と出逢う。もちろん家に座っていて出逢うわけでは無く、自分としては日々考え、人と会い、いろんなところに出向き、と行動した結果に出逢う。ピンチに陥った時にも、ヒントを与えてくれたり、助けてくれる人が現れる。まさに集合的無意識。人は皆繋がっているのだ。人は1人だと何もできない。だから無意識で繋がっているのではないかと思う。

大学生の頃から現在まで、そんな体験を多々しているので、というか「認識」しているので自分に起こることには意味があり、どんなことであっても自分にとって必要なことで、善いことだと思うようになった。なので、一見ピンチだと思うようなことも冷静に受け止められる。後からユングのシンクロニシティについて学ぶ機会があり、腹落ちした。

ここで言いたいポイントは、困った!とかこれやりたい!とかネガポジどちらでも良いのだけれど特に自分の感情が揺さぶられる出来事が起こった時に、悶々と悩むよりも、立ち止まるよりも行動することが重要だということ。その行動が自分が「奇跡」と思えるようなことを呼び込む。

奇跡だと思うことって誰でも経験している。まず人として生まれたことがすでに奇跡。「遺伝子のスイッチ」の著者、故村上和雄筑波大学名誉教授によると、生き物が生まれる確率は、1億円の宝くじに100万回連続して当選するような確率だそうだ。ということは、生まれだだけで相当な運の持ち主だということになる。

こんなことがしたい、こんな人になりたい、など誰でも思い描くと思うけれど、どうせ自分には無理、歳だからできない、お金がないから厳しい、など諦める人も多いと思う。が、すでに強運のもとで生まれてきた訳なのでそんな考えはナンセンス。

まずこうなりたい、と強い思いを描く。なるべく具体的なゴールのイメージ。そして作戦を立てる。作戦が思い浮かばなくても直感に従ってでも一歩一歩行動していく。明るくいるのがポイント。途中段階にうまくいかないことはあっても助けてくれる人が現れたり、お金が入ってきたり、それまでできることができるようになったり、結果自分が描いたゴールには達成できる。

とはいえ、日常でもそのことを認識して生活していくと自分にとって必要なもの、偶然過ぎる出会い、を自然と引き寄せられるようになる。

私の2歳になった甥は、最近外に出ると知らない人でもハイタッチしに行く。ハイタッチされた人は、誰でも優しい笑顔になる。それだけのことで人をハッピーにさせるとは、すごいなと思う。見習って知らない人にハイタッチ求めに行くのは、流石に私でも気が引けるのでハイタッチなノリ=明るくご機嫌、で初めて会う人に明るく接することが、先にある奇跡に出会う第一歩な気がする。

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