やり残した秋の手しごと
寒さが日に日に増してまいりましたね。
みなさま、風邪などひいていませんか?
私も朝起きたら喉が少しガラガラしていたので慌ててハチミツを舐めました。
昨日は10月に仕込んだ柿酢を濾しました。
例年は2月まで待ってから濾すのですが、今年は暖かな日が続いたせいでしょうか、実を長く樽に入れていたら小蝿が発生してしまい、予定より早めの絞りとなりました。翌日になっても作業室中がお酢の香りが充満しています。
そして味噌仕込みの準備で麹が大量に届くので冷凍庫の整理をしていたら、なんと青梅が5キロも出てきて、自分にびっくりです。
でも寒くなるこれからの季節は酵母の活動が緩やかなので、実はちょうど良い梅シロップ作りの時期かもしれません。アルコール発酵の心配も少なくて安心です。
他にも冷凍庫の中に米糠の袋がずらりと並んでいるのを見つけました。
長年の経験から、秋から冬にかけて仕込んだ糠床は、なぜか特に美味しい漬物に仕上がるんですよ。
高知から届いたスダチも待機中で、手作りポン酢も作らねば…
発酵や保存の手仕事は、丁寧に向き合うことで、素材の個性が引き立ち、より深い味わいになるように思います。
これからの季節、暖かな部屋で、ゆっくりと手仕事を楽しみたいと思います。皆さまも、お体に気をつけてお過ごしください。