備忘録vol.05「成功者の輪に入る」
朱に交われば赤くなる
しばしば言われることですが、自分の「現在」を作り出しているのは自分自身の過去の選択です。もしも今、自分の環境や経済状態が思った通りに行っていないなら、それは自分のこれまでの選択がどこか間違っていたということになります。
環境とは友人関係など主に人間関係がその主要な部分を占めると思っています。朱に交われば赤くなる。社会的存在である我々人間は、ほんの一握りの人を除き一人きりではうまく生きていけないのです。どんな人を交遊相手として選んだらよいのでしょう?悩むところです。
とはいえ、どこかの孤島で一人きりで生活している老人もいます。それはそれで完結した生活だと思いますが、自分はやはり誰かと関係を持ちながら理想の生活を味わいたい。だから交友関係には気を使ってきたつもりですが、これまでたくさん、絶望的な交友関係を自ら作っていました。
例えば会社を経営していた時、たまたま儲かっていたらお金を狙っていろいろな人が近づいてきました。そうして、己が選択を誤ったばかりに大金をドブに捨てることもあれば、逆にたまたま採用したアルバイトの子がものすごくよく働いてくれて業績があれよあれよと伸びたり。これら全て、自分が招き入れた結果です。
夢中で仕事に取り組んでいるとき、自分ではものすごく慎重に人を選んでいるつもりでも事実、裏切られたりします。お金がからむとややこしくなりますね。大抵は、自分がお金に目がくらんでいる時は騙される(または貪られる)ことが多かった。神様が見ていて自分を懲らしめたのでしょうね。
成功者の輪に入る
「あなたの年収は、とっさに思い浮かべることができる友人5人の年収を足して5で割った金額です。」ってよく聞きませんか?
えっ?ということは、例えば年収1億になりたいと思ったら、そういう人を狙って交友関係の輪に入ればいいのか!?かつて自分も漠然とそんな風に考えました。そうして高い年収を誇る「〇〇クラブ」に高いお金を払って入会してみたりそして。浅はかです。
ここまでの話で、単純にお金をたくさん作る人が成功者というわけではないのはお分かりかと思います。世の中には、お金を抜きにして様々な知恵を与えてくれたりする人も存在します。見つけたら決して離してはいけません。
自分にもそういう存在がいます。その方のおかげでビジネスを軌道に乗せることもできました。そしてビジネスを手放した今も交流を続けています。彼が数十年に渡り授けてくれたヒントや提案、たまにいただく「苦言」も全てありがたく汲み取ってきました。自分の成長はこの方なくして語ることはできません。本当の成功者の輪に入る、とはこういうことをいうのです。
「心のメンター」みたいな存在かもしれません。人生の節目で酒を酌み交わし、新たな方向に転換することもしばしばでした。大丈夫。必ずそういう存在に巡り会えます。どんな人も常に守護神が見守っているから。大切なのは「サインを見逃さないこと」です。
「心の成功者」になりましょう。それはたとえ苦境に陥った時でも救いの手が差し伸べられる「人格者」に自分自身がなることです(自分は宗教家ではありません)。多くの場合それは自分よりも年上の人生経験豊富な人かもしれません。
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