Lies of P -その嘘は真実か、偽善か-
https://store.steampowered.com/app/1627720/Lies_of_P/
■steam XBOX-gamepass
■1人用
■ソウルライク系アクション
■プレイ時間 48時間
発売したね!!韓国発のソウルライクアクション
主人公はこの美美美少年のピノキオ君
モチーフとしてダーク童話デザインの「ピノキオ」
私は昔ピノキオがこわくて苦手だったのでなんかホラーモチーフと組み合わさっていい感じだった。
いつものように前半はネタバレなし、後半はネタバレを含む感想です
ネタバレなしエリア
難易度
って言っても実は私ソウルライク系ゲームまともにやったのこれが初めてなんですよね…
所謂フロム系はデザインが好みでないのもあってモチベがなくて進まず…他のソウルライク系もあまり…?一応ソウルライクらしい仁王とかはマルチでやったりしてたので、あまり体感として正確ではないんですけど
・敵の攻撃に対してはジャストガードor回避が有効
・武器のカスタマイズができる+投擲物がつよめ
っていうのもあって、たぶんブラボ系とくらべるとちょい簡単…になるんじゃないだろうか…
っていってもぬるいわwwって感じでもなくてジャストガードじゃないとじり貧になるし、ボスもジャスガできないと対処できないのがあったりする。
あとジャスガできるほどメリットがめちゃくちゃあるように感じたので、そのあたりを加味すると、私みたいなソウルライク初心者向けかもしれない。
育成
育成要素は主に
・武器
・プレイヤー(ピノキオ)
・腕の能力
の3点で、とくに武器はかなり面白いなと思ったのが、柄と頭部で分解することができて、すきな頭と柄を組み合わせて武器を作ることができる点。
武器のモーションは柄で決まり、攻撃の部分を頭に依存するので、モーションはこれが肌に合うんだけど火力が足りない…とか、そういうのを武器合成で回避できる。
これもソウルライク初心者には本当に助かった。
それはそれとしてソウルライク系でよく見るプレイヤー(ピノキオ)の強化要素もあるので、自分の気に入った構成で最後まで走り切れるのがとてもよかった
ストーリー
舞台は「クラット」という架空の街。
地下の古代遺跡から”エルゴ”という物質が見つかって以来、パペット(自動人形)産業で他のどこよりも栄華を誇っていた。石化病という流行り病を抱えつつも、他国を相手にいよいよクラットの素晴らしいパペット産業をお披露目…としていた矢先に突如人形たちが牙をむき、街はあっという間に血の海になってしまった。
プレイヤー(ピノキオ)は駅で目を覚ます。
自身を作ったゼペットを探すために、地獄と化した街で自分は人形か、それとも人間になっていくのか、そんな選択を繰り返していくストーリーです。
ストーカーズという人形を破壊するために活動する組織や、パペット製造をしている会社、それから人形と共に生きてきた人たちの生活なんかをみながら自分探しをしていく…といった感じ
個人的にはめちゃくちゃよかったなって思うしとにかくピノキオ君のビジュアルが良いのでロールプレイするのも滅茶苦茶楽しかった。
このモチベがなかったらクリアまで行かなかったかもしれん。
美しく荒廃する、濃霧の町
そもそも結構ゴシック童話系のデザインが好きなのもあったんですけど、かなりフィールドの雰囲気が良かった。途中でバイオRE4やった?とかヴィレッジやった?みたいなのはあったけど
とてもね~~~よかった
じめじめしててちょっと薄暗い街並みと、そこをキリキリ言わせながら徘徊する人形の組み合わせが美しかった…ビジュアル好きな人さわりでもいいからやってほしい
まとめ
高難易度!とか激ムズ!!とかっていうけど実際はそんなこと多分なくて、苦手な人でも遊べるように逃げ道はたくさん用意されているように思う。
道中にいる強モブも知恵を使って有利に戦うことができるし、相手に与えられるデバフを強化できたりもするし、そもそもジャスガが上手い人なら相手の武器をへし折ってかなり気持ちよく戦えると思う。
ので、モンハンでいまだにソロだとまったく遊べない私ですらなんとかなった、楽しく遊べたのでぜひぜひ!気になっている人遊んでください。
まじでずっと永遠にキノピオ君の顔面がよすぎる
以下ネタバレエリア
このボス踏み込みの股下5mくらいある
※こっから下はED画像とか使ってるのでご注意ください
人間は醜くて美しくて
この街の「全滅まであと一晩」くらいの空気がとてもよかった。
そうじゃなくても石化病が広がっていて、もう終わりだな、って誰もが思ってたのが要所要所から伝わる。
特にこちらも死に戻りを繰り返しながら1歩ずつ前に進んでいるのもあって、彼らの絶望がただのフレーバーじゃないというのが伝わってくる。
そして生き残っているわずかな人間たちも、みんなどこか壊れてしまっていて、でもそれが正気で、まともに話が通じそうなやつらはみんな刃を向けてくる(そして理解しあわずに問答無用で任務をこなすその様はまるで人形のようでもある)という図式がまじで滅茶苦茶よかった。
人間とは「嘘」がつける存在である。
その嘘は誰かを傷つけもするし、癒すこともできる。
その醜さと美しさが十分に描かれていて、私はこのゲームを走り切ってよかったなと思っている。
MV見るたびにピノキオ君の顔面がよすぎて「え!なにこれやりたい!!」って思っては「ソウルライク系…」と落ち込んでいたんだけど、武器カスタムのおかげでマジでなんとかなった
ソウルライク系好きな友人が「だんだんボスの動きが見えてくるのが楽しい」って言ってたんだけどこういうことか!!って気持ちになれたのも大きな収穫だった。
今度会ったらこのゲームの話をしたいなと思っている。
ほんとに楽しかった。多分定期的におもいだしてやりたくなるやつだ。
しかしなんでこんな海外のゲームって駄目な父親が出てくるんだ
どんだけやっても息子は死んでるし、そんなのだから息子に恨みつらみで恨まれたまま死に別れするハメになったんでは…?
結構最近やる海外のゲームのダメンズ父みんなそんな感じで海外だとあるあるなのかもしれん
この肖像画、人間性が最大になると武器として鼻が取れるんですけど、私はマジでラスボス手前とかだったので結構後半でした
あと人間性最大でピアノ演奏すると実績解除できるっぽいのでそれやり損ねたのがまじで悔やまれる
そんな感じでやり残しとか取り逃し要素もかなりあるので2周目いくぜ