パラノマサイトFILE23本所七不思議-みんなの学校に七不思議はあった?-
私のところはなかった。
https://store.steampowered.com/app/2106840/_FILE23/
■switch・steam・スマホ
■一人用
■プレイ時間8時間ほど
スクエニ出身、呪い呪われミステリーアドベンチャー
ちょびっとひやっとするホラーが楽しい季節ですね
私は昔からホラーやらミステリが大好きだったのでそういうジャンルをやりたい時期なのかも。あるいはアドベンチャーを求めているのか…
そんなわけで突然スクエニから出て圧倒的好評をかっさらっている謎のゲーム「パラノマサイト」をやりました~~~~
いつものように前半はネタバレなし、後半はネタバレありの感想です。
どのくらいネタバレしてないかというと物語には一切触れてないけど、バランスのよさをほめてるくらいの量です。
(ネタバレなしエリア)
突然グワー!!と脅かしには来ないので安心してください
ホラーと一口に言ってもジャンルは結構その中にもあると思ってて、
突然の音でびっくりさせてくるようなタイプ
徘徊する化け物から逃げるタイプ
要所要所に出てくるだけで基本はストーリーがメイン
みたいな
今作はそういうジャンルのなかでも「ミステリ」に比重が重めなもので、常に緊張感にさらされていて…というより謎解きが9割くらいです
序盤だけ突然爆音で演出はいるのでそこだけびっくりしました
なので音でビビらせてくる系ホラゲー苦手な人は安心していいと思う
グロもほとんどない
コンパクトで満足感のあるストーリー
この作品のいい点はマジで「コンパクト」なこと
プレイ時間が大体10時間未満くらいなのでけっこうさっくり?とおもいきやめちゃくちゃ丁寧に作られ、整えられていてすっごい満足度が高い。
だらだらと要らない会話が延々と続く…とかではなく必要な情報が展開されていくだけだが、そのなかにキャラクターの性格が伝わるような描写が含まれているので、キャラクターとしても愛着がわく
そしてみんなどこか真夏の熱帯夜のようなじっとり感を漂わせている。
プレイ時間は短いものの、しっかり作りこまれていて非常に面白かったし、ずっと続きが気になって先が知りたくなる。
ミステリーとしても読み物としてもとても良い作りなのでぜひやってほしい。
本当に10時間未満に納まっているが故のテンポの良さは素晴らしい
ボイスがないのも相まってダラダラ感を無くしている+わかりやすくテキストがまとまっているで、本当にダレるところがないのがいいところ
ネタバレありエリア
令和版「街」
です。
古のゲームに「街」ってアドベンチャーゲームがありましてね…
実写のアドベンチャーゲームなんですけど、これも群像劇系謎解きアドベンチャーゲームなんですよ
(ふひきーさんの実況に飛びます)
https://www.youtube.com/watch?v=FGAAZNx9MC0&list=PLmt10APxZMdVwxfxgdmFd4wBojYPT8U3e&index=1
やっててほんとにずっと「うわーーーー!!!!街システムだ!!!!」って喜んでたんですけど、ほんとにずっと街だった。
まじで街もめっちゃ面白いので、もし興味沸いた人いたらぜひ触ってほしい
(PSですが…)
ちょびっと予想と違ったところ
この手のゲームって情報誌入れようとしてもネタバレされたくなくて、まったく情報入れられなくて困りがちなんですが、今作も例にもれずネタバレを踏まないようにふわっと見た情報の限り「呪いをかけてかけられての能力バトルっぽいことをするアドベンチャーゲー」だったので、もう少し融通が利くストーリー展開なのかなと思ってた。
それこそどんどん出てくるキャラクターの中には普通の人と呪いの能力者がいて、この人は同じ能力者かを考えながら会話して、見破り次第呪い殺す!みたいな…それの正誤で展開が変わったりする…みたいな?
もうちょっと”推論”アドベンチャーなのかな~って思ってたら群像劇ものだったからその辺はちょびっと残念だった。
もし今後も呪う人たちの能力者バトルゲームができるならぜひそういう「こいつは本物か?偽物か?!」を考察しながら遊べるものができたらうれしいな…そしてもうすでになんかそういうゲームあったら教えてください
あとはちょっとTIPSが使いにくかったかな…というところか…?
このキャラが持っているのは「これ」で能力は「これ」の参照がぱっとしにくかった印象がある
ちらっとこの呪詛珠の持ち主はこれ、っていうのがまとまったTIPSをどっかで一瞬見たんですけど、それがどこにあったかもうわからなかった
ので、ぱっと「こことここ」を参照すれば状況整理できるエリアがあったらよかった…のかもな…個人的には……ですけど…
多分私が求めていた情報は人物と呪い殺されないための条件を踏まないために立ち回る方法だったので、それがまとまってたらよかったなぁと感じたのかもしれない。
かわいい後頭部
ねぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ミヲちゃん可愛すぎる~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
目ェかっぴらいてるのも好きだし半眼も好きだし国家権力応援してるのも好き
ほんとにマジでかわいい
ミヲちゃん、結構全編通して一番安定感があって賞味だれよりも頼りになってるのすごいいい。
というかこの世界の大人たちみんなどっかカッコ悪いから、子供がかっこいい、というのがすごくいいよね…ミヲちゃんのほっぺおいしそう…。
青年期のエリオとかはすごいシャキッと今の子っぽい書かれ方をされてて、変に昭和昭和してない感じとかもあったし、なんかそういう「古すぎて今の子にウケない」のを避けてるような雰囲気もめっちゃバランスが良かった。
この手のアドベンチャーゲームって、どうしてもキャラクターの個性や関係を描くために日常パートとか、雑談パートみたいなのはいりがちで、それが多いほどダレてしまいがちなんだけど、そういう雑談ができる限り少なく・常にメインストーリーが動いている・謎解きのためのストーリーが展開している・という仕組みなのもあって、全然中だるみ知らずで駆け抜けられるのがいい。
あとキャラクターデザインも奇抜じゃないのがいい。。。
ちゃんと当時のファッションなのがいい。
このゲームスタッフロールの人数少なすぎてビビり散らかしたんですけど、逆に人数少ないからスタッフさんが愛をこめて丁寧に作ったんだなぁっていうのもわかってよかったな…
どうやら続編物として作られたらしいので、また新作出たら買うと思う。
とてもよかった!!!